アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] ゾディアス170M-Gは”巻き物系バーサタイル”ロッドか?

特殊な用途と思われがちな、グラスロッドのPEセッティング
しかしアメリカにおいては、PEで巻くのは普通だった?
極めて広いルアーをカバーする、巻き物バーサタイルタックルを紹介します。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

グラスロッド+PEセッティングの利点

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
今日は久しぶりに、ロッドの話を1つしてみたいと思います。
それが巻き物用としてアメリカに持っていった、ゾディアス170M-Gです。

このロッドはいわゆるグラスコンポジットロッドなのですが、その中でもグラス味の強い「本格派コンポジット
ピュアグラスのブランクを部分的にカーボンで補強し、ハイパワーXで締め上げられた1本です。
結果としてグラスらしいしなやかさやパラボリックなベンドを残しながらも、キャストのしやすさも確保されたお気に入りの番手です。

あれ、でも上の記事↑で、エクスプライドの170M-CRの方が好きと言ってなかった???と覚えて下さっていた方、ありがとうございます。
確かに適度にシャッキリした170M-CRは、ウィードエリアでクランクを巻くには最高の神番手だと今でも思っています。
しかしそれはあくまでもフロロを前提にした場合」であり、PEラインを使用するとさすがに硬過ぎると感じていたのです。

私は最近巻き物もPE+ロングリーダーのセッティングを組むことが多いのですが、今回のフロリダでもそれが適していたように思います。
濃いカナダモやベジテーション周りでバイブレーションやチャターを巻くには、「引っ掛かったカバーからいかにキッチリとハングオフする(外す)か」が非常に大切に・・・。
ロッドワークやリーリングの緩急で「パシッ」と一発でウィードをカットできないと、ルアーに絡みついてその一投が無駄になってしまうからです。
加えて遠征先で巻き替えの必要が無いという事も、今回実感したPEセッティングのメリットでした。


 

ゾディアス170M-Gの懐の広さ

▼タックルDATA
ROD:ゾディアス170M-G(シマノ)
REEL:13メタニウムHG(シマノ)
LINE:PEライン40~50lb(3~4号)
LEEDER:アプロードGTRウルトラ20lb-3m(サンヨーナイロン)

今回は上記のセッティングで、1/2oz前後のバイブレーションや、1/4~3/8ozくらいのチャターがとても快適に使えました。
PEラインって、弾かない???と心配になるかもしれませんが、リーダーを長く取っていれば問題になる事は少ないと思います。
(とはいえ、やはり厳冬期などシビアな時はモノフィラが有利だと思いますが)

そしてこのロッドのありがたい所は、対応できるルアーの幅が物凄く広いという事です。
今回はメインになりませんでしたが、ワイルドハンチのような小粒クランクから、何とマッドペッパーマグナムのような1ozクラスまで本当に使えてしまいます。
加えてスピナーベイトバズベイト等のシングルフック系、あとはスパイラルミノーのようなトップ系まで、巻き物ならまさに何でも来い!状態。

(ただし、小型ルアーを使う場合はリールのスプール性能が重要になってくると思います)

こうしたカーボンロッドではちょっと考えられないような懐の広さも、グラスコンポジットの大きな魅力だと感じました。
特にロッド数を制限される海外釣行のような場面では、非常にありがたかった次第です。
これはオカッパリやレンタルボートの際にも、かなり重宝するのではないでしょうか。
(ただし、マグナムクランクまで行くとちょっと辛いと思います)

後は7ftという長さも絶妙で、バンク撃ちのショートキャストも出来るし、ディープクランクをフルキャストして潜らせることも出来るちょうど良いレングスだと思います。
もちろんアキュラシーキャストだけを突き詰めればショートロッドが有利でしょうし、ニーリングでディープボトムを叩くならさらに長い方が良いでしょう。
しかし様々な状況に広く対応できるという意味では、強さと言い長さと言いまさに「巻き物系バーサタイルロッド」だなぁとあらためて惚れ直した次第です。

ちなみにゾディアスはガイドリングがアルコナイト製なので、PEを使うと削れるのでは?という噂がありましたが、私のロッドでは全く発生していません。
現代のロッドにしてはガイド径が大きめなので、PEの結び目が通りやすい点も気に入っています。

あとはカーボンロッドに比べれば明らかに重いのですが、組み合わせるリール次第では全然問題無いように感じられます。
今回は13メタニウムを合わせたのでちょっと重いように思いましたが、エクスセンスDCを付けたらむしろ軽く感じるくらいです。
この辺りは、今年発売になるバンタムMGLに非常~に期待している次第です・・・。

というわけで、巻き物なら本当に幅広く使えるゾディアス170M-G
グラスコンポジットと言うと特殊なイメージがあるかもしれませんが、巻き物に用途を限るならむしろ非常にバーサタイルと言って良いのではないかと思います。
PEで巻くという事に抵抗がある方も多いでしょうが、大森プロを始めアメリカでは結構普通のセッティングのようです。
2mくらいまでの浅場であれば、3~4号のPE直結でも充分使いやすいと思いますので、ぜひ今年トライしてみて頂きたいです。
(ちなみにシーバスにもイイです。もちろんフロロやナイロンでも使えますが、スピナベなどのシングルフック系は少しフッキングパワーが足りないように感じますが・・・)

(大森プロはクランクやバイブ、スピナベだけでなくスイムベイトにもグラス+PEを使ってましたよね・・・確か)

※ちなみにフィッシングショーで話題のタトゥーラエリート701MHRB-G(大森プロのシグネチャーロッド)を曲げてきましたが、非常に似た感じの曲がり方で驚きました。
強さは若干違いますが、やはり広い対応力を持つグラスロッドを作ろうとすると、こういうデザインに行き着くのかなぁと感じた次第です・・・。
これについては、またあらためて書いてみたいと思います。

 

 

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