24Feb
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竿のテーパーと言えば、ファースト、レギュラー、スロー・・・
しかし同じテーパーでも、実は種類がある!?
ワイルドサイドとゾディアスの2本を例に、テーパーのダイナミクスについて考えます。
似て非なる2本の66ML
以前、今年デビューする期待のクランキンロッド「ゾディアス166ML-G」を特集しました。
それについて、「ワイルドサイドのWSC66MLとはどう使い分けますか?」という質問を頂きました。
確かに私が溺愛しているWSC66MLも、用途は「ハードベイトスペシャル」です。
しかしスペック的には似ているようでも、かなり違いが大きいこの2本。
今回はこれらを題材に、「静的」テーパーと「動的」テーパーについて考えてみたいと思います。
スローテーパーは1つでは無い
さてこの2本、まずゾディアス166ML-Gはグラスコンポジットで、ワイルドサイドWSC66MLは「低弾性カーボン+アラミド」です。
もちろん素材的にはグラスの方がしなやかなので、166ML-Gの方がダルい感じです。
コンポジットとは言えピュアグラスに近いテイストなので、竿の張りは結構違いが大きいと感じます。
それからテーパーですが、一応どちらもレギュラー~スローくらいにパラボリックに曲がります。
ですから表記するとしたらレギュラースロー、あるいはミディアムスローといった感じで同じになると思います。
しかしこの2本のテーパー、実際は全然違うと考えています。
まずは下の画像を見て下さい。
ゾディアスは負荷を掛けていくと、ティップがまず曲がり、次にベリー、そしてバットへと連続的に曲がっていきます。
こういうテーパーをプログレッシブと表現するのだそうです。
(ラインを通してない状態で曲げているので、実際とは少し曲がり方が違うと思います)
それに対してワイルドサイドは、ティップが曲がらずベリーあたりから曲がり始め、そしてバットへ曲がっていきます。
(ジャークベイトの例としてルドラを紹介していますが、この竿には少しルアーが重過ぎると思います。紛らわしくてすいません)
最終的にパラボリックに曲がるのは変わらないのですが、「曲がり始めにティップが入らない」事が最大の違いと思われます。
(イメージ的には、モリゾーフリップのストレートテーパーに近い感じかと思います。あちらはファストテーパーですが)
(EVERGREEN HPより)
このように、最終的にはスローで同じテーパーになる2本。
しかし負荷を掛けながら動かしてみると、かなりテーパーの連続性が違うことが分かります。
これをどう表現すべきなのか分からないのですが、私は「静的テーパー」と「動的テーパー」と呼び分ける事にしています。
操作系か、巻きオンリーか
ではこの2本を実際にどう使い分けるか?ですが、
・WSC66ML:テクニカルプラッギング(ジャークベイト,トップウォーター)
・166ML-G :シャロークランキング(特に低水温期)
に使ってみようと思っています。
素材のしなやかさによる吸い込みの違いで、おそらくゾディアスの方が低水温期の弱いバイトを絡めるのに適していると思います。
(実釣していないので想像ですが)
あとはティップがやわらかいので、クランクベイトのウォブルがよく出ることも予想されます。
(逆にあまり硬いロッドだと、ウォブルが狭くなって泳がなくなっていきます。どちらが良いかは一概に言えないと思いますが)
そして一番の違いとしては、ジャークなどの操作の際、166ML-Gではティップが入り過ぎてルアーを動かせないと思います。
ですからこちらは「巻き専用」と考えた方が良いのではないかと。
すると、じゃあWSC66MLでジャークベイトもクランクも両方使えないのか?という疑問が出てくるかと思います。
確かにそれも可能で、特にカバーに当てて止めて浮かす、といったテクニカルクランキングや、初秋などのハイシーズンには適していると感じます。
(というか、昨年はそれで通してきました)
それからシーバスでよく使うバイブレーションなど、アクションがタイトな巻き物にも適している気がします。
しかしバイトの弱い早春などの低水温期や、中層をファストリトリーブする際には、もう少ししなやかなロッドが欲しい・・・と感じたのも正直なところ。
というわけで、どちらか一本だけでハードベイトをカバーするならワイルドサイドで決まりだと思います。
けれどもよりシビアなコンディションでストラクチャーに舐めるように絡め、浅いバイトまで逃さず掛けるなら、やはりゾディアスのようなグラスが欲しくなるかなと考えています。
というわけでテーパーの「連続性」に注目してみると、ロッド選びがさらに面白くなるかもしれません。
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