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アウトドア&フィッシング ナチュラム

[山形県リリース禁止案] 結局、パブリックコメントは無駄なのか

山形のバスフィッシングシーンに暗雲!
進むリリ禁の動きに、パブコメは無力なのか?
委員の立場に立った、解決策を模索します・・・

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山形の危機-リリース禁止への動き

皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
様々なブログやSNSで拡散されている通り、山形県においてブラックバスのリリース禁止が検討されているようです。

yamagatarelease(秋葉紀幸プロのブログより。ぜひ一度目を通して頂きたいと思います↓)

秋葉プロのブログはこちら

●検討されているリリース禁止の委員会指示の案

1 指示の内容
オオクチバス、コクチバスその他オオクチバス属の魚類及びブルーギルを採捕した者は、河川湖沼及びこれに連続する水域にこれを再び放してはならない。ただし、公的機関が試験研究に供する場合は、この限りではない。
2 指示の区域
山形県全域
3 指示を開始する日
平成29年6月1日

つまりこのままいけば、山形県は来年の6月1日から、県下全域においてバスのリリースが禁止される事になってしまいます。

なぜこのようなことが検討されてしまったのか?
その理由は先の秋葉プロのブログとともに、バスマガジンの記事で有名なIKE-Pさんのブログでも詳しく解説して頂いておりました。
ごく簡単にまとめると、「鮎や渓流魚で有名な最上川でスモールマウスバスが繁殖し、漁協に被害が出ている」事がそもそもの発端のようです。

IKE-Pさんのブログはコチラ

長年鮎や渓流魚の釣り場として川の資源を維持・管理してきたところへの、スモールの進出。
おそらく捕食圧がかかっているでしょうし、入漁料を払わないバサーの問題にも頭を悩ませているそうです。
こうした流れを考えれば、当事者である漁協関係者の方々が、現状を何とかしたいという思いから「リリース禁止」に辿り着いた気持ちは充分に理解できるものではないでしょうか。

 

では、バサーはどうするべきか

こうした問題を前にして、我々バサーはどう行動するべきでしょうか。
リリ禁は嫌だ、自由にバスフィッシングを楽しみたい・・・その気持ちは当然のことだと思います。
しかし、実際にブラックバスによる被害を受けている方々に配力せず、自分たちの立場のみを主張するばかりでは問題は解決できないのではないかと恐れます。
実際にバスアングラー側の意見を聴いた山形県内水面漁場管理委員の方からは、「バス釣りの人達は自分達の楽しみを守る事しか考えていない」という声が上がったのだそうです。

自らを理解してほしければ、まず相手の事を理解する必要があります。
ですから漁協の方がおかれている苦境を理解し、それを一緒に解決する姿勢が必要ではないかと思うのです。
たとえば入漁料の問題であれば、それを確実に支払うよう協力していく。
あるいはゾーニングの問題であれば、「ここは鮎や渓魚の釣り場」という棲み分けも受け入れていかなければ、共存は望めなくなってしまうでしょう。

fishing-164977_640

しかしそうした漁協の方の立場を理解した上で、バスアングラーとしてはっきりと伝えるべきだと思う点が一つあります。
それは、「リリ禁はどちらのためにもならない」という事です。

言うまでも無く、最上川以外のありとあらゆるフィールドに適用されるリリース禁止指示は、山形県のバスフィッシング・シーンに大きなダメージをもたらすでしょう。
けれども、それと引き換えに最上川のスモールが減って問題が解決するか?と言えば、それはだと思います。
なぜなら、リリース禁止による駆除効果は微々たるものでしかないからです。

下の表は琵琶湖における外来魚回収量の推移ですが、最も成果のあった平成16年で40.4t、直近の平成26年では13.3tに留まっています。

gairaigyokaishuuboxbiwakokujyo滋賀県HPより)

それに対して、琵琶湖全体の推定棲息量は下のグラフの通り。
つまりリリース禁止による駆除量は、1~2%程度に過ぎないわけです。
このようにリリース禁止による駆除の効果は限定的であり、根本解決に繋がるものとは言えないと思います。

suiteiseisokuryoubiwako滋賀県HPより)

リリ禁は、直接関係の無い多くのフィールドを巻き込んで、山形県全体のバスフィッシングを衰退させてしまう。
それでありながら、最上川のブラックバス問題の解決にもつながる事は無い
こうした観点から、リリース禁止の施行を見直して頂くとともに、ではどうすれば漁協の置かれている苦境を解決できるかを、ともに考えていくべきなのではないでしょうか。

 

パブリックコメントは無駄なのか

そして今回、山形県では今回のリリース禁止案に対してパブリックコメントを募集しています。
パブコメと言うとかつての外来生物法の経緯から、「どうせ出しても無駄なのではないか」という気持を持つ方もいらっしゃるのではと思います。
しかしIKE-Pさんが書かれているところによると、これまでの山形県及び委員会の姿勢は非常に真摯なものだという事です。

ここに至るまでの山形県及び委員会の姿勢というのは実に真摯なものだったと感じます。

まず、検討を進めるにあたり、県内のバス釣り団体への事前連絡及び釣り人の意見を聞くという姿勢を見せた。

そして9月12日に開催された委員会内において釣り人側から集められた意見の報告がなされた。ちなみにこの委員会では釣具店や釣り団体関係者が傍聴をされているので、話し合いの内容自体が釣り人の知らないところで勝手に進められるということもありませんでした。きちんと釣り人側に見られている席上で話し合いが進められていった

(中略)

その後、9月末から県がパブリックコメントの募集を開始することになりましたが、その募集を始めるにあたっても県はホームページ上で事前の告知を行った。

さらに9月15日には、『ブラックバス等外来魚再放流禁止の検討に係る意見交換会』という会合まで実施してくれた。県関係者、漁場管理委員会の委員、漁協、そしてバス釣り関係者が一堂に会し、直接意見交換を交わす場を設けてくれた

山形県の、釣り人側への配慮というのが半端ない。ここまでしてくれる県というのは他には聞いた事がありません。

山形県、外来魚の再放流禁止に関するパブリックコメント募集へ。3

そしてこのパブリックコメントは、広く県外からの意見も受け入れて下さるのだそうです。
もちろん、送ったからと言って良い結果が保証される様な簡単な話ではありません。
しかし我々アングラーに与えられた最後のチャンスを、みすみす棒に振るべきではないのではないでしょうか。

残念ながら私たちバサーは、社会においてのマイノリティです。
しかしだからこそ、懸命に声を上げなければリリ禁を「認めた事」になってしまう
かつて山形に住み、その美しく豊かなフィールドで多くを学んだ私としては、居ても立ってもいられず意見を送らせて頂きました。

yamagatasiginoyatinuma(懐かし過ぎて涙が出てきますw ホームは前川ダム、○本木沼あたりでしたね・・・)

くどいようですが、意見を届ける相手は「バスアングラーでは無い方々」です。

●山形県内水面漁場管理委員のメンバー

山形県南漁業協同組合長
山形県内水面総合漁業協同組合長
最上川第二漁業協同組合長
最上川第八漁業協同組合長
もがみ物産協会常務取締役
山形大学教授(環境経済学)
元・県水産課長
遊漁クラブ役員
(サクラマス、アユ釣り愛好家)

以上8名

そうした方々の立場に立って、ともに共存共栄の道を探る意見でなければ、決して心に届く事は無いでしょう。
釣りをしない地元の方々にどのように貢献するかを、私たちアングラーは真剣に考えなければいけない時代になっていると感じます。

なおその際、バスの釣魚としての経済的価値などを論ずる場合は、きちんと数字の裏付けをするのが望ましいと思います。

釣用品の国内出荷規模

経済魚としてのブラックバスの活用研究

そうした点を十分に踏まえて頂いた上で、1人でも多くの方にパブコメを送って頂ければと願っています。
(尚、締め切りは10/22との事です)

山形県へのパブリックコメントはこちら

 
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    • 初心者千葉バザー
    • 2016年 10月 11日

    たぶん悲しいかな山形県はマナーの悪いバザーを駆除したいのではないでしょうか?
    私もゴミを見るとテンションがた下がりです。
    釣りに来てるのかゴミ拾いに来てるかって感じですよ。
    駐車、ゴミetc琵琶湖、高滝、亀山など1か所フィールドなら管理、魚遊券が有効ですが、多数の野池を見るには?
    このままでは本当にバス釣りに未来はない気がします。

    • マナー問題は本当に頭が痛いですね。
      野池等の小規模フィールドの管理方法は、本当に難しい課題だと感じます。

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