1Mar
オールスターを制し、注目度急上昇の“ピュアグラス”ロッド。
しかしダルなイメージに反し、意外なほどシャープ!?
“ハイテーパー“がもたらす、軽いグラスロッドの秘密に迫ります。
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
ピュアグラスロッド復権???
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて昨年のオールスターでは、北大祐選手が自身のスタイルで巻き切って見事優勝。
その原動力となった、「ピュアグラス」のプロトロッドが話題となっていました。
その及ぶもののないしなやかさが引き出す豊かなルアーアクション、そして対ショートバイト性能・・・。
様々なコンポジットをテストした結果、結局行き着いたのはピュアグラスだったのだそうです。
というわけで気になるクランキンロッドを触ってきましたので、早速レポートしてみたいと思います。
軽くてシャープなピュアグラス???
しかしフィッシングショーで私が触ってみた時、一番最初に感じたのは「意外と軽い」という事でした。
もちろんグラスなので絶対的には重いに決まっているのですが、私が経験してきたグラスロッドのイメージからすると、予想外に軽快でシャープだったのです。
そんなバカなと言われそうですが、秘密はテーパーデザインにありました。
“ハイテーパー“と呼ばれる、極太のバットからティップに向けて急激に細くなる設計を採用。
これによって「手元が重く、穂先が軽い」ブランクに仕上がっているため、軽く感じるのだというのです。
これは先日シェアしたスプールの話とも共通する点があるように思います。
カタログに記載された総重量では無く、重要なのは「どこが重いか」。
支点から遠い部分、つまりロッドで言えばティップが軽いという事がいかに大切かを実感しました。
それから、軽く感じる理由はガイドセッティングにもあるように思いました。
多少大きめのガイドを使っているとの事でしたが、それでも昔と比べればかなりの小口径。
重いガイドが先端にない事で、ベロベロとティップの震えが収束しない感じが非常に少ないのです。
というわけでロッド・コンセプトの核心からは外れるかもしれませんが、
「ピュアグラスって、こんなに軽くシャープに出来るんだ」
という事が強く印象に残ったのが、偽らざる本音でした。
苦手なグラスロッド
ところで正直に言うと、私はグラスロッドが苦手です。
キャスティングが下手なので、ピュアグラスだとどうしてもアキュラシーが出せない・・・。
その意味で、ハイパワーXでネジレを抑えたシマノ系のコンポジットロッドが好きです。
特にゾディアスシリーズの“166ML-G“は、ほぼグラスと言って良いほどグラス比率が高いモデルです。
Xテープによる補強で上手くグラスのネガを潰し、メリットを残した良いロッドではないかと。
値段もびっくりするほど安いですし、まあピュアグラスロッドを買う事は無いだろうなと思っていました。
しかしワイルドサイド・ピュアグラスシリーズの予想外の仕上がりに、ちょっと心が揺れていますw
ウィードエリアでは旧エクスプライド170M-CRが神番手と信じていますが、リザーバーなどにもトライする予定の今年は、ぜひ試してみたいと思わされました。
購入予定の皆様、買ったら投げ比べしませんか(笑)???
※尚、今回の画像はレジットデザインさんHPよりお借りしております。
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
KenDさんこんにちわいつも楽しく目から鱗で勉強させてもらってます。
172MHを使い出してこのブログにめぐり合いレジットさんのロッド、北さんに興味が湧きまたバスフィッシングが一段楽しくなりました。
今回のピュウグラスロッドは本当にありがたい話で、一応三本ともに購入する予定です。
クランキングも本当に極めようと思うなら沢山すぎるロッドが必要だと思ってます。
その空いてる場所を埋めてくれて、下手な自分に魚を釣らせてくれるのがピュアグラスロッドだと思います、ピュアグラスロッドはクランキング初心者ほど使うべきだと思います、間を手に入れられる、それによってルアーをカバーやウィードにスタックさせすぎず、コントロールできる間を下手な自分に与えてくれる。
北さんのような達人、KenDさんのようなレベルの人が使えばそれはもっともっと大きなアドバンテージになると思います、この北さんという天才がトップになってくれたおかげで当たり前のものが当たり前のように世の中に出てきた。
でもまた気付けば当たり前のモノが消え去るようなことになると嫌なので早めにこのピュアグラスロッドは三本ともに買っておきたいと思います。
ただなんでこんなにありがたい値段で買えるのかを聞きたいですねw
応援してます、頑張ってくださいね。
いつもありがとうございます!
そのように楽しんで頂けることが、ブログを書いている者として何よりの喜びです(^^♪
クランキンロッドは本当に状況次第で色々な物が必要で、底の無し沼とも言えますね(笑)。
(それが楽しいわけですが)
そしてまさにご指摘の通り、クランクが苦手と言う方ほど、ぜひグラス(コンポジットも含め)を使ってみて欲しいと私も思います。
バーサタイルロッドでは気付いていなかったバイトに、きっと出会えると思いますので・・・。
これからも楽しんで書いていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします(^^♪