7May
今回は個人的に溺愛するシャロークランク、飛鳥60SRのレビューです。
<飛鳥60SR スペック>
潜行角:普通
高い直進性で、狙ったカバーにタイトに当てる
メーカーHPの説明通り、直進性が高く狙ったコースをトレースしやすいクランクです。
早巻きしても千鳥ったり曲がって泳ぐことがないので、「この岩に当てたい」、といったシチュエーションに重宝しています。ストラクチャーにコンタクトした際にも「ヒラ打ち」をして横を向く事が少なく、リップラップにガンガン当てながら引いてきても、トレースコースのズレにくさは秀逸と感じます。
横を向きにくい事のメリットは他にもあって、ヒラ打ち後に次のストラクチャーに引っかかってしまうような根がかりが避けやすいです。
また、障害物に当てた後に大きく跳ねないので、カバーをタイトに狙えるメリットもあると思います。
また最大潜行深度は1.2mですが、イヴォークのように潜行角が浅くないので、短い助走で素早く潜らせて、確実にボトムのストラクチャーに当てるのに向いている気がします。
RB-Mショートシャンクの#4フック装備
標準装備はトレブルRB-Mショートシャンク(がまかつ)の#4と思われます。
思われます・・・というのは、以前メーカーHPにはショートシャンクでは無く「RB-M」と表記されていました。
トレブルRB-Mショートシャンクが発売前だったからかもしれませんが、間違えて買ってしまいました。
大して違わないのでは?と思われるかもしれませんが、マニア的には大問題なのです(笑)。
RB-Mだとシャンクが長いし重くなってしまうため、フックの慣性が大きくなってウォブル幅が大きく、ピッチが低下してしまう・・・はずだと思いますので。
(写真左:RB-Mショートシャンク 右:ノーマル)
(がまかつトレブルフック標準自重リストより)
植物系カバーには強くない?
ハードストラクチャーに当てた時は、横を向きにくく根がかりしにくいのですが、ベジテーションカバーには強くないように感じます。
赤野井の枯れハスやパラ葦で使うと、イヴォークやショットオメガビッグ62の方が遥かに引っかかりにくい印象でした。
【1mも潜らない!?イヴォーク1.2(デプス)インプレッション】
原因の一つが大きめサイズのフックにあるのでは?と考え、最近はフロントフックのみトリニティS-1の#4に変更しています。
重量は0.67g程度でRB-M SS と近いのですが、フックポイントが内側に傾いているため、ゲイプ幅が狭くなり引っかかりにくくなる事を期待してのチョイスです。
ただ、それでもやはり植物系カバーにはあまり強くなりませんが・・・。
尚、カバーで使うとフロントフックがすぐにダメになってしまうため、単価が安いのもこのフックのメリットです。
いずれまた、別記事にしたいと思っています。
フック暴れ防止の特殊パーツ
フロントフックのアイ部分は特殊な設計になっており、前後からプラスチックパーツがせり出すような形になっています。
これによってフロントフックが前後に暴れにくくなるとの事です。OSPルアーのような横アイでも同様の効果が得られると想像しますが、この仕組みだと通常の縦アイになるため、フックの選択肢が多くなるのはメリットかなと思います。
(横アイだと最近のトレブルフックはセンターバランスにならない物が多いため、個人的にはそれを避けたいのです)
ただ、駆け出しクランカーの自分には、フックの前後暴れを抑制するメリットがそこまで理解できていないのですが・・・。(誰か教えて下さいw)
アクションはハイピッチ、重心はフロント寄り
売りのハイピッチアクションは間違いないと思います。
バルサより上?と言われると困りますが、プラ製クランクでは間違いなくトップクラスと思われます。
アクションの重心はかなり前寄りなため、あまり頭を振る感じではありません。
そのせいかテールの振り幅はしっかりしており、シャッド的なタイトアクションでは無く、クランクらしいウォブル幅がある気がします。
引き抵抗は小さく快適で、前述のように泳ぎも安定して千鳥らないため、早巻きがやりやすいです。
ただ、個人的にはクランク=カバーに当てる物、という固定概念が大きいため、あまり中層早巻きで使った事はありません。
中層で使うなら逆に千鳥る方が良いのかな?とも思いますし。
ハードカバーコンタクト用クランクのお気に入り
個人的には以上のように、リップラップのようなハードカバーに、このコースで当てたい!という時に溺愛しているシャロークランクです。
特徴あるルアーなのでシチュエーションは選ぶかもしれませんが、さすがに加藤誠司プロ渾身の一作というだけの事はあるのかなと。
入手もしやすいので気兼ねなくカバーに打ち込め、自分の中では常にスタメン的役割の1品です。
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