29Oct
スロープの整備、魚の育成、ボート店のOPEN。
バス釣りを盛り上げる、夢のフィールドの誕生をご存知でしょうか?
駆除やリリース禁止など、逆風に晒され続けてきた10年を経て。
バスフィッシングの灯を絶やさないために・・・「地域との共生」に見出した活路をシェアします。
●今、生まれつつあるバスフィッシングの楽園
駆除、池干し、釣り禁止・・・暗い話題の多い日本のバスフィッシングシーン。
そんな中、コンクリートスロープの整備、ワカサギの放流、そしてレンタルボート店のOPENと、夢のようなフィールド整備が進む湖があります。
(Lucky Craft 多根ダム管理事業部Facebookページより)
以前もご紹介した、七尾市の「多根ダム」です!
(Lucky Craft 多根ダム管理事業部Facebookページより)
関連記事:【バスフィッシングの未来に一筋の光明 – ついに始動した一大プロジェクト】
人気沸騰中のハードルアー限定トーナメント、「H-1グランプリ」も初開催。
ますます盛り上がりを見せる、今、日本で1番夢と希望に溢れたバスフィールド・・・と言っても過言では無いのではないでしょうか!?
(H-1 GRANDPRIX HP より)
●奇跡の立役者は、「鈴木美津男さん」・「ラッキークラフト社」・そして「七尾市長」!!
バスに対する目の厳しい日本で、どうしてこんなシンデレラストーリーが叶ったのか???
仕掛け人は、先日のTBCトーナメントでの優勝も記憶に新しい「利根川親父」、鈴木美津男さん!
もう一度簡単にまとめておきますと、
・石川県七尾市の多根ダムで、H-1GPX特別編を開催
↓
・有効利用されていない施設の活用法を、鈴木美津男さんが提言
↓
・地元のラッキークラフト社が市長に提案
↓
・七尾市を挙げてバサーの誘致計画がスタート!(しかし多根ダムのフィールドコンディションが良くない事が判明)
↓
・湖全体の環境改善のため、鈴木さんがワカサギの放流事業を提案
↓
・コンクリートスロープが整備され、レンタルボート店もOPEN!
という事のようです。
今後は、アングラーからのライセンス料でフィールドを育てていく方針のようで・・・これこそまさに、「ライセンス制バスフィッシング」の鏡!!
関連記事:【バス釣りの未来を救うライセンス制 – 仕掛け人は「あの人」でした!】
「もともと水の無い所に作ったダムには昔からの生態系などは無いので、現在、そのダムに生息しているブラックバスに関しては害魚とする意味が無い」という七尾市職員の方の見解を読んだ時なんてもう、目がうるんでPCのモニターを見られませんでした。
この事実を知ってから、私は鈴木美津男さんを聖人として敬い、ラッキークラフトのルアーを崇め奉り、七尾市の皆様と北陸のアングラーに足を向けては寝られなくなっています・・・。
●「ふるさと納税」で、全国のアングラーから応援を!
そんな素晴らし過ぎる多根ダムの取り組みを、少しでも応援するために。
私KenDは、七尾市にふるさと納税をさせて頂きました!
寄付の方法は、七尾市HPからフォームをダウンロードして送るだけ!
ふるさと納税制度を使えば、自己負担も2000円だけで済みます。
私は以下のメッセージをつけて、メールに添付させて頂きました。
七尾市 御中
今回、七尾市にふるさと納税をさせて頂きたく、寄付申出書を送らせて頂きます。
私は静岡県在住のバスフィッシング・アングラーであり、これまで七尾市を訪れた経験はありません。
そんな私が寄付をさせて頂く理由は、七尾市において実施されている「多根ダム」でのバスフィッシング振興策に感銘を受けたからです。(中略)
ニジマス等の外来魚と同様に、ブラックバスは限定された水域で適切に管理されれば、地域の観光資源として有効に活用し得ると思います。
ぜひ今後もバスフィッシングを産業として活かす施策を推進して頂ければ、これほど嬉しい事はありません。それでは七尾市の益々のご発展を祈念しております。
KenD(けんでぃ)
残念ながら特典の品はもらえませんが、個人的にはそれ以上の感激をもらえた・・・と感じています。
同じくこのニュースに感銘を受けたアングラーの皆様、ぜひ一緒に寄付をしましょう!
(ちなみに、もしラッキークラフトさんなどに特典を用意して頂けたら、爆発的な効果が期待出来そうだなぁ・・・などと夢想しています)
関連記事:【「フィッシングふるさと納税」で拓く釣り場の未来】
▼バス釣りの未来を拓く鍵は、「地域との共生」
90年代のバス・ブームが終焉してから十数年。
特定外来生物に指定されてからは、リリース禁止や駆除の逆風に、翻弄されるがままの10年だったような気がします。
日本のバス釣り文化のともしびを絶やす事無く、未来に繋げていくために。
私たちアングラーは、釣り場のある「地域」にいかに貢献できるか?を真剣に考えなくてはならないと思います。
なぜなら、環境省など国単位の施策の、大きな流れを変えるのは本当に難しい。
(頑張って送ったパブコメが無力だったことに、心を痛めた方は多かったのではないでしょうか)
しかし河口湖や芦の湖のように、地元の理解が深ければ、無理に駆除を推し進める事は出来ません。
宿泊や現地での買い物、雇用の創出など「釣り」を通じて地域経済へ貢献する事。
ゴミ拾い活動やボランティアなど、地域の環境整備に貢献する事。
ふるさと納税など、地域のまちづくりのために寄付を行う事。
我々アングラーは出来る限りの貢献をし、地域との共生を実現する事で、フィールドを守っていくべきだと思います。
「バスがいてくれて、本当に良かった」
地元の方々にそう思ってもらう事こそが、バス釣りの未来を救う鍵になるのではないでしょうか。。。
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コメント
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2016年 2月 04日トラックバック:実は、アメリカにもバスは居なかった!?
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