21Sep
大きさばかりが注目されがちな”マグナムクランク”
しかしその性能のキモは、圧倒的な「浮力」にあった?
マグナムクランクにしか攻めらない、唯一無二のアプローチを考えます。
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マグナムクランクが釣れる理由
みなさんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて、私もようやく最近になってその威力を実感するに至った“マグナムクランク”。
あまりに巨大過ぎて信用出来ていなかったのですが、確かに「これでしか釣れないバスがいる」と思えるようになってきました。
しかしなぜ、こんなに大きなクランクで魚が釣れるのでしょうか?
「ビッグバスに効く」というだけならまだ分かるのですが、40クラスも意外と釣れる・・・。
しかも普通のクランクを通した後に釣れる事もあり、「数を捨ててサイズを選ぶ」釣りとも言い切れないように感じたのです。
というわけで今回はマグナムクランクが有効となる理由の第一回として、「浮力」について書いてみたいと思います。
絶対的浮力がもたらすもの
さてそもそもクランクベイトがファットなボディを持っているのは、障害物を回避しやすくするという機能的な理由があるためでしょう。
そんなただでさえ良く浮くクランクをマグナムサイズにしたらどうなるか・・・というと、もはやその浮力は想像を絶するレベル。
ピンポン玉みたいに素早く浮くのでウェイトを追加してみたのですが、1/4ozのスティックシンカーを追加してもまだ浮くという異次元っぷりです。
ではこの浮力が何をもたらすのか?というと、使ってみて感じたのは驚異的な「ウィード離れ」の良さでした。
ウィードに当てたらストップし、クランクを浮かせてかわす・・・というウィードコンタクト・クランキング(ライザークランキングなどとも言う)は、パリッとしたカナダモなどに対して行うのが一般的だと思います。
これはカナダモがバスを多くストックしているという以上に、「センニンモやトロロ藻があるとウィードが切りにくい」というアングラー側の要因が大きく影響していると思うのですが・・・そういうスポットで釣れる事も実際には少なくありません。
そしてマグナムクランクの絶対的な浮力は、そうしたクランクを通しにくいウィードをも強引に振り切るという力技を可能にしていると感じたのです。
(上の写真を見て頂くと、フックにセンニンモが絡んでいる事が分かると思います)
これまでクランクで攻める事が難しかったエリアが攻略出来るようになった事は、シンプルに釣果の可能性を広げてくれているのではないでしょうか。
適度な浮きスピードの調整
しかしそうは言っても、ウィードを回避できる事と魚に口を使わせられる事はまた別物だと思います。
個人的にマグナムクランクの釣果はほぼ浮上「中」のみに集中している事から、浮きスピードの調整は非常に重要だと考えています。
浮くのが早過ぎると追えない・・・という事も充分あり得るでしょうから、ウィードを回避できる範囲で適度な浮き具合を探る必要があるのではないでしょうか。
(ちなみに、中層のストレートリトリーブで釣った事はまだありません・・・)
そしてその調整方法ですが、正直言って非常に四苦八苦しています。
なにせ浮力が強過ぎるので、普通の板オモリでは何重にも貼らないと効果がありません。
フックを重いものに交換(STX-58の#2/0)した上で、フックアイに直接シンカーをスプリットリング止めして現場調整しています。
(SKTマグナム110MRの例。ただしこの方法、フロントだけに付けると潜行角が深くなるので注意が必要です)
※ちなみに、冨本プロは同じくフックハンガーに“グレネードシンカー”を装着されていました。
これならよりウェイト交換が簡単な上、重心がボディ寄りになるので良さそうですね!
というわけでマグナムクランクだけが持つ圧倒的な「浮力」は、これまでクランクで攻められなかったアプローチを可能にしたと思います。
琵琶湖ですとウィードが代表的ですが、混み入ったオダなどのややこしいカバーで活躍する可能性も大いに秘めているのではないでしょうか。
とりあえずその大きさは置いておいて、とにかく“浮く”という性能にフォーカスして使ってみるのも面白いと考えてる次第です。
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