6Dec
バス釣りの基本は、まずはボトムを取る事と言われます。
しかし“中層“にこそ、むしろ多くのチャンスが!?
意外と簡単でよく釣れる、アンチ・ボトム理論をご紹介します。
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ボトムを取らないバスフィッシング
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて昨日に引き続き、本日はディープな“レンジ”特集の第2回目。
ボトムを取らない「中層」の釣りについて書いてみたいと思います。
さて世の中一般的に(?)、「バスフィッシングの基本はボトムを取る事」だと言われていると思います。
昔から本や雑誌などで、色々な有名アングラーによってこのように説かれてきたのではないでしょうか。
ただし私自身は、正直これについてずっと釈然としない気持ちを抱いてきました。
最近でこそボトム・フィッシングも好きになりましたが、野池オカッパリ時代はほとんどジャークベイトしか使っていなかった私・・・。
大袈裟でなくほぼ100%の魚を、中層だけでキャッチしていたのです。
(当時はフラッシュミノーとM-1インスパイアミノー、それからスラッゴーとスタッドで小バスを鬼のように数釣りしておりましたwww)
ただし最初からボトムを全く釣らなかったわけでは無く、始めた頃はパーティワームのスプリットショットリグとか色々試していました。
もちろんそれでも釣れたのですが、ボトムの釣りに付き物の「根掛かり」に悩まされる事に・・・。
ワーム1つ、フック1本すら貴重だった子供時代の私には、そんな経済的損失が耐えられませんでした(苦笑)。
そこで(沈めないので)根掛かりする事無く、見た目的にも釣れそうだったミノー系を多用するようになっていったのですwww
レンジを合わせなくても良い!?
そんな私のセコい理由に興味のある方は居ないでしょうが(笑)、とにかく中層のジャークベイティングは数が良く釣れました。
当時よく通っていた小規模リザーバーに多かった、岸から急深のバンク際は特に好きなポイントでした。
そこにダウンショットを投げる釣友にいつも釣り勝っていたので、あるときこんな事を言われたものです。
「こんな深い所に、1mしか潜らないミノーを投げて釣れる意味が分からない」と。
確かにそれらの場所は深く、オカッパリなので正確には分からないのですがおそらく5m以上の水深があったのではないかと思います。
そこに1mしか潜らないジャークベイトを投げるよりも、しっかりとボトムまでダウンショットを落とした方が釣れるに決まっている・・・と彼が考えたのは自然でしょう。
しかしここで鍵になってくるのは、昨日も書いたように「バスはボトムにいない」という考え方なのではないかと思うのです。
じゃあ一体どこにいるのか?と言えば、それは「中層のどこか」ではないかと思います。
当たり前の事を言うな!と怒られそうですが(笑)、実はこのアバウトさが結構大事。
そしてその中層のどこかにいる魚を、ルアーに気付かせて”喰い上げさせる“というイメージで釣っているというわけなのです。
ジャークベイトやビッグベイトを多用するアングラーの方はご存知と思いますが、ルアーを引いていると下からワラワラとバスが沸いてくることがあります。
つまり魚のポジションが2mだろうが3mだろうが、厳密にレンジを合わせなくてもルアーの力で引っ張り上げて釣る、という事が出来るわけです。
もちろん水質や活性によってどれくらいの距離から喰い上げるかは変わってくるでしょうが、中層のどこかを泳いでいるであろう広範囲の魚に、広くアピールする事が出来ると思うのです。
ですから厳密にレンジを合わせたりピンを絞ったりしなくても、「大体ここらへん」の魚を拾っていけるという強さが中層の釣りにはあると思うのです。
そんなわけで「中層にいる魚を、中層にルアーを通して釣る」という事は、ごくごく自然で簡単な”釣りの基本”ではないかと個人的に感じてきた次第です。
追い詰める場所
ちょっと待て、じゃあ同じようにボトムやトップウォーターまで魚を引っ張ってきて、ルアーを追い詰めさせて食わせたらもっと釣れるんじゃないのか?と思われるかもしれません。
それはまさにその通りで(笑)、のちにトップウォータープラグ、そしてボトムの釣りを覚えていく過程で、「そうか、水面やボトムを利用すれば中層で食わせられなかった魚が獲れるのか」・・・という事に私も遅ればせながら気付きましたwww
(昔は、ジャークベイトさえあればトップは要らないと思っていましたので)
しかしトップに出切らない魚に対して、少し沈めてやると反応する・・・といった事は多々あるのではないかと思います。
これはボトムに対しても同様で、ベタ底までは追って来ないけれど、もう少し上を通せば喰うという事もまた少なくないと感じています。
イメージ的には水深5mの2mレンジにいる魚が、トップやボトムまではルアーを追って来ないけれど、上下1m位のレンジを通してやれば喰ってくる・・・といった感じでしょうか。
しかしBasserの山岡プロの記事を読んでいて気付いたのですが、これは確かに「ある程度水深がある場所」で通用する考え方かもしれません。
たとえば水深が1mしかないようなシャローエリアでは、トップだろうがボトムだろうがどこを通しても魚はルアーの存在に気付くでしょう。
そう考えると、ベイトを追い詰めやすいボトム(もしくは水面)を釣るのが基本、という考え方が成立するのも納得できるような気がします。
(沼系のシャローレイク育ちの方ですとそうなるのではと・・・)
というわけで「ボトムでは無くむしろ中層を釣るのがバスフィッシングの基本だ!」などと主張するつもりは毛頭ありませんが(笑)、中層と言うのは別に全然特殊な釣り方ではないし、難しいわけでも無い・・・という事をお伝えできれば嬉しい限り。
喰わず嫌いをされている方には、ぜひぜひ一度挑戦して頂きたいと思います。
そして次回は最終回として、そんな中層の釣りならではのアドバンテージについて書いてみたいと思います。
(これから春にかけての時期は、特にジャークベイティングがお勧めです!)
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