アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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バスからシイラ、カツオまで!?ツインパワーの新番手、「3000HGM」とは

タフ系スピニング・15ツインパワーに「3000HGM」という新番手が登場しました。
バス&シーバスのみならず、何とライトオフショアまで兼用できるのでは?と期待しています。
一見無茶な万能スピニング計画は、果たして成立するのでしょうか?

関連記事:【15ツインパワーの注意点 – 防水性と引き換えに失ったもの
関連記事:【もはや劣化版ステラではない?15ツインパワーは剛性のハイエンドスピン

●バス&シーバスなら2500S or C3000

これまではバス&シーバス用に、11ツインパワーの2500Sを使ってきました。

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7lbまでのフロロ(70mくらい巻ける)や、1.2号位までのPE(90mくらい)を使用する範囲では、ラインキャパ的にこれで充分だと思います。
もしド遠投したかったり、強いドラグが欲しい場合はC3000を選ぶ・・・というのが1つの考え方ではないでしょうか。
(2500SとC3000はボディなど同一で、違いはスプールだけです。溝が深い事と、実用ドラグ力が2.5kgと3.5kgの差があります)

スクリーンショット (83)
ギヤはハイギアとノーマル、さらにエクストラハイギヤがラインナップされていますが、巻く釣りをするならノーマルだと感じています。
例えばマーゲイとか、やや引き抵抗のあるシャッド系をハイギヤで巻くのは、個人的にややしんどい気がします。

●ライトオフショアやビッグシーバスには4000XG

オフショアの釣りというと、デカいプラグをゴツいタックルでブン投げる・・・というイメージが強くあります。
しかしなかなか喰わないナブラなどに、サーフルアーや大きめのバスルアーを1.5号位のPEでロングキャストする、ややフィネスなキャスティングゲームが個人的には好きだったりします。

そうしたライトなオフショアキャスティングには、これまで11ツインパワーの4000XGを使ってきました。
ツインパワーSWではなくノーマルのツインパワーの方で、これがまた軽くて快適なのです。
カツオとかシイラとかに使って大丈夫?と思われるかもしれませんが、これが結構丈夫で、壊れたりしたことはありません。
(バイオマスターC3000でシイラを釣って壊れた事はありました)

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ナブラ撃ちはとにかくキャスト&回収の釣りなので、ハンドル一回転100cmに迫る回収速度は便利でした。
しかし当たり前ですが、ミノーなどリップ付きルアーのリトリーブが重くてしんどかったというのは正直なところです。

●興味深い新番手、3000HGM

ところで15ツインパワーには、今回から3000HGMという新番手が登場しています。
「3000番」で、「ハイギア」で、「ミディアムスプール」・・・という意味だそうです。

20150706_115845

実際に大きさを比べてみると、ボディは4000番と共通、ローターは2500&C3000番と一緒のように見えます。

つまり3000HGM = 4000番台ボディ+2500番台ローター+2500番台ミディアムスプール 、と推察されます。
(一部ネットでは3000番用オリジナルボディではとの意見が見られますが、このモデルだけのために新ボディを作らない気がします)

●4000番ボディ&ハンドルで、トルク極太

この3000HGMですが、4000番台のボディ&ギアでハンドルも55mm(2500,C3000は50mm)という事で、巻上げトルクは(スピニングとしては)極太だと思います。
テストのためにディープクランク(DEEP-SIX)を巻き比べてみたのですが、私には11ツインパワー2500Sとの巻き重り感の違いが分からないくらいでした。
11から15へのモデルチェンジによるトルク向上も貢献しているかもしれませんが、とにかくこれならハイギアでの巻き物もアリでは?と思えました。

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(とはいえ、さすがにスピニングでディープクランクを巻くのはキツイですがw)

2500番のハイギヤモデルのギヤ比6.0(1回巻取り量88cm)と違って、ギヤ比5.8(1回巻取り量85cm)と、やや控えめなギア設定も効いているのかもしれません。

●15ツインパワー、実は軽い!?

タフさを全面に打ち出した15ツインパワーですが、実は11モデルよりも全体に軽量な仕上がりになっています。
例えば11ツインパワー2500Sは255gですが、15モデルでは240gとなっています。

そして15-3000HGMは265g・・・ということで、11の2500Sと大差ないのでは?期待して持ち比べを行ってみました。
ロッドに装着した状態で目をつぶって比較してみたのですが、私には本当に差が分かりませんでした。(というか何度も間違えました)
後で測ってみると、それもそのはず・・・11-2500Sが258g、15-3000HGMが261gと、実重量はほぼ変わらなかったのです。

さらに15ツインパワーには「Gフリーボディ」という、リールの重心を手元へ近づけて、体感的なリールの重さを軽減する機構が備わっています。

スクリーンショット (84)
そうした諸々が影響してか、実釣上、3000HGMだからと言って重さを感じたシーンはこれまで一度もありません。
先日の浜名湖オープントーナメントでも、このリールを実戦投入しています。

関連記事:【ポッパーはトーナメントウェポンになり得るか? – HOT第2戦本戦レポート

もちろん、レアニウムやヴァンキッシュといった軽量系スピニングと比べればずっと重いのですが、個人的にはバスロッドと組み合わせても気になるほどの重さではないと感じています。

▼バス&シーバス、ライトオフショアまで兼ねる超万能スピニング!?

というわけで、これまで使い分けていたバス&シーバスとライトオフショアキャスティングを、3000HGM1台で兼ねてみる事にしました。
普通に考えたら相当に無茶な兼用だと思いますが(苦笑)、今のところイケてしまうのではないかという印象を持っています。

リールはオーバーホール費用などランニングコストがかかるので、なるべく台数を減らしたい・・・という魂胆なのですが、さて上手く行くかどうか・・・。
もし途中で壊れたり、使いにくさに気付いたりしたらその都度レポートをアップする予定です。
しかしもしこれが成立するとしたら、恐るべき超万能スピニングという事になりますね。。。

 

 

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