アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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ポッパーはトーナメントウェポンになり得るか? – HOT第2戦本戦レポート

お待たせいたしました、それでは浜名湖オープントーナメント第2戦の、試合当日について書いてみたいと思います。

●残された5つの選択肢

前回の記事で触れたように、前日プラで最も堅いと期待していたフラットのワインドパターンを喪失。
自分に残された選択肢は、以下の5つと考えていました。

キーパーパターン①:奥浜名湖のハードボトムのピンを狙うカバーシャッディング
→1箇所のみ、キビレ1枚は堅いと思われるピンが残っていたものの、数、サイズ共に期待できない。
ただし勝負は数投で決まるため、時間は要らない。

キーパーパターン②:奥浜名湖各所のストラクチャー周りのシーバス
→核心的な場所が無いので時間がかかる上に、動きが早くリスクが高い。
リミットを揃えるのが難しい上、アベレージサイズが中心で、もし揃っても2kg台中盤程度と思われる。

キーパーパターン③:庄内湖のクロダイ・キビレポッパー
→エリアが広く時間は掛かるが、プラでは最もバイトを獲れた上、グッドサイズが揃えば3kg台に届く可能性が高い。
ただしそもそものフッキング率が低く3枚揃えるのが難しい上、雨・風などの環境変化に弱い(ような気がする)。
加えて自分の習熟度の低いメソッドのため、トーナメントでメンタル的にやり切れるかに不安が残る。

キッカーパターン①:表浜名湖のシーバス
→表の個体数減少とクリアアップのため、プラではついに魚を触れず。
ただし2か所だけグッドサイズが付く場所を確認できており、チェックに時間は掛からない。
釣れる可能性は極めて低いが、もし獲れれば1尾2kgクラスでジャンプアップの可能性も。

キッカーパターン②:奥浜名湖のキッカーシーバス
→風・流れ・濁り・ベイトなどが上手くリンクすれば、特定の場所で60cmクラスの可能性あり。
しかしまとめて釣れる感じは無く、もし獲れても1本。

・・・といったところで、3枚を揃える自信を持てるキーパーパターンは1つも無く、キッカーパターンに至ってはほとんど運頼みの状態。。。
このため、今回は優勝の可能性は無いと考え、ともかくリミットを揃えて3kg台、シングル入賞を目標に設定しました。

ハードボトムのキーパーパターン①でキビレ1枚は堅いと踏んでいたため、これは確定。
②と③で残りの2尾を確保するプランを立てましたが、エリアが遠くチェックに時間も掛かるため、両方は選べません。
クロダイ・キビレポッパーか、それともストラクチャーのシーバスか?
迷いを残して眠れないまま、当日の朝を迎えました。

●小雨降る朝

試合当日は雨の予報。
しかし朝のスタート前、雨脚は弱く、風も穏やかで静かな湖面が広がっていました。
そこでポッパー・シーバスどちらの可能性もあると考え、よりウェイトの期待できるキーパーパターン③の庄内湖のポッパーパターンをメインプランに据える事に決めました。

●朝イチのキッカーシーバス狙い

フライトは30番台後半と遅かったものの、朝イチは居場所が見えていた表浜名湖のキッカーシーバスを狙いに行きました。
もし奇跡的に2kgクラスが入れば、ぐっと楽になる・・・と淡い期待を抱いていたもののノーバイト。
やはりトーナメント本番に、そうそうラッキーは起こりませんね。。。

予想よりも下げ潮の効きが悪く水位も想定より高かっため、予定していたもう一箇所のポイントはパスして10分で表浜名湖を後にしました。


●風とポッパーパターン

続いて庄内湖に入りますが、ここで早朝よりも風が強まり出していたのに気付きました。
そこで風裏エリアからスタートし、一流し目からポッパーにバイトが出るものの、やはりフッキングに至りません。
「これはこういう釣りだから」と自分に言い聞かせ、努めて淡々とキャストを繰り返します。
ファーストヒットを得たのは8:00過ぎ、45cm、1200~1300gクラスのグッドサイズのキビレでした。

20150615_112148

バイト自体は多かったため、もしやこのエリアで揃えられるか?と期待しましたが、ポイント移動後はノーバイト。
やはり反応のある場所は限られているようで、簡単な状況ではありません。
それでも10:00前頃に2本目となる45cmクラス、少し痩せた1kg強のクロダイをキャッチしました。

ここまで3時間で2本、バイトは計8~9バイト。
このままやり切れば・・・との思いも頭をよぎりましたが、風が強さを増してくる中で、刻々と反応が悪くなってゆくのを感じていました。
2本目以降はバイトも無くなった10:30過ぎ、見切りを付けて奥浜名湖にバウを向けました。

●温存しておいたハードボトム

続いて11:00、今回最も堅いと判断していたポイントで①のカバーシャッディングを開始します。
とはいえ不安定な浜名湖で、答えは本当に帰ってくるのか・・・今回の試合で、最も緊張した瞬間でした。
しかし南東風に乗せてキャストしたフローシャッドは期待を裏切らず、数投目で35クラスのキビレをキャッチ。

p1020461

小さな小さな1匹のキビレでしたが、ネットインとともに叫んでいる自分がいました。

●キッカーシーバス狙いは不発。ハードボトムに入り直して小幅な入れ替え

残り一時間は、ウェイトアップを賭けて奥浜名湖のキッカーシーバスを狙いに行きました。
風は申し分なかったのですが、狙うエリアのクリアアップが気がかりでした。
残念ながらバイトを得る事は出来ず、最後に先程のピンに入り直して30cm後半のクロダイを追加。
小幅な入れ替えをしてウェイインとなりました。

●クロダイ×2、キビレ×1で3090g、4位表彰台獲得

結果はクロダイ×2、キビレ×1で3090g。
周りの状況も厳しかったようで、4位表彰台を獲得する事が出来ました。

IMG_2175

決してハイウェイトではありませんが、苦しんだ中で目標をクリアできた事に、やり切った充実感を感じられた1戦でした。

●優勝は驚愕のシーバス5kg。ボトムワインドの強さも健在

そして気になるシーバスvsマゴチの戦いは、2014チャンピオンが(事前ウェイインのペナルティが無ければ)5kgのシーバスで圧勝。

IMG_2083
(写真はボートクラブカナルさんHPより)

後で話を伺うと、何と私も狙っていた同じポイントだったそうです。
悔しいというより、あのシーバスを獲る術があるのか!・・・という感激を強く覚えました。
表浜名湖シーバスマスターの、圧巻の貫録を見た気がします。

また2、3、5位はマゴチ&キビレでのウェイインで、ボトムワインドの力の健在ぶりを見せつけられました。
顔ぶれは、いつも上位入賞されている手練れのアングラーが多く、やはりフラットの釣りでも上手い人は差をつけられるのだな・・・との印象を持ちました。

●少し変わった視点から、年間ランキングを目指します

そんなわけで今回、昨年の最終戦から望外の3連続表彰台を頂く事が出来ました。
内容的には、シーバスのクランキングキビレのカバーシャッディング、そしてクロダイポッパーと、一貫してマイナーな釣り(?)をしてきたのが良かったのかなと考えています。
同じ釣りで多くの方に競り勝つ自信がありませんし、何よりバッティングがほとんどありませんでしたので・・・。

20141109_174840

というわけで予想以上に上手くいってしまっている今シーズンは、頑張って年間ランキングも狙っていきたいと思います。(言っちゃった!)
運もある中で分不相応な気もしますが、何度もあるチャンスでは無いので、精一杯トライするつもりです。
(このままいくと次戦はプレッシャーで倒れる気もしますがw)

最後になりましたが、このような素晴らしいトーナメントを作り上げて下さる運営者、参加者、スポンサーの皆様に心から感謝いたします。
それでは次戦以降もよろしくお願い致します。

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