2Sep
ワイルドサイドWSC66ML、実釣レビュー更新しました。
舞台は浜名湖、強烈な引きのシーバス&クロダイを・・・何と一撃でリフト!
しかしそのフィーリングは、未体験の不思議な感覚でした・・・。
関連記事:【これ1本で中量級プラグをカバー!のワイルドサイドWSC66ML】
●1kgクラスなら一撃!
皆様お待たせいたしました、ワイルドサイドWSC66MLの実釣インプレッションをお届けします。
琵琶湖のバスで試したかったのですが、なかなか機会が・・・という事で、早く試すため浜名湖のソルトで投入してきました。
シーバス×3、マゴチ×1、そしてクロダイ&キビレ10枚以上(笑)・・・を掛けてきたのですが、
1kgクラスなら一撃
です。
バサーの方とすれば、まあ1kgクラスぐらいならそんなものでは?と思われるかもしれません。
しかし!シーバスの50cmクラス(1kg台)って、バスに比べてかなり走ります。
同ウェイトぐらいの、クロダイ&キビレ45cmクラスになると、さらに強烈に突っ込みます。
という訳で1kgクラスとはいえまあまあ手強い相手なのですが、呆気ないぐらい簡単に水面に浮いてきます。
流れとしては以下のような感じ。
・バイト後、本気アワセでがっちりロッドを曲げる
・ファーストランで突っ込むが、さらに深く曲がって走りを止める。(ドラグも出ない)
・気付くと水面に浮いている。
といった具合で、ちょっとつまらないぐらい(苦笑)呆気なくリフトしてくれます。
●「魚が引かない」!?不思議なリフトフィーリング
これが不思議な感覚なのですが、「脅威のリフティングパワー!」とかそういうのともちょっと違う感じがします。
表現が難しいのですが・・・「魚があまり引かない」ような感覚。
溺愛する鬼トルクロッド、カレイド・スーパーコブラTKLC-66MXとはまたトルクの質が違いまして・・・
ガンガンリフトするというよりは、ぬめーっ・・・と持ち上げる感じです(笑)。
というわけでどちらのトルクが上か!?という勝負は、なかなかに難しい所があります。
早く琵琶湖の3kgクラスで試したい!
ちなみにこのパワーを十分に発揮させるためには、「ロッドを深く曲げる」事が必須と思われます。
アワセ損なって魚に主導権を持っていかれ、ロッドとラインが一直線になって引っ張られてしまった事が一度あったのですが・・・
こうなると、魚って物凄く引くんだなという事を実感しました。
どんなビッグワンだ!?と思いながら揚げてみたら、30cm台後半しかありませんでしたので・・・。
●M表記でもいけそう
それから意外だったのは、使用感が思ったより強く感じた点です。
スロー気味なテーパーなので、ティップ部分はかえって強さが目立つのかもしれません。
が、なんとワンテンのジャークも普通にできてしまうレベル・・・。
自分の感覚だと、これはM表記の方がしっくりくる、というのが本音のところです。
ワイルドサイドWSC72MHの時も、「これはHか?」と感じましたが、シリーズ的に全体的にワンランク上のパワー感なのかもしれません。
関連記事:【「硬いのに曲がる」不思議系ロッド、ワイルドサイドWSC72MH実釣レビュー】
ただしブランク自体は硬いわけでは無くて、素材はむしろダルい印象(24t低弾性カーボン?)。
その代りひたすら強い・・・という、フロッグロッドをライトにしたようなイメージ、と言ったら言い過ぎでしょうか。
ただ、強くてもしなやかさはあるので、今回メインに使用した6.5gのポッパー(ポッピングダック)も難なくキャスト出来ました。
適合ルアーウェイトは5-14gの表記で、最も快適に投げられたのは3/8~1/2ozクラスでした。
ただ、曲がり方が深いので、ひょっとしたら3/4ozぐらいまでいけちゃうのでは?という気もしました。
5gはさすがに使いにくそうですが、リールの性能が良ければ一応投げられると思います。
それから前回、テーパーはレギュラー位かな?と書きましたが、実釣してみるとレギュラー以上スロー以下。
確かにミディアムスロー、という表現がしっくりくる感じでした。
●アキュラシー・操作性は秀逸
レジットデザインの公式HPでも鬼形さんが解説されているのですが、確かにキャストの正確性は高いと思いました。
66という適度な長さ、そしてしなやかな素材とマイルドなテーパーのおかげで、キャストのスイートスポットが広い印象。
私のように不器用なアングラーには、とっても優しいロッドだと思います。
それから上の記事でも書かれていますが、やはりしなやかなロッドはプラグの操作性が良いと感じます。
トルクという意味では最高なスーパーコブラですが、少しだけプラグが動き過ぎるのが気になっていました。
(ジャークは良いのですが、特にトップウォーター系を操作する時)
その点WSC66MLは、ドッグウォークで水に絡ませたり、ポッパーのカップに水を噛ませるなど繊細な動きが表現しやすいと思います。
トップ・ジャークベイトといったテクニカルプラッギングには最高の使用感ではないでしょうか。
ただ、逆に巻き物をストレートリトリーブするような使い方だとノリがどうかな?という気もします。
例えば中層高速リトリーブみたいな用途だと、ちょっとブランクが強過ぎて弾く事が多いのではないかと。
クランクであれば、厳しいピンスポットに入れ込んで、カバーに当てながら巻く・・・というようなテクニカルクランキング向きのように感じました。
●PEラインでも快適。操作感も重くない
尚、今回はPEラインの組み合わせでも使用しましたが、ガイド絡み等のライントラブルは少なく(というか無く)快適そのものでした。
Kガイドという事はもちろん、径や位置などのセッティングが上手く決まっているのでしょうね・・・。
関連記事:【浅溝スプールの活かし方 – 万能タックルとしての「ベイトフィネス+」】
尚、軽くは無いけどそんなに重くも無い・・・と以前書きましたが、実釣でもその印象は変わりませんでした。
一日中ジャークするとしても、問題なくこなせそうな気がします。
▼テクニカルプラッギング好きが泣いて喜ぶ一本
というわけで、まだ浜名湖のソルトでの使用のみですが・・・早くも私、惚れ込みつつありますw
実を言うと、琵琶湖をメインにしている関係上、66MLというスペックのロッドを使う事は無いのではと思っていました。
しかし良い意味で予想外に強かったので、もしかしたらスーパーコブラに取って代わる存在になるのではと期待しています。
(さすがにルドラのジャークはキツいでしょうが、最近そういう使い方をしなくなっているので・・・)
ダルダルなクランキンロッドを想像していると、予想を外すかもしれません。
しかしトップやジャークベイト、カバークランキンなど、テクニカルプラッギングには最高の使用感だと思います。
さらに対象魚が大きいとなれば、そのアドバンテージは比べるものが少ないのではないでしょうか。
プラッガーな皆様には、要注目の1本とお伝えしておきます・・・。
★おまけ:浜名湖近況
ところで大雨後で激濁りの浜名湖ですが・・・クロダイ&キビレは良く釣れます。
トーナメントを考えると、ちょっと困るぐらい(苦笑)。
水温はだいぶ落ちたのですが(25~26℃くらい)、ひょっとしてHOT第3戦までこの状況が続いたりして・・・。
ちなみに、私には大きいシーバスは全然釣れませんでした(泣)。
釣れそうな潮なんですけどね・・・。
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2018年 3月 14日
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