27Jun
歴史的な逆転劇で幕を閉じた、2017バスマスタークラシック。
しかしその勝利の影で、滑り落ちていった1つの栄光・・・。
エーラーの驚きの奇策と、そのシークレットベイトに注目します。
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逆転勝利の栄光の影で
みなさんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて少し時間が経ってしまいましたが、ジョーダン・リーがまさかの逆転優勝を決めた今年のBassmasterクラシック。
クラシック史上でも類を見ないほどの大マクリ劇で、まさに歴史に残る一戦だったと言えるのでは無いでしょうか。
その試合のLIVE映像のハイライトが、少し前からBassmasterのサイトで公開されています。
視聴方法等については下記リンクの「シャロー道」さんの記事を参考にして頂きたいのですが・・・。
じっくり見ていく中で、むしろ気になったのは2日目までトップを快走していたブレント・エーラーの釣りでした。
(今回の画像は、Bassmaster.comよりお借りしております)
ついに全貌が明らかに!2017バスマスター・クラシックのTV放送
マイケル・アイコネリ、キース・コームスといった並み居るライバル勢を同エリアで迎え撃ったブレント・エーラー。
しかしこの至近距離でのドッグ・ファイトを、エーラーは圧倒的な差で釣り勝ちます。
今回はジャングルのようなブッシュを撃ち抜いた、意外なシークレット・ベイトについて考えてみたいと思います。
ノーシンカー・フリップという奇手
さてレイク・コンローのクラシックでエーラーが狙っていたのは、通称“ジャングル”と言われる最上流部のブッシュ帯でした。
濁って見えなかったものの、実はここにはスポーニング・ベッドが・・・。
ポストの魚がメインと見られていた中、このブラインド・ベッドのビッグフィッシュを見つけ出していたのだそうです。
しかしそれに気付いていたのは、エーラーだけではありませんでした。
マイケル・アイコネリやキース・コームスといった強豪たちもまた、そのエリアのポテンシャルに気付いていたのです。
ところが、アイクやコームスのテキサスリグにはなかなかビッグフィッシュが入りません。
それにも関わらず、すぐ近くのポイントでエーラーはビッグフィッシュを連発。
かなりスローにブッシュを撃っていたその釣り方は、何と“ノーシンカー・フリップ”!!
DDDシャッド(ゲーリーヤマモト)のノーシンカーを、ゆっくりゆっくりと撃ちこんでいったのです。
DDDシャッドというシークレット・ベイト
ところでノーシンカーフリップというと、逆に日本のアングラーにはさほど珍しく映らないかもしれません。
確か成田プロが昔からよく使っていたテクニックという印象で、私自身特に目新しさは感じません。
しかし今回驚いたのは、“DDDシャッド“というそのルアーセレクトでした。
通常この手の釣りと言えば、昨日の記事ではないですがセンコーなどの高比重ストレートワームを使うのが一般的だと思います。
ところがDDDシャッドというのは、ストレートワームというよりもソフトジャークベイト。
しかもそれを一切ジャークしたりせず、黙々とフリーフォールさせ続けていたように見えたのです。
一体何が起こっているのか私には全く分かりませんでしたが・・・。
Basserの雨貝さんの記事を拝見したところ、実はトリプルDシャッドはセンコーよりも比重が高いとの事!
浮き上がりを押さえ、濃いブッシュに沈めるためにあえてセレクトしたのだという事です。
この釣りの定番であるセンコーでなく、あえてDDDシャッドをノーシンカーで沈める・・・。
ソフトジャークベイトを単にスティックベイトとして活用するという奇策に、エリートプロの発想の豊かさを垣間見たように思います。
惜しくもクラシック制覇を逃した、無冠のシークレットベイト。
見つけたら試してみようと思いつつ、なかなか発見できずにいる今日この頃です。
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