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:[D] “多段テーパー”を理解する

動的に変化するロッドアクションに、可変テーパーという概念は無い・・・
では曲り方の変わるテーパーは、どう理解すれば良いのか?
一連の謎のキーとなる、“多段テーパー”について考えます。。。

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“可変テーパー”が無いとしたら

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenDです。
昨日は、“可変テーパー”という表現は適切では無いらしい・・・と言う記事をシェア致しました。

しかしこうした説明を聞いても、「でも、(一定以上)“曲がらないロッド”ってあるのでは???」という思いがなかなか拭えませんでした。
負荷が強ければ、どんなロッドも最後はスローアクション(テーパー)になる・・・と言う事が、どうしても信じられなかったのです。
(つまり、実際はそこまで曲がる前に折れてしまうロッドがたくさんあるのでは?と)

(ロッドマンさんHPより)

と言う事で今回は、こうした”曲がらないロッド”を考えるためにどうしても必要な、多段テーパーについて考えてみたいと思います。
(そして今回もアドバイス頂いた内容をシェアしていきますので、私の理解が不十分な箇所があればぜひご指摘お願いします)

 

“曲がらないロッド”なんて無い

ところで最近、私の中で“ソリッドティップ”ロッドが遅れたマイブームになっています(苦笑)。
ヘビーダウンショット用にフルレンジ・C70MH/SLというロッドを買って以来、スピニングのULソリッドにも興味が・・・。
そんなわけで、各社のロッドを色々と触ってみる事になりました。


 

そうしているうちに、1つの事が気になり出しました。
大体の製品はティップだけが極端にソフトで、ベリー以下はほとんど曲がらない・・・。
そうか、これが世に言う「曲がらないロッド」という物なのか!と腑に落ちた気がしたのです。

(上のC67MH/SLはそれ以下も結構曲がる気がしますが)

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それ以前は、ロッドはどんどん負荷を掛けていけば、最終的に半月状に曲がり切るものだと考えてきました。
実を言うと、竿のアクション(テーパー)という物は動的なのだな・・・と言う事に、ある程度感づいてはいたのです。
しかしソリッドティップロッドのあまりにも曲がらないベリー~バットを見ることで、「そうか、ファストにしか曲がらない竿もあるのか」と誤解してしまったというわけです。

けれども前回シェアしたように、どんなロッドも負荷を上げれば理論上必ず半月状に曲がり切るはずです。
この曲がり切った状態を、フルベンドと表現するとしましょう。
するとソリッドティップのロッドとは何かというと、例えば3000gの負荷を掛けなければフルベンドしないロッドに、僅か300gでフルベンドするソリッドティップを継いだ構造・・・と言う事が出来るのだそうです。

つまり1本のロッドの中に、全然曲がり方の違う「」が付いた状態
そしてここまで極端な段を付ける事は、一本モノのロッドでは不可能・・・と言う事で、ソリッドティップと言う製法が流行したようです。
(なぜそんなに段をつけたいのか?と言う事に関しては、あらためて記事にしてみたいと思います)

しかしここで重要な事は、300gでフルベンドする柔らかいティップに比べれば全然曲がらないように感じるベリー~バットも、3000gの負荷を掛ければ曲がり切る、と言う事です。
つまりそれがロッドである以上、全く曲がらないという事はあり得ないし、またどこかの時点で完全に曲がり止まるという事も無いというわけです。

(レジットデザインHPより)

ところがそこまで聞いても、「でも実際、ULソリッドだったら3000gの負荷でフルベンドする前に折れる竿が一杯では?」と思えて仕方ありませんでした。
それはどう説明できるかと言うと、わざとフルベンドに耐えるほどの強度を持たせていない、という設計上の狙いがあるからなのだそうです。
 
つまり3000gで曲がり切るベリー~バットのブランクだとしても、ULスピンのライトリグでそこまでの負荷を掛ける事は想定していない・・・。
(その前にラインが切れてしまう)
だとしたら3000gでフルベンドする硬さのまま、強度を落として軽量化する方が実用的だと判断された結果だろうという事なのです。

ですから折れに対する強度と言うのは、アクション(テーパー)とはまた別の次元の要素と考えるべきのようです。
強度的にフルベンドに耐える前提なら、やはり全てのロッドは負荷を上げれば最後にはバットまで曲がり切る・・・と言えるのだということが、ここまで来てようやく私にも納得する事が出来ました。

 

“多段テーパー”が生んだもの

そしてこのようにロッドアクションに意図的に段をつけてあるものを、多段テーパー(アクション)と呼ぶのだそうです。
ソリッドティップはその極端な例ですが、一本物のチューブラーでも、テーパーの角度を変えたり補強を入れたりして段を付ける事は可能。
と言うよりもむしろ、現代のロッドで曲がり方に段を付けていないロッドの方が珍しいというくらい、今では一般的なデザインとなっているのだそうです。

しかし逆に多段テーパーの方が一般的になってしまった事で、「実使用時には」バットまで曲がる事の無いロッドが市場に増える事に・・・。
そういったロッドに対して、負荷に応じてスムーズにバットまで曲がり切るという、「元々は普通の」テーパー・デザインがかえって珍しくなってしまったとも言えるのかもしれません。
ですから実用上ティップしか曲がらないロッドに慣れたアングラーにとっては、良く曲がるアクションがあたかも「アクション(テーパー)が変化する?」ように感じられたというのが、可変テーパーと言う言葉が生まれた経緯だったのではないでしょうか。

というわけで長々と書いてしまいましたが、最後にロッドアクション(テーパー)についてまとめてみますと・・・

●ロッドは、負荷に応じてファストからスローまでベンディングカーブが変化していく
●その曲がり方に段がついているものを多段テーパーと呼び、「実用域では」ある程度までしか曲がらないロッドになっている
●逆に実用域でティップからバットまで良く曲がるロッドもあるが、元々はそれが普通のロッドアクションであって、テーパーが変化しているわけでは無い
●つまりロッドアクションは、「どれくらいの負荷が掛かった時点を想定するか」で全く違う議論になる

・・・と言う事なのではないかと思います。

このあたり、私もなかなか正確に整理して理解できておらず、今回大変勉強になりました。
貴重なアドバイスを下さった方々に、この場を借りて深く感謝したいと思います。
そんなわけで私自身、ディープなロッド・アクションの深淵をチラリと覗くことが出来たように感じられた特集でした。。。

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