13Apr
ついに実現した、TOP50のLIVE中継。
トーナメント人気復活の起爆剤と思いきや、正直言って退屈だった!?
決定的な問題点と、ブレイクへの道をシェアします。
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TOP50生中継は面白くなかった!?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
今江プロ6年ぶりの復活優勝の夢が散った、2017TOP50開幕戦。
逆転した市村直之プロの活躍とともに、ついに実現した決勝のLIVE放送が話題を呼んだ1戦でした。
(今回、JB/NBC officialsite より画像をお借りしております)
以前からトーナメントを観戦スポーツに昇華させるキー・コンテンツは、LIVE配信であると主張させて頂いてきました。
ですから数々の困難を乗り越えて、ここまで漕ぎつけたであろう関係者の方々には頭が下がるばかり。
これを起爆剤に、ぜひ日本のトーナメント人気が復活して欲しいと願ってやみません。
しかしSNSのタイムラインを眺めていると、「退屈だった」とか、「abema TVの方が面白かった」、そして「トーナメントって、あんな小さい魚を1匹釣って優勝なの?」という意見が見られたというのも、否定できない事実。
このLIVEが実現した事自体は画期的だと思いますし、苦労された方々に申し上げるのは本当に心苦しいのですが・・・
私自身の率直な感想としても、正直言って期待したほど面白くなかったというのが偽らざる感想でした。
というわけで今回は、なぜ今回のLIVEが盛り上がらなかったのか?について考えてみたいと思います。
“臨場感の欠如”が決定打
それでは個人的に何がガッカリだったのか、単刀直入に書かせて頂きますと・・・
「LIVEカメラが選手に同船していなかった」のが決定的なポイントだったと感じました。
バスマスターのLIVEや昨年のバサーオールスタークラシックLIVEなど、これまでのLIVEは選手の船にカメラが同船するという形をとってきました。
一方で今回のTOP50では、解説者が乗ったボートがフィールドを巡回して回るという形式・・・。
確かにトーナメント全体の流れを把握するには悪く無いでしょうし、河辺プロと川口プロの貴重な話が聞けたのは収穫でした。
「フットボール+シングルテールグラブは"シャッド"」。「ダブルテールならクランクベイト」。河辺さんの名言かなこれは・・・。
— DeeeP STREAM (@ken_d_s) 2017年4月9日
しかしやはり、これまでのLIVEで感じたようなドキドキ感は感じられませんでした。
それはなぜかといえば、「臨場感の欠如」の一言に尽きると思います。
プロスポーツでありながら、致命的なのが臨場感の無さ。
これは永江一石さんが以前の著書で指摘してたとおり。
かたや、その臨場感を取りいれて成功しているのが艇王。
JBもカメラクルーを全艇に乗せることでソフトとしてはもっと魅力あるものになると思う— りまるおん (@rimaruon) 2017年4月9日
(激しく同意です・・・)
離れた位置から選手の動作を撮影しても、何をやっているのかすらイマイチよく分かりません。
遠くから客観的に観察するだけでは、決してファンが感情移入して観る事は出来ないと思うのです。
「ドラマ、駆け引き、選手の歓喜や落胆を共有できるからこそ、熱狂的なファンが生まれ、(中略)スポーツや選手への評価、敬意も生まれる」
「戦略、ルアーの選定、(中略)状況変化へのアジャスト・・・そういったプロセスや、選手の苦悩、歓喜が伝えられなければ、その結果としての順位や賞金はきちんと評価されない」
オールスタークラシックを企画した故・林圭一プロは、かつてこのように語られたそうです。
その意味でLIVEカメラが同船する生放送は、まるで自分がその場にいるかのようなリアルな疑似体験をさせてくれます。
戦略の迷いから根掛かりに苛立つ様子まで、選手の息遣いさえ聞こえてきそうな臨場感。
この一投で喰うのではないか・・・というハラハラの連続が、「釣れない時間の面白さ」を教えてくれました。
そうした選手の苦悩、迷い、釣れない時間の積み重ねを自分のことのように共有するからこそ・・・
だからこそその先で、ついに辿り着いたビッグバイトに感動し、心から歓喜できるのだと思うのです。
もちろん、TOP50ライブはまだまだ始まったばかり。
disるつもりは全くなく、むしろ今後のブレイクに期待するがゆえに、ぜひ何としてでも同船中継を実現して頂きたいです。
調整が非常に大変であろうことは想像に難くありませんが、ファンとしてこれからの発展を熱望しています。
(玄人好みかもしれませんが、試合展開は手に汗握るものだったかと思われますが・・・)
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コメント
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2017年 6月 03日
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2019年 4月 08日
嫌な人もいるのかもしれませんがアメリカのトーナメントでは割合ふつうみたいですね。
何もかもアメリカの真似をする必要はないと思いますが中継するなら選手の船の上からやってほしかったです。
ですね~、次回に期待しています!
去年のジャパンスーパーバスクラシックは、カメラ同船ではなかったですが、なかなか楽しめましたよ。
スタジオで山木プロが3,4時間ぶっ続けで解説という、実況者にかなり負担を強いるやり方でしたけれど……
山木プロの解説が非常に良かったのが大きかったですね。
そうだったのですか!
実はジャパンスーパーバスクラシックのLIVE、観られなかったのです・・・(;^ω^)
確かに解説の力も大きいですね!
KenDさんこんにちわいつも楽しく拝見させて、学ばせてもらってます。
バス釣りはプロスポーツにはならないと思います、そこに関わる人たちがあまりにも自然というものに対してアマチュアだからです。
数あるプロスポーツには競技場というものが存在し、そこにはルールやマナー、モラルといったものが存在します。
でも釣りは自然相手のもので自分が審判であり、管理者であり競技者でなければならないからです。
そういう意味ではゴルフという競技に近いのかもしれませんね。
言いたいことは沢山ありますが、自然相手に自分勝手に遊ぶ、競技する、師というものが欠落している人が殆どで何も学ばないままにフィールドに立ち、自然に何も感謝しないまま好き放題、やりたい放題。
小手先のアイディアで盛り上げてもすぐに終わりは来ます、目の前のゴミひとつ拾わない釣り人たちがどんなに私はプロだと言ってもそれは滑稽というものです。
アメリカンとジャパニーズの根本的な差は目の前で起こったことに立ち向かえるか、否かです。
今その場でその事が起こったその時に何をするかで人としての評価が下される国アメリカ、後で自分のとった行為にああだこうだと語るジャパニーズに自然相手に競技をする資格はないと思います。
そうでない人達も沢山おられるのですが、タダでできる遊びだからアマチュアなんです、お金をペイして携わり、それが高みに行った時にプロフェッショナル足り得るのです。
バス釣りではなくバスフィッシングをしましょう。
大事なのはサイクルです。
いつもありがとうございます!
少しでもホンモノに近づきたいなと願う日々です(^^♪
長文失礼いたしました。
ですが本物はいます、フェイクではなくホンモノな人たちは沢山、沢山います。
釣りではなくフィッシングを目指せばバス釣りに明るい未来が来ると思います。
バス釣りのために実力ある人たちがバスフィッシングをしましょう!
河辺さん、川口さんもどんなリグやルアーで釣りをしているか分らないと答えられている場面が多々ありました。
同船中継が無理なら、ボートにGoProのようなものを置きそれを中継していただければ臨場感もある程度出るような気がしました。
flwやB.A.S.Sの中継の様には出来ないかもしれませんが、期待が大きかっただけに退屈したという感想は多くの方が持たれたように思いました。
コメントありがとうございました。
確かに、カメラマン無しの固定カメラでもだいぶ違いそうですね!
色々と工夫して頂けることを願っています。