アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] 下肢をキメて完成!真冬を攻める防寒ウェア戦略


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暖かく、軽く、動きやすい・・・。
真冬の釣りは、ハイレベルな防寒対策が出来て初めて成立します。
レイヤリング特集最終回は、下半身を決めて完結!です。

 

インナー:フリーノット光電子

インナー、ミドル、アウターに分け、それぞれに求める要素を考え分けてきた防寒対策特集。
今回は最終回となる、脚についての防寒対策を考えます。
ここでも上半身の場合と考え方は同じで、

インナー:発熱&保温
ミドル:断熱
アウター:防水&防風

という要素を求めてセレクトしていきます。

極寒の釣りを薄着で乗り切るレイヤリング術(インナー編)
指の感覚が消え、耳が千切れ飛びそうになる真冬の釣り。 次々と服を着込むだけでは、決して暖かさは得られません。 極寒のフィールド...

それではまずインナーですが、「動かない時の」暖かさ最高のフリーノット光電子をセレクトします。
シリーズ中、最も厚手の「レイヤーテックアンダータイツ シープバック超厚手」(HAYABUSA)。

IMG_20160127_170836-min
(ちなみに私は179cm,62kgのモヤシっ子体型で、Lだと少し緩いです。でもMは短か過ぎ・・・)

 

キャストを繰り返す関係上、上半身は動きやすさ重視でスーパーメリノウール(モンベル)を選びました。
しかし、特にボートフィッシングでは下肢の動きは少ないので、動きやすさより暖かさ重視の選択です。

光電子の最強ライバル、「スーパーメリノウール」のプライド
? モンベル最強「スーパーメリノウールEXP.」 真冬を乗り切るお勧め防寒インナーとして、前回「フリーノット光電子」のアンダー...

ただ、以前も書いたように一番下に履くアンダーウェアとしてはちょっとダボダボして緩いので、私の場合はさらに下に1枚履いています。
これは身体とウェアの隙間を埋めるための工夫ですので、体型的にサイズが丁度良い方は必要ないと思います。

IMG_20160127_170811-min

尚、隙間を埋めるのが目的ですので、あまりこだわらずイオンの安いタイツを使っています。

 

ミドル:クロフト(LOGOS)

次にミドルウェアに、遠赤防水防寒軽量パンツ・「クロフト」を重ねます。

IMG_20160125_195912-min

これはフリーノット光電子と同じように、赤外線の輻射熱で暖めるタイプの生地を採用しているようです。
吸水発熱タイプと違い動かなくても暖かいため、激しく歩かない釣りには非常に向いていると思います。
通販で3000円台と非常にお手頃ですが、良い意味で予想を裏切る非常に高い防寒性能を発揮してくれます。

スクリーンショット (241)-min

ただし、光電子のタイツとクロフトを重ねると強烈に暖かいため、本当に氷点下付近の釣りでしか必要性を感じません。
5℃前後くらいであれば、タイツの上に普通のジーパンでも十分なように思います。
尚、それでも寒いという寒がりな方には「ダウンパンツ」が最強だと思います。

それから「防水」と書かれていますが、この価格帯に本格的な防水性能を期待するのは無理があるかと思います。
水しぶき程度でもアッサリ浸水しますし、防風性も高くないため、やはり上にアウターは必須ではないでしょうか。

 

尚、このパンツは何故かダボダボな割に腰周りだけがタイトになっていますので、気持ち上のサイズを選んだ方が良いようです。
(私はアウター以外Lサイズを選んでいますが、これだけはLLにしました)
防寒性能を重視するなら、風が入りにくいタイトめのシルエットの方が有利な気がするのですが・・・。

<※追記>

暖かさと言う意味でクロフトは悪くないのですが、サイズがゆるくてダボダボに設計されています。
この上からアウターを履くと非常にモコモコしてしまうので、O.D.ライニングパンツ(モンベル)を試してみたところかなり快適でした。

odliningpantsmontbell

もちろん断熱性能だけならクロフトの方が高いでしょうが、厚手のトレッキングパンツなのでフィット感が良く余計な隙間が出来ないためか?予想以上に暖かかったです。
ストレッチ性も良く動きやすいので、オカッパリなど下肢の運動量が多い場合は特に有効だと思います。
尚、モンベルのパンツはサイズが非常に細かく設定されているので、下にアンダータイツを履く事を考慮して最適なサイズを試着してみるとベストだと思います。
(私がモンベル好きなのは、この「自分に合ったサイズ」が選びやすいという点も大きいです・・・)

 

アウター:ベルグテックEX ストームセイバーVレインスーツ

そして最後のアウターは、上半身同様に「ベルグテックEX ストームセイバーVレインスーツ(ミズノ)」で決まりです。

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以前も書きましたが、アウターの最重要要素は「防水」「防風」の2点だと考えています。
防寒性能自体はミドルウェアに任せて、アウターに求めるのは、純粋にこの2点のみ。
こうする事で高価なウィンタースーツを買わ無くて済むなど、全体としてだいぶ節約できると思います。

防寒スーツ不要論
アンダー、ミドルを完璧にしても、アウターが駄目なら防寒は失敗です。 しかし高価なウィンタースーツで無くとも、充分な性能が確保出...

 

レイヤリング完成!しかし大切な事は他にも・・・?

というわけで、全4回に渡って書いてきた真冬の防寒ウェア特集。
インナー・ミドル・アウターにそれぞれ別の役割を果たしてもらう事で、上:5枚 下:4枚重ねの、さほど着膨れないレイヤリングが出来たかなと思っています。
最近の高機能ウェアの性能は素晴らしく、氷点下に達する冬の琵琶湖でも何とかなると感じます。

ミドルウェアの使命は「断熱」にあり
多様なメカニズムで蓄熱してくれる、最近の高性能アンダーウェア。 しかし氷点下の冷気に晒されれば、アッと言う間に冷やされてしまい...

しかし、本当にこれだけの防寒でしのげるのか???と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そのご心配はまさに的を射たもので、実は防寒対策はウェアだけでは解決できないと感じています。

という事であらためて、ある意味レイヤリングよりも大切な、手・足・首の防寒について書いてみたいと思います。

 

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