18Feb
ビッグフィッシュ狙いのキーベイト、“ボラ”。
しかし大量に居る割に、いくら狙ってもなかなか釣れない?
ボラパターン成立の条件を探ります。
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ボラは汽水域のキーベイトなのか?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
毎週土曜はソルトの日・・・という事ですが、今回はバスとも関係してくるベイトフィッシュ。
汽水域のタイダル系フィールドでは欠かせない、「ボラ」について考えてみたいと思います。
(「 WEB魚図鑑」さんより)
さてこのボラですが、汽水湖である浜名湖にはウヨウヨいます。
時にその数は、まさしく水面を埋め尽くすほど・・・といっても過言ではありません。
しかしそうしたエリアを釣っても、なかなか釣果に結び付かない事が多いのが現実だと思います。
そんなわけで以前は、少なくとも私の周りでは「シーバスはボラが好きじゃないんだ」という論調が大勢でした。
春~初夏頃に群れる3~5cmくらいのイナッコ(ボラの幼魚)は良く食べられているのですが・・・。
少なくとも10数センチを超えるようなサイズになると、シーバスのベイトにならなくなってしまうのではと考えられていたのです。
ボラパターンの衝撃
そんな浜名湖界隈に衝撃が走ったのは、2014年の浜名湖オープントーナメント最終戦。
最後のHOTと宣言して臨んだ黒田選手が狙ったのが、「ボラ喰いの巨大魚」だったのです。
そしてド肝を抜くビッグフィッシュで、たった2本での優勝を手にしたのでした。
(ちなみにHOTのリミットは3本です)
その時キャッチしたシーバスの腹からは、何と15cm以上はありそうなボラがゴロゴロと出てきました。
そしてこの「事件」をきっかけに、大きめのボラを偏食するランカーの存在が知れ渡ったのです。
というわけでこのボラパターン、ここ数年私もキッカー狙いのメイン戦略として組んできました。
しかしやればやるほど強く感じるのですが、非常に成立させるのが難しい・・・。
もっと平たく言えば、他のベイトを捕食している個体の方が圧倒的に多いと感じるのです。
ボラパターンが成立する条件
ところで一般に、肉食魚はターゲットを絞って捕食できている場合と、手当たり次第に食べている場合の2通りがあると思います。
パンパンに太った大型魚の腹を開けてみると、特定のベイトを大量に偏食している傾向が強い気が。
逆にげっそりした痩せ型の場合は、色々なベイトがちょこっとづつ入っている事が多いように感じます。
そして大型のボラを食べている個体は、完全に前者の「狙い撃ち」系の大型魚ではないかと推測しています。
調査の母数が少ないのが痛いですが、大型のボラと他のベイトが同時に出て来た事が一度も無いからです。
逆に言えば大きめのボラは、なかなか食べられない厄介な存在と言えるのではないでしょうか。
(ついでに言うと、大型ギル狙いのデカバスも偏食傾向があるような気が・・・)
それからもう1つ、「オープンウォーターで」大ボラ喰いの魚が釣れた経験がありません。
釣れたエリアは必ず、ストラクチャーが絡む様なシャローの小場所でした。
つまり障害物などを利用して待ち伏せしなければ、容易に捕食できないのではないかと思うのです。
と言うわけで、ちょっとキモっぽいので正直あまり書きたくなかったのですが・・・。
「オープンウォーターのボラを狙っても釣れない」と、私は今のところ考えています。
(超小さいイナッコの群れは除く)
ですのでボラパターンを成立させる有効な条件は、「待ち伏せできるストラクチャーがある事」と言えるのではないでしょうか。
(私は経験がありませんが、都市河川のビッグベイターの方がやるような場所も、大抵どぶ川みたいな小場所のような気がします。。。)
なかなか成立させるのが難しいですが、メモリアルな一発を狙うために、ぜひトライしてみて欲しいパターンです。
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