11Apr
ハンドルのロング化により、巻上げのトルクは向上。
ではリールのハンドルは、長ければ長いほど良いのか!?
全長100mmオーバーの、超ロングハンドルの可能性を探ります。
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
長いほどトルクは向上するのか???
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて、ヘッジホッグスタジオさんとのコラボ企画“カスタムパーツ直接対決”シリーズ。
初回は純正84mmハンドルと95㎜ロングハンドルの比較をお届けしました。
この範囲であれば、個人的には95mmハンドルのメリットが活きる・・・というのが個人的な感想でした。
それではこれが100mm、そして105㎜とどんどん長くなっていくと一体どうなるのでしょうか?
今回は、100㎜オーバーの超ロングハンドルの使用感をレポートしてみたいと思います。
(ちなみに1つだけ色が違いますが、全てAvailのオフセットハンドルsti2という製品です)
長いほどトルクは上がるのか?
それでは95mmハンドルから、100mmロングハンドルへと交換してみます。
ちなみに+5mmの差ですと、外観上はパッと見ても良く分からない程度の変化。
純正の84mmハンドルから95㎜にロング化した時と比べると、見た目のインパクトはだいぶ少ない感じです。
しかしいざディープクランクを巻いてみると、「確かにトルクが上がっている」。
もちろん84→95mmへUPした時ほどの劇的な変化ではありませんが・・・。
たった5mmでも、体感できるほど巻き上げのトルク感が向上するという事が良く分かりました。
そして個人的にはこれ位のトルク感だったら、ディープクランクを巻き続けるのに合格かなと感じました。
(あくまでノーマルスピードに調整した15コンクエスト101HGと合わせた場合)
余談ですがロングハンドルの助けを借りているとはいえ、ノーマルスピードでディープクランクが巻けてしまうコンクエストのトルクに脱帽です。
(これが13メタニウムだと、102mmハンドルを組み合わせてもこの軽快さは出ませんでした)
そしてさらに105mmへと、超ロングハンドル化させていきます。
ここまで来ると、個人的には未体験の長さ。
巻き上げはさらに楽になるはずですが・・・「思ったよりトルク感が変わらない」と言うのが偽らざる第一印象でした。
これも同様に+5mmのロング化になっているとはいえ、ハンドルが長ければ増加するパーセンテージとしては少なくなっていきます。
(95→100mmだと5.3%の増加ですが、100→105mmだと5%の増加幅)
あるいは、すでに100mmでもほぼ十分と感じるトルクが得られていたために、変化を感じにくかったという理由もあるかもしれません。
ともあれちょっと巻いてみただけでは、意外と変化が良く分からなかったというのが本音でした。
しかしずーっとフルサイズの5mダイバーを巻き続けていると、じわじわと疲労感に差が出てきます。
ディープクランクを1日巻き切るのであれば、やはり105㎜のトルクは重宝するなと実感しました。
ただしそれは、あくまでも引き抵抗の強いディープクランクの場合。
試しに1//2ozのスイムジグを巻いてみたところ、95~105mmのどれでもさほどトルクの差を感じなかったというのが本音です。
つまりトルクの向上は間違いないと思うのですが、巻き上げトルクが必要な釣りをするかどうかが重要となってくるのではないでしょうか。
回収のデメリット
ところでロング化していく中で一番心配していたのは、長過ぎると巻きにくくなるのではと言う事でした。
特に105mmではさすがにキツくなるかと思ったのですが・・・結果としてはほとんど問題を感じませんでした。
ただしこれは体格的な要素とともに、「肘巻き」が前提という面が大きく影響しているかもしれません。
いずれにせよ、個人的には105mmって意外と普通に使えるんだなぁ・・・と実感したのです。
(105mmという数字だけ見ると、長過ぎないか!?と不安になってしまうのですが)
しかし105mmを使った時、明確にデメリットと感じた要素がありました。
それは・・・「回収スピード」。
ショートキャストでカバー際に撃っていくような釣りをする時、回収が遅くて釣りのテンポが落ちてしまうと感じたのです。
もちろん「ロングハンドル化はローギア化に等しい」という原則から考えれば、これは当然の結果と言えます。
しかしそれ以上に凄くやり辛さを感じたのが本音で、正直ピッチングでジグを撃つような釣りはやっていられないと思いました。
(回収時に手元がカクカクして巻きにくいんですよね・・・)
その理由を考えてみて、「回収時だけは“手首巻き”をしている」事に自分でも初めて気づきました。
巻き物でトルクのあるリトリーブをするには肘巻きが有効だとおもうのですが、やはり回収スピードを上げるには手首巻きの方がずっと速い・・・ことに、自然と体が対応していたのかもしれません。
そして手首で巻くのであれば、105mmはもちろん100mmでもまだ長過ぎるように思いました。
というわけで巻く釣りなら100mm、撃つ釣りなら95mmくらいが適度というのが個人的な結論。
フルサイズのディープダイバーだけを巻くなら105mmもアリですが、ちょっと汎用性に欠けるかなぁと言う感想です。
ただし巻く釣りでも、小さ目のルアーをショートキャストするなら95mmで充分と言う気もしましたので、私の場合は95mmが基本になりそう。
くどいようですが巻き方や体格で個人差が大きいと思いますので、一応の参考にして頂ければ幸いです。
それでは次回は、「ロングハンドル化は本当にスピードが落ちるのか?」を検証してみたいと思います。
こちらはきっちりと、数値で結果をシェア出来る予定ですのでお楽しみに!
(しかし使えば使うほど、やはりコンクエストは巻くのに最高だなぁとジワジワ実感します・・・)
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
-
2017年 4月 17日
-
2017年 4月 20日
-
2018年 12月 07日
この記事へのコメントはありません。