12Oct
スピナーベイトのフッキング率を劇的に上げる方法・・・
それは、トレーラーフックの「装着法」にあった?
1尾でも多く掛けるための、“シングル固定法”を紹介します。
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スピナーベイトのトレーラーフック
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
巻き物の秋・・・と言う事でスピナーベイトも定番ルアーの一つかと思います。
そんなスピナーベイトですが、みなさんはトレーラーフックは着けていますか?
私の場合、以前はイマイチ効果に確信が持てず、着けたり着けなかったりを繰り返す事に・・・。
しかし今では、ほぼ100%トレーラーフックを装着するようにしています。
と言うわけで今回は、私がトレーラーフックを着けるようになったきっかけと、その装着法について書いてみたいと思います。
着けてもフッキング率が変わらない???
さて数年前まで、私はトレーラーフックの効果を疑問視していました。
理由はシンプルで、着けても劇的にフッキング率が上がる気がしなかったからです。
それに引き換え、ウィードやゴミが絡む確率は格段にUP。
使いにくさばかりが目立つ気がして、着けてみたり外してみたりと中途半端な使い方をしていました。
そんな折、雑誌で「トレーラーフックを着ける事でかえってフッキングの妨げになることもある」という記事も見かけ・・・・。
いよいよ私のトレーラーフック不信は高まっていったのです。
トレーラーフックの装着法
そんな私が行っていたトレーラフックの装着法は、下の写真のような「ダブル固定法」。
密着性の高いゴムストッパーで、トレーラーフックを上下からに挟んで固定します。
これで上下左右へのブレが無くなり、ウィードやストラクチャーに引っかかりにくくなる・・・という考え方からでした。
しかしある時他のアングラーの方から、「実は、もっとイイつけ方があるよ・・・」とアドバイスを頂く事に。
そして正しいトレーラーフックの装着法は・・・こうだ!と教えて頂いたのです。
(Dスパイカー。これはかなり面白いスピナベですので、また改めて記事にします)
トレーラーフックが抜けないよう、上側にのみゴムを装着。
ぶらぶらと自由にフックが動くようにする事こそが、最大のキモだと教わったのです。
ほ、本当なの!?・・・と最初は半信半疑だった私。
しかし実際に使ってみての感想は、「確かに掛かる」。
これまでの装着法とは、明らかなフッキング率の違いを実感する事になったのです。
フッキング・メカニズムの鍵
しかし、なぜこのような事が起こったのでしょうか?
以下は私の推測でしかありませんが、キーは「喰い上げ」、そして「吸い込み」の2点にあるのではないかと考えています。
例えばクランクなどのプラグで中層バイトを獲る際、バスが喰い上げた場合はフロントフックに掛かる事が多いかと思います。
またスイムベイトなどを使う際も、腹側にフックの無いルアーは掛かりにくい。
背針仕様のルアーの場合は、かなり送り込んで食い込ませてからでないと、すっぽ抜けやすいように感じます。
これはつまり、「喰い上げバイトの場合はフックが垂れ下がっている方がフッキング率が高くなる」と言う事なのではないでしょうか。
(ビッグじゃないS字系プラグ「コテツ」。キモは呑ませる事だとか・・・)
そこで上述のスピナーベイトのトレーラーフックを見てみると、上一箇所のみでゴムを留めるとフックがだらんと垂れ下がります。
この「トレーラーフックのぶら下がり効果」が、喰い上げバイトを絡めるのに一役買っているのでは?と推測しているのです。
そして二つ目の「吸い込み」についてですが、バスは捕食時にルアーを水と一緒に吸い込んで食べます。
大きいルアーにショートバイトが多い理由がここにあると考えているのですが、つまり「重い物は吸い込みにくい」のだと思うのです。
これはオフショアのジギングをやってみて分かったのですが、100gも200gもあるメタルジグを魚が吸い込むのは本当に難しい。
だからこそ、「アシストフック」というブラブラと可動性のあるフックが発明され、今や主流になっているのだと思います。
(フックの自由度が高いので、ジグが口に入らなくてもアシストフックのみが吸い込まれる)
と言う事は・・・スピナーベイトのトレーラーフックにも同じ事が言えるのではないでしょうか。
つまりあえて可動性を残しておく事で、バスがスピナーベイト全体を吸い込めなくても、トレーラーフックのみが口に入る確率が上がるのではないかと思うのです。
根掛かり対策
しかしこの上側一箇所のみにゴムを装着する「シングル固定法」は、どうしてもゴミを拾いやすい・・・。
琵琶湖のようなウィードエリアで使うには向かないのではないか?という疑問が残りました。
それを尋ねてみたところ、前述のエキスパートの方の答えは「それはレンジが深過ぎる」からではないかと言うものでした。
つまり下の図の赤線のように、深くウィードに掛け過ぎるとどうしても引っ掛かりやすい。
しかし緑線のようにやや上のレンジを保つことで、軽くウィードタッチさせていけばさほどストレスにはならないというアドバイスを頂いたのです。
そこで実践してみたところ、確かに浅く当てる事を心掛ければさほどウィードが掛かってくることはありませんでした。
この経験から、今ではウィードエリアで使う場合はほとんど100%「シングル固定法」でトレーラーフックを装着しています。
喰い上げバイトが劇的に掛かるようになるこの方法、ぜひ一度試してみて頂きたいと思います。
(ただし、複雑なオダ等を絡めるような場合は、ダブル固定法もしくはトレーラーフック無しの方が良いかもしれません)
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