4May

一途に真っ直ぐ泳ぎ切る、名作「ソウルシャッド」。
開幕戦のウィニング・メソッドは、これをダイレクトにストラクチャーに当てる事でした。
カバーを大胆に攻め切るための、2つのチューニング法を紹介します。
ソウルシャッドをカバーで使うために
皆さんこんにちは、KenDです。
少し時間が空いてしまいましたが、前回は“とにかく真っ直ぐ泳いでくれる”ソウルシャッドのメリットをお話しました。
これを生かす事で「中層早巻き」だけでなく、ストラクチャーに積極的に当てていく「カバーシャッディング」にも非常に高い能力を発揮してくれます。
今回はその性能を100%引き出し、クランキンシャッドとして生まれ変わらせるためのチューニング法について触れてみたいと思います。
 
フローティング化&フックサイズダウン
さて、ソウルシャッドは大きなリップで上手にストラクチャーを回避してくれます。
ですのでカバー・コンタクト時にそのままリトリーブを続けて「巻き抜いて」も、かなりの確率でパスしてきてくれます。
しかしやはりクランクのように、「一旦止めて、浮かす」という小技も使えると、避けられる根掛かりはさらにぐっと減ります。
というわけで、まず一つ目に考えたいのはサスペンド状態から“フローティング化”するチューンです。
次に、ソウルシャッドは#8という大きめの純正フックが付いています。
中層でのフックアップ率を上げるには有利なフックサイズですが、さすがにカバーには喰われやすくなってしまいます。
と言うわけで、2つ目に考えたいのは“フックのサイズダウン”となります。
これらの点から私の出した結論は、
トレブルRB-M #8 → #10(前後)へのフックサイズダウン
スプリットリング#2 → #1(前後)への小径化
の2つです。
これによってスローフローティング状態となり、またフックが障害物に喰われる確率が激減します。
「これだけの事で!?」と思われるかもしれませんが、かなり劇的に変わりますのでぜひ試してみて頂きたいと思います。
(ちなみに泳ぎのバランスが崩れる心配はほぼありません。むしろレスポンスが良くなる感じさえしますw)
 
さらにスーパー・シャローチューン
しかし前回の浜名湖オープントーナメントの時のように、水深30~50cmの牡蠣殻フラットボトムという、超凶悪なポイントを攻めるのはさすがにキツいです。
そんな時に使うのが、潜行深度最大1.5m(カタログ値)の、ソウルシャッド”SR“タイプ。
(ちなみにノーマルは2.5mですが、どちらもそこまで潜る事はほとんど無い気がしますが・・・)
これに上と同様のフックチューンを施した後、さらにフロントフックの前側を折ります。
そして残りの2本は内側に曲げ込み、フロントフックを完全に殺します。
これによる根がかり回避効果は絶大で、スーパーシャローでもほとんどスタックせずに帰ってきてくれます。
たくさんのお問い合わせを頂いた、先日のHOT開幕戦を制した”スーパー・シャローチューン“の正体はこれでした。
ちなみにフッキング率を心配するのであれば、フロントをダブルフックにするのも一つの手だと思います。
ただ、フロントフックを完全に無しにしてしまうと、バランスが崩れて飛び出しやすくなってしまうので注意が必要です。
 
さて、この“クランキンチューン”と“スーパーシャローチューン”を施したカバー用チューンド・ソウルシャッド。
ここで気になるライバルは、「元祖カバークランキンシャッド」であるジャクソンのフローシャッドではないかと思います。
実際、昨年のHOT開幕戦ではフローシャッドを使って優勝させて頂きました。
そんな私が、なぜ今回はフローシャッドでは無くソウルシャッドを選んだのか?
次回はその使い分けの理由と、それぞれのメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
※次回記事UPしました!
 
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