4Nov
今年のクラシックを制した驚愕のルアー、「アベンタクローラー」。
使い方のシークレットが、早くも優勝の三原選手から公開されました!
その核心と、トーナメントウェポンとしてのトップの可能性に迫ります。
●クラシックを制した、アベンタクローラーのシークレット
三原直之選手が、2015ジャパンスーバーバスクラシックを制した「アベンタクローラー」。
関連記事:【やはり出たイケハラの魔物! – 2015ジャパンスーパーバスクラシックDay2】
その使い方のシークレットが、早くも三原選手本人のブログで公開されました!
●キモは「チョウチン釣り」???
ブログでは、フッキング改善法からタックルセレクトまで、ディープで詳細なコツが解説されています。
その中で最も核心的なキモはこれかな?と私が思ったのが、「チョウチン釣り」というフレーズ。
この、”一際大きいジュラルミン製のハネ“こそがアベンタの釣れる秘密ではないかと。
もちろん、移動距離を抑えるためのサイズでもあるけど、それ以上に金属音やフラッシング、
さらに、水に入ったり出たりを繰り返すチョウチン釣りのような焦らし方をさせる非常に重要なパーツじゃないかと思ってます。
●クリアウォーターで抜群の強さ
これがシークレットの核心だとすると、アベンタクローラーが池原などのクリアウォーターで強い理由が納得できます。
(三原選手は同じくアベンタで、JB生野銀山湖シリーズでもチャンプに輝いています)
スモール戦などクリアレイクでの最強メソッドの1つに、「虫ルアーでのチョウチン釣り」が挙げられると思います。
クリアな場所でルアーを見せ過ぎると、どうしてもバスに見破られやすい傾向があるように感じます。
一方、枝などにラインを引っ掛けて宙づりにするチョウチン釣りなら、バスはルアーの姿をハッキリ見る事が出来ません。
それによって、クリアウォーターでもバスを騙しやすいのではないかと思うのです。
(青木プロのチョウチン釣り。5:00位のところから見てみて下さい)
しかしこのチョウチン釣り、当たり前ですが引っ掛ける枝などが無ければ出来ません。
ところがアベンタクローラーなら、物に引っかけずともチョウチン釣りのような効果が出せる・・・。
そう考えると、クリアレイクで無類の強さを発揮してきたのは必然だったのかもしれません。
●大型ハネモノ系という伝統のジャンル
それで前回、「私の知るどんなジャンルにも当てはまらない」などと書きましたが・・・実はこのアベンタクローラー、(大型)羽根モノ系という、古くからある伝統のジャンルみたいです。
関連記事:【調べてビックリ!魔物を仕留めた「アベンタクローラー」って??】
起源はアメリカのトップルアーなのだそうですが、最新モデルも色々とラインナップされているのだとか。
(いつも情報を下さるIさん、ありがとうございます!)
まずはレイドジャパンの「ダッジ」。
てらじ工房・「Hi-Fin クリーパー」。
(釣具のポイントHPより)
「パタパタガンディーニ」。
(フロッグプロダクツHPより)
・・・と色々あるようで、トップ好きの間では、かなりスタンダードなジャンルのようです。
このあたり、まったく無知ですみませんでした・・・。
▼トップウォーターはトーナメントウェポンになり得る
一般にトップウォータープラグというと、「バイトが見えて楽しい」など、釣果よりも面白さを優先したルアー、というイメージがあるような気がします。
しかし水面という死角を利用して、特にクリアウォーターで魚を騙す、合理的な「釣るための武器」になり得る。
一昨年辺りから、キムケンさんの影響でフロッグにハマりはじめてから、そんな思いを強くしていました。
関連記事:【スリザークを綺麗にドッグウォークさせる2つのコツ】
そして今年の浜名湖オープントーナメント第2戦では、ポッパーをメインパターンにして4位表彰台。
トーナメントウェポンとしてのトップウォーターの可能性を、強く実感した出来事でした。
関連記事:【ノーフィッシュからの・・・ポッパーで表彰台! 浜名湖オープントーナメント第2戦】
そして今回の三原選手のクラシック制覇・・・。
自分の中で、もはや完全に「遊び心のルアー」というトップウォーターのイメージは消えました。
1尾を手にするための武器という観点で、もっとトップをディープにやり込んでみたいと思います。
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