19Feb
ルアーフィッシングの基本、キープキャスティング。
しかし単に多投するだけでは、逆にチャンスを潰す事も!?
無駄なだけでなく”害“になる、ミスキャストの怖さをシェアします。
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“キープキャスティング”は正義か?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
いよいよ今年も、“キープキャスト名古屋”が近づいて参りました。
個人的には一番好きなフィッシングショーなので、出来れば土曜に参加したいと考えている所です。
(キープキャストHPより。こういうの、関東とか他の地域でもやったら面白いと思うのですが・・・)
さて「キープキャスティング」と言えば、田辺哲男プロによる名言としてあまりにも有名でしょう。
1000投より1100投、1100投より1200投・・・。
確率のゲームであるルアーフィッシングにおいて、キャスティング“数“を稼ぐ事の大切さを教えてくれる、まさに一大基本と言えます。
しかしこの言葉、もちろん「ただひたすらたくさん投げれば良い」という意味ではないでしょう。
むしろいい加減なキャストをする事で、逆にバイトチャンスを潰してしまう事まで・・・。
というわけで今回は、気を付けたいミスキャストの弊害について考えてみたいと思います。
ミスキャストは”無駄”なだけじゃない
さてミスキャストのデメリットと言えば、まずは「効率が落ちる」という事だと思います。
ここで喰わせる!というポイントからずれてしまえば、そのキャストは無駄な一投になってしまう事も・・・。
つまりもし100投中10投のミスがあれば、それは90投しかしなかったのと同じになってしまうというわけです。
しかしミスキャストの恐ろしい点は、このようにただ”無駄”なだけでは無い・・・と言うことではないでしょうか。
つまり中途半端な場所に投げ込む事で、そのポイントを潰してしまう事すらあるのではないかという事です。
例えばブッシュなどのカバーを狙う時は、バスがそこにベイトを追い詰めて喰う事を期待して投げるのだと思います。
ところがもし、中途半端に外れた場所に着水してしまったらどうなるでしょうか?
ルアーに気付いたバスはチェイスしてくるものの、「追い詰め所」を見つけられないままボート際まで泳いできてUターン・・・。
一発でカバーに入れれば釣れるはずだった魚を、みすみす逃す事に繋がってしまうのではないかと思うのです。
下の動画はカバーを撃っているものですが、ちょっと見て頂きたいのはミスキャストの処理です。
思ったより飛距離が出なかったため、着水前の空中で回収動作に入っているのがお分かり頂けるでしょうか。
枝が折り重なってシェードが強く入っているピンに一発で入れたかったために、このようにあえて一投を犠牲にしたというわけなのです。
確率のゲームである以上、1投でもキャスト数は多い方が良いというのが基本でしょう。
しかしそのキャストと言うのはあくまでも、「ストライク」の数の話・・・。
ボール球は無駄なだけでなく、かえって害にすらなってしまうという事を肝に銘じておきたいと思っています。
ミスキャストを減らすために
ではそのミスを減らすために、どんなポイントに気を使えば良いでしょうか?
「練習」というのはもちろんなのですが、いかんせんいつまでもたってもキャストが下手でして・・・。
そんなが私が意識しているのは、ずばり“スプールのレスポンス“です。
今となっては定番になったベイトフィネスですが、これはもちろん軽量ルアーをキャストするために発達した技術です。
しかしその進歩が明らかにしたのは、「スプールのレスポンスが高いと、正確なキャストがしやすい」という事ではないでしょうか。
特にルアーを浮かせない低弾道キャストを決めるためには、リリースポイントで一気に回転が立ち上がる必要があると思うのです。
ですから私は未だに、近距離ピッチング用として13メタニウム+夢屋BFSスプールの組み合わせが手放せないでいます。
これは別に軽量ルアー専用と言うわけでは無く、16lbを30mくらい巻いて3/8oz前後のリグをピッチングする時などにもすごく重宝。
(本当に一度試してみて頂きたい珠玉のセッティングです。今なら中古で安いと思いますので・・・)
はっきり言って16メタニウムMGLよりも快適なそのキャストフィールには、いかに「ラインの重さ」が決定的かを再認識させられます。
そしてその意味で言うと、スティーズA TWのスプールは個人的に非常に残念でした。
スプール自体の性能は悪くないのかもしれないのですが、フロロ16lbをガッツリ100m近く巻いた時のレスポンスはお世辞にも良いとは言えません。
たとえ使うのがフルサイズのジグだとしても、ピッチングやスキッピングアプローチで使う気にはなれないと感じたのが本音です。
グリップを強く締め込むとフレームが曲がるとか書きましたが、スティーズAの巻き心地は掛け値なく良いと感じます。
それだけに、ダイワ自慢のSVスプールを採用してくれなかったのが個人的には残念でなりません。
もちろん腕が良ければ使えないわけではないですが、MGLスプールなどに慣れてしまうと結構キツいというのが偽らざる感想でした。。。
そんな折、縁あってカスタムパーツメーカー“ZPI”さんのシャロースプールを貸して頂く機会に恵まれました。
実に13年ぶりに市場にリリースされたという、話題のダイワリール用社外スプール”NRC 001 M“。
そのキャストフィールについて、あらためてレポートしますので楽しみにお待ちいただければ幸いです。
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コメント
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NRC001Mスプール、面白いスプールですね。
野池とかボートでのカバー打ちには最高と思います。
あんまり記載するとアレなんで、インプレ記事楽しみに待っています。
そうなんですよ、カバー撃ちのようなアキュラシーのいる釣りには〇△×・・・(笑)。
記事の方楽しみにお待ちください(^^♪
34πのBFSスプールってめっちゃ使ってみたい!貴重ですよね!今年のアルデ30に期待ですね!!
そうなんです、もう廃盤なんですけど手放せなくて・・・。
アルデバラン30にも期待なのですが、16lbまでいくと34mmスプールが活きるかなぁという気もします。