2Dec
様々な種類のあるスピナーベイトのブレード。
しかし同じ形状でも、アクションが全然違ってくる!?
ブレードの特徴を決定づける、“回転角”についてお話します。
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「回転角」って何?
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
先日は溺愛しているスピナーベイト、“Bカスタム”について書いてみました。
その中で「Bカスタムはブレードの回転角が小さく、バイブレーションが少ない」といった事を書きました。
これについて、ブレードの「回転角」って何???とご質問を頂きました。
スピナーベイトの生命線とも言える、ブレードの性格を決定づけるポイント・・・と言う事で、今回はこれについてお話してみたいと思います。
ブレードの種類
ところでスピナーベイトのブレードと言うと、まずはその種類が注目される事が多いと思います。
まずは日本では定番の「ウィローリーフブレード」。
バイブレーションが弱く、代わりにフラッシング要素が強いとされています。
逆にバイブレーションが強いのが「コロラドブレード」。
抵抗が強いのでフォール時にも良く回り、フォーリング用にシングルコロラドを愛用する方も多いことと思います。
またバイブレーションが大きいためマッディウォーターに強いとされており、アメリカでは多用されるようです。
ちなみに前回のクラシックでも、ジェイソン・クリスティが濁ったコーブ内で1ozのビッグ・コロラドで爆釣していましたね。
(“WIRED2fish”より)
そして両者の中間的な要素を持つ「インディアナ・ブレード」もあるわけですが、ここでは説明を分かりやすくするために省略したいと思います。
ブレードには「振れ幅」がある
しかし同じ種類のブレードでも、実はバイブレーションの大きさにはかなり違いがあります。
例えば一口にウィローリーフブレードと言っても、その強さは様々・・・。
そしてそれを決定づける要素こそが、ブレードの「回転角」だと思います。
(Basser2009年11月号より。スピナーベイト特集は必見!)
上の図のように、ブレードには回転の半径が大きいものと小さい物があります。
回転の「振れ幅」が大きいものの方が、当然ブルンブルンと強く水をかき混ぜます。
逆に振幅が小さければ、プルプルとタイトで細かい振動になる・・・。
つまりプラグで言えばワイドウォブルかタイトウィグルか、といったアクションの強弱の差につながると思うのです。
そして一般的には、カップの深さが深いと回転角が小さくなる・・・といった傾向があるそうです。
しかし現代では様々なブレード形状が考案されており、なかなか一概には言えません。
最終的には水中で引いてみて、その動きを実際に見てみる必要があると思います。
(例えばDスパイカーのブレードは、非常に回転角が小さいと思います・・・)
回転角による使い分け
そして最後に、ブレードの回転角による使い分けについて書いておきたいと思います。
まずは上に書いてきたように、求めるアクションの強弱によって選択するというのが一つのポイント。
それからもう一つは、ストラクチャーに対する「抜け」と「コンタクト」という2つの要素があります。
回転角の小さいブレードの方が、よりコンパクトに回るためストラクチャーに接触しにくくなります。
ですので障害物のスリ抜けが良く、ウィードの「中」を通してくる時もブレードが回り続けやすいと思います。
そして回転角が大きければその逆になるわけですが、メリットもあります。
「ブレードがストラクチャーにコンタクトしやすい」と言う事は、イレギュラーなアクションで食わせのきっかけを作ることにもなります。
ですのでブラッシュパイル(オダ)等の比較的ハードなストラクチャーを通す場合は、わざと回転角の大きいブレードを選んでぶつけていく・・・といったテクニックは、アメリカのプロアングラーの間では一般的なのだそうです。
(・・・と、この前のセミナーでヒロ内藤さんがおっしゃっていました)
逆にウィードのスリ抜けを重視するのであれば、回転角の小さいシングルウィローが理想的。
先日の釣行では持ち合わせが無かったのですが、タックルボックスに入れておけばよかったと後悔しました・・・。
というわけで、ブレードの「回転角」とその使い分けについて書いてみました。
自由度が非常に高く、バリエーションの豊富なスピナーベイト。
ぜひ特徴を活かしたモデルを選んで、狙う1尾へと近づいて頂けたらと思います。
(ちなみに、Bカスタムは豊富な別売りブレードがラインナップされているのも大きな魅力だと思います!)
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