20May
激荒れの波に逆らって、ボートを立ててクランキング!?
ディープクランクで勝利を飾ったKVDのアプローチ。
その脳裏には、水中のバスが映っていたのかもしれません・・・
KVDのアプローチの謎
皆さんこんにちは、KenDです。
先日、KVDが優勝した時のバスマスターLIVEを見ていて、一つ気になった事がありました。
KVD、激荒れのウィンディーサイドでディープクランク!
やっぱりこうでなくちゃ~(^^♪
でもあえて風に逆らってボートを止めているのは、狙いは結構ピンなのでしょうかね? pic.twitter.com/76hM8b2E4o— DeeeP STREAM – KenD (@ken_d_s) 2016年5月15日
5年ぶりの勝利に向かって独走中の最終日、4尾目をキャッチした後でオフショアのハンプエリアに入ったKVD。
激荒れの中10XDをフルキャスト(何と80ヤード≒70m以上!)して、キッカーを獲ったのだそうです。
(”内村ジョージの「その日」“さんより)
ここで私が疑問を抱いたのが、そのアプローチ。
バウから波が打ちこむほどの爆風の中、バンダムは敢えて風上に向けてボートを立てていたのです。
エレキを踏んで風上に船首を向けた上で、ボートの後方へキャスト。
なぜこんな苦しい体勢からアプローチしているのか?に、大きな違和感を抱いたのです。
カレントとアプローチの方向
私としては、「狙っている場所が割とピンで、ボートをステイさせたかったのかな?」くらいに考えていました。
しかしそんな折、“ゴッドハンド”の異名を持つNISHINE LURE WORKS代表、西根さんから貴重なアドバイスを頂く事が出来たのです。
@ken_d_s 個人的な経験値の中でしか想像することしか出来ませんが、あえて風に逆らってステイ&風上に向かってキャストすることによって、カレントと同じ方向にクランクを引けるのはかなり重要なキーかなぁ?って想像しています。^^
— Hiroshi Nishine (@Beatour27) 2016年5月15日
– カレントと同じ方向にクランクを引く。
完全には理解できないまでも、何か物凄く重要なヒントがそこにある予感をビリビリと感じました。
@Beatour27 ありがとうございます!キーは魚の頭が向いている方向からルアーをアプローチさせる、という事でしょうか? この「魚に向かい合う」方向、そして反対に「魚を追い越す」方向、どういう状況で有効なのか、いつも悩みます。 pic.twitter.com/l3DvnPvY2K
— DeeeP STREAM – KenD (@ken_d_s) 2016年5月16日
@ken_d_s 去年の初冬のエリー湖で、まさにKenDさんが描かれた絵の状態を経験をしました。(笑)釣行記にも書きましたので、もしお暇でしたらご覧になってみて下さい♪ https://t.co/CiuRUoLfoD
— Hiroshi Nishine (@Beatour27) 2016年5月16日
そして西根さんのエリー湖の記事を拝見した時、私は衝撃を受けました。
・・・私と絵が似ている(!)・・・では無く(笑)、そうか、これは「バスの頭がどちらを向いているか」を考慮したアプローチだったのか!!・・・と。
どの方向からルアーを通すか?
バスを始め、魚は流れに対して上流に頭を向ける習性があります。
それを考慮に入れれば、今、バスの頭はどちらを向いているか?を推定する事が出来るはず。
そして魚に対して、どの方向(前、後ろ、横)からアプローチするのが有効か?を考える事は、バスに口を使わせる上での大きなキモになるのではないかと感じました。
これに関してはMBnetのまるりんさんからもコメントを頂く事が出来、「今、バスの頭がどちらを向いているか?」を考える上でのさらなるヒントを頂きました。
@ken_d_s @craud14863jin @Beatour27 横から失礼します。私の経験では、風下となればその地形にもよりますが、表層の水は風と同じ方向に流れ、その水は岸に当たりボトムに回り込み、ボトムの水は風と逆の方向に流れることがあります。ダイビング中にも経験してます
— まるりん (@anglermarurin) 2016年5月16日
そしてディープな話は、「結局、どの向きからルアーを通すのが良いのか?」という核心へと進んでいきます。
@Beatour27 @ken_d_s @craud14863jin いえいえ。問題の後ろから通すか前から通すかは、バスの状態や濁度、光量により変わると考えます。
ルアーを認知してバイトするまでの時間が違うので、見せる方が良いスローな状態なら前から。見せない反射を狙うなら後ろかと— まるりん (@anglermarurin) 2016年5月16日
@craud14863jin @Beatour27 @ken_d_s 巻物で言えば基本は後ろからと私はまず考えます。
ただ、イメージとしては真後ろじゃなく斜め後ろです。
やはり真後ろでもバスに寄るベイトは不自然。
斜め後ろはバスのギリ視野内だし側線や聴覚にも訴えて振り向かせたい。— まるりん (@anglermarurin) 2016年5月16日
残念ながら、これが正解!という唯一の結論には辿り着きませんでした。
しかし単純な回答に落ち着かない部分に、かえってこのテーマの重要性と真実味を強く実感した次第です。
魚の向きを考える事で、どの方向からルアーを通すかをイメージするアプローチ法。
今後、ぜひこの観点から食わせ方を突き詰めてみたいと考えています。
もちろんそれが本当の答えだったのか・・・?は想像の域を出ません。
しかしその先に、KVDに見えている景色が広がっていると信じて挑戦してみたいと思います。
そして最後に、このような貴重な気付きのチャンスをくれたバスマスターLIVEと、SNSのチカラに本当に感謝したいと思います。。。
※続編をUPしました!何とKVK本人からのメッセージです!↓
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