アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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単日60UP 2本!?「時代を創る」 カリスマの条件

「今日、ロクマルを釣って下さい」
ポッと出た取材で、何と単日60UP 2本!?
時代を「創る」アングラー、そのカリスマの条件に思いを馳せます。。。

 

●モンスターを「狙って獲る」

先日、FBのタイムラインを見ていたら衝撃の写真が飛び込んできました。
何とデプスの奥村和正プロが、久しぶりの琵琶湖取材で・・・

スクリーンショット (215)
奥村和正プロブログより)

何といきなりのロクマル!!

今シーズンは、本当に数えるほどしか浮いていなかったという琵琶湖。
いくらホームとはいえ、取材でポッと出てロクマルを獲るって・・・。

琵琶湖をご存知ない方から、たまに「琵琶湖だったら釣れるでしょ?」といった感じで指摘される事があります。
確かに琵琶湖は、日本一ロクマルが多いフィールドだとは思いますが・・・ハッキリ言って超難しいです。そんな簡単に釣れるものではありません。

特にここ数年はどんどん難易度が増しており、かつてのような楽園ムードは無くなり・・・私も(たぶん)2015年は1本も60UPをキャッチ出来ていません
それを「今日釣ってください」と言われて狙って獲るって・・・あらためて尋常じゃないと思います。

・・・と思っていたらなんと!

スクリーンショット (216)
(奥村和正プロFBページより)

単日、2尾目の60UP!?

もうですね、もはや脱帽という他ありません。
私は熱心なデプスファンという訳ではないのですが、こうまで見事だともはや感動すら覚えます。

以前もBasser誌の取材で「ロクマルを狙って釣ってください」とのミッションをコンプリートされていたと思うのですが・・・モンスターを狙って獲るって本当に出来るのですね。
多くのアングラーが、奥村プロをカリスマと呼ぶのも納得です。

 

●サイドワインダーとの出会い

ところで奥村プロとdepsについては、ちょっと印象深い思い出があります。

今からもう10年以上前の2000年代前半頃。
当時野池オカッパリアングラーだった大学生の私は、友人から「凄いロッドがある」と1本の竿を見せてもらいました。
ブランクに書かれていたのは、「SIDEWINDER」の文字・・・。

bait_top(deps HP より)

しかし熱っぽく語る友人とは対照的に、私は思いっきり白けていました。
(これって、雷魚か何かのロッドと間違えてるんじゃないの・・・?)

当時は軽量・高感度がロッドの価値観だった時代。(ですよね?)
25cmクラスがメインだったこともあり、トルクとか言われても「はぁ?」と言った感じだったのが正直なところです。

そしてひたすらビッグベイトを投げ続けてノーフィッシュの彼を尻目に、ビーフリーズ65フラッシュミノーベビーシャッドなどを駆使して(数だけは)釣りまくり、恥ずかしながら「僕って上手いかも・・・」ぐらいに思っていたのです(苦笑)。

20140705_112417

そんなある日、事件は突然に起こりました。
居眠りかけた講義中、サイドワインダーの彼から1本のメールが入ります。
「ヤバイ。本気でめっちゃヤバイ」

崖下にでも転落したのかと思って急行した私。
しかしそこで目にしたのは、これまで見た事も無かったビッグバスでした。
それは当時の私が目撃した最大サイズ・・・53cm。
まさかあの野池に棲んでいるとは、想像もしなかった巨大魚でした。

 

●時代を創る者、追う者

しかし器の小さい私は、「まあ、まぐれでしょ」くらいにしか思っていませんでした。
否、悔しかったのでそう思うことにしたのだと思います(苦笑)。

そうしてサイドワインダーやビッグベイトの事は忘れる事にしたのですが・・・時は流れ、今やdepsは完全に一流メーカーとして認知され、ビッグバスハンティングとしてのスタイルも確立されたと言って良いと思います。

フィネスな釣りや高弾性ロッドがメインストリームだった時代に、低弾性厚巻き・破壊的トルクといった真逆のロッドのメリットを見抜いていた釣り人としての嗅覚の鋭さは、本当に驚異的だと思います。

スクリーンショット (217)(Basser2013年6月号より)

しかしそれよりもさらに凄いのは、時代の真逆を行くスタイルを提唱して、それをついに一般に認めさせたところにあるのではないでしょうか。

釣りのプロであれば、「一般アングラーには売れないけれど、実は良いんだよなコレ・・・」みたいな思いが、少なからずあるのではないかと想像します。

しかし奇抜なアイディア、真逆の発想・・・そうした風変わりなものを普通のユーザーにまで浸透させるには、「釣りが上手い」だけでは難しいと思います。

そこを超えて、人を感動させ、魅了する事が出来るかどうか?

それが時代を「創る」者と「追う」者を分ける壁だと思いますし、その一線を越えた人だけが「カリスマ」と呼ばれるのだろうと思います。

スクリーンショット (218)(Basser2013年6月号より)

そんな感動を創り出すためには、もちろん実力の裏付けが欠かせません。
それも「凄く上手い」程度では無く、完全に突き抜けた圧倒的な結果が・・・。

関連記事:【まさかの圧勝劇!ド肝を抜かれた2015バサーオールスタークラシックDay2のモンスター!

スクリーンショット (210)

世の中には、本当にスゴイ人達がいる。
タイムラインを眺めながら、しばし遠い次元の世界に思いを馳せた1日でした。。。

 

 

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