10Dec
高馬力ボート、最新魚探、完璧なタックルセッティング –
しかし本当に大切なのは、道具ではない!?
チャンピオン達の分析で明らかになった、本当の釣果の秘訣をシェアします。
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釣りは道具じゃない
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
毎週土曜はソルトの日・・・ですが、今回はソルトだけでなく全てのジャンルに通じるお話し。
それは・・・「やっぱり釣りって、道具じゃなくて腕ですよね」という事についてです。
先日行われた浜名湖オープントーナメント最終戦のストーリーが、公式HPにアップされています。
ぜひ皆さんに見て頂きたいのですが・・・特に注目して欲しいのは「装備」の件。
今年年間チャンプに輝いた鈴木選手の船は、何と9.9馬力の和船なのです。
そして大健闘の3位入賞を果たした伊藤選手に至っては、レンタルボートでの参戦でした。
ご存知ない方のために説明しておきますと、浜名湖は相当なビッグレイクです。
65km²という面積は日本の湖としては第10位。
北浦2個分、あるいは琵琶湖南湖より大きい・・・と言えば、そのスケール感が伝わるでしょうか。
この広大なフィールドを縦横無尽に駆け回るには、高馬力のボートが圧倒的に有利。
トーナメントで本気で勝利を狙うなら、大きい船が無ければ不可能・・・と考えるのはごく自然な事だと思います。
しかしHOTの歴史を紐解いてみると、2014年もレンタルボーターの選手がチャンピオンを獲得しています。
一体なぜ、こんなことが起こり得るのでしょうか?
ジェイコブ・ウィラーの強さの秘密
ところで話はいきなり飛んで、米国バストーナメントへ。
FLWシリーズに参戦を続けていらっしゃる「なべさん」のブログに、興味深い記事がUPされていました。
20代前半でFLWのチャンピオンシップを制し、初出場のバスマスターエリートの試合でも優勝と数々のタイトルを総なめにした「最強の若手トーナメンター」、ジェイコブ・ウィラー選手の強さの秘訣が明らかにされていたのです。
(jacob wheeler official websiteより)
彼は何故こんなにも強いのか?
(中略)
他のプロ達と何が違うのか?
場所の選び方や、彼が使っているルアー
そういう事では無く
それ以前の他のプロとの違いで
今年自分が考える
その決定的な答えが
見えたような気がしますのでご紹介します。
(jacob wheeler official websiteより)
ある時「なべさん」がエンジンの修理のためにエビンルードのピットに行った時、クルーから衝撃的な話を聞いたというのです。
(ジェイコブの船は)何と毎試合故障をどこかしら抱えてピットインしていると言ってきました。
(中略)
何故いつもの様に毎年新艇であるのにもかかわらず
彼の船がここにきているのか疑問に思い
ジョンさんに更に突っ込んで聞いてみると
最初の一言で驚きました。
“ジェイコブのエンジンは毎年1年で600時間以上回ってんだよ!“
と言ってきました。
(中略)
”彼は毎日どこかの湖に浮いているらしいんだけど、我々はそれだけの使用に耐えられるだけのエンジンデザインはしていないんだ!”
と言って来たんです。
(jacob wheeler official websiteより)
輝かしい成績を収めている裏には
1年ほぼ毎日湖上で時間を過ごしているという
膨大な練習時間に裏打ちされた自信と
実力を身に着けているという事が分かったんです。
一番大切なのは、フィールドと向き合う事
この話を読んだ時、ある1人のアングラーが頭に浮かびました。
それは2016年のTOP50チャンピオンであり、オールスターをも制した北大祐選手です。
北選手はトーナメントや取材、ガイド等を通じて、年間300日近くを湖上で過ごすとの事。
言わばもう釣り漬けの生活で、その人生は水の上に浮いている時間の方が長いのではと思うほどです。
今年の北選手の快進撃には凄まじいものがありましたが、それを支えていたのは誰にも負けない練習量だったのではないか・・・そんな風に思えてなりません。
そうして浜名湖オープントーナメントを振り返って見ると、今年チャンピオンに輝いた鈴木選手の練習量は、私の知る限りナンバーワンだったと思います。
そして今年から参戦の若手アングラーながら、3位表彰台を獲得した伊藤選手たちの釣行回数も半端では無かった・・・。
ルアーフィッシングはボートはもちろん、ロッド、リール、ルアーに至るまで様々なタックルを駆使するスポーツです。
しかしいくら道具に関する知識があったところで、ダイレクトに釣果に結び付くとは限らない・・・。
豊富な経験を持つベテランがあっさりと若手に負けたりするのも、ひとえに「フィールドの”今”を読み解く事」が一番大切だからではないでしょうか。
道具のアドバンテージや、経験に基づいたセオリーといった要素も確かに影響すると思います。
しかし大会直前に入っていた「あるベイト」の存在に気付いた鈴木選手が2位となり、最終的にAOYを獲得した事は、それらよりもずっと重要なヒントがフィールドにあったという事の証明であるように感じられるのです。
「釣りは道具じゃない、“ウデ”だ」
巷でよく言われるそんな格言は、本当に真実なのだなぁと思わされた経験でした。
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コメント
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2017年 2月 13日
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