3Dec
見落としがちな小物、スナップ&スプリットリング。
どれでも同じと思いきや、驚くほど泳ぎが変わる事も!?
アクションを左右する、リング選びのコツをおさらいします。
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リングが無いと泳がなくなる!?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて最近、タイムライン上ではスナップとスプリットリングが話題になっているようです。
プラグLOVEな私としては、非常~に大好物のテーマですので・・・。
今回は、小さなリングが与えるアクションへの大きな影響についておさらいしてみたいと思います。
さてまず最初に断っておきますが、スナップだけを付けるのが王道だとか、両方つけるのが正解だとかいった事を言うつもりは一切ありません。
しかし一つだけ確かに言えると思うのは、「スナップやリングのセッティングによってルアーの動きが変わる」という事。
こんな小さなもので?と思われるかもしれませんが、プラッガーの皆さんが非常に気にするポイントではないかと思っています。
では具体的にスナップやリングがアクションにどういう影響を与えるのか?というと、一言で言えばルアーをよく泳ぐようにする効果があると考えています。
これはスナップ/スプリットリング無しで、プラグのアイにラインを直結してみると分かりやすいのですが・・・。
特に動きのタイトなプラグでは、顕著に泳がなくなるのを実感して頂けるのではないかと思います。
(各種シャッドや、DEEP-X200のようなタイトアクションのクランクだと分かりやすいかと)
泳がなくなるというのはどういう事かというと、例えばウォブル幅が狭くなり、アクションのピッチも低下、また泳ぎ出しのレスポンスも遅くなったりします。
スローリトリーブするとi字形みたいに泳がなくなってしまったり、早巻きすると泳ぎが破綻して水面から飛び出してしまう事もあります。
ワイドウォブルの大型クランク等だと違いが良く分からない事もありますが、繊細なシャッドや千鳥りやすいルアーだと明らかにアクションが変わる事が少なくありません。
(ただしどのルアーでも、多かれ少なかれそういう影響はあるのだと思います)
プラグに自由を与えるセッティング
ではなぜこういう事が起こるかというと、こうしたリング類はプラグが頭を振る際の”自由度“を上げるからだと思います。
巻き物というのはリーリングでラインを引っ張り続けているわけですが、ルアーがアクションするためにはある程度の「緩み」が必要。
リングによってアイとの接触部に可動性が生まれる事で、瞬間的にヘッドを左右に揺らすための動きの幅が確保できるのだと思います。
ちなみにこれはリングだけの問題ではなく、ラインやロッドといったタックルシステム全体にも言えます。
試しにガチガチのジグロッドにPEライン直結でプラグを巻いてみて欲しいのですが、笑えるくらいルアーが泳がなくなります。
これもルアーのアクションに必要な「緩み」が無くなってしまうからで、コアなクランカーがグラスロッドやナイロンラインを愛用する理由はこういうところにもあるのだと思います。
そこでスナップとスプリットリングの話に戻ってきますと、これらに関しては可動性が高いほどルアーの動きを妨げにくいと言えると思います。
ですからより可動性を上げるために、KVDなどスナップとスプリットリングを両方つける事を推奨しているトッププロもいます。
私もこれを応用して、今ではソリッドリング+細軸ワイドスナップというセッティングに落ち着いている次第です。
(若干ですが泳ぎが生き生きとする気がします。詳しくは下記記事参照下さい)
絶対の正解は無い
しかし、では「スナップとスプリットリングを両方つけた方が良い」と言い切れるか?というと、それはなかなか難しい問題です。
なぜなら泳ぎがハイピッチでハイレスポンスなほど、魚が釣れる”良い動き”である・・・と言えるほど釣りは単純ではありません。
あえて泳がないi字形ルアーが効く場面もあるわけで、どのアクションが正解かは本当にケースバイケースだと思うからです。
またもっと単純な要素としては、両方つけるとウィードが絡みやすくなるとか、ヘッド側の重量が重くなるといった影響もあります。
多少なりとも潜行角に影響を及ぼすでしょうし、サスペンドルアーなどでは浮き沈みの調整も必要になるでしょう。
ですからスナップ&スプリットリングのセッティングには、唯一絶対の正解が無いのだと思います。
というわけでアクションを抑えたいのか?それとも動かしたいのか?で、千差万別のリングセッティング。
しかし個人的には、上記のソリッドリング+細軸ワイドスナップを基本にしています。
なぜなら動きを抑えたい場合にはそういうアクションのルアーをセレクトすれば良いわけですので、出来るだけそのルアーの持つ動きを引き出してやった方が良いのではないだろうか・・・と考えているからです。
もちろんこれが正解というつもりはありませんが、一つの考え方として参考にしてもらえれば幸いです。
(ただしジャークベイトは絡みやすくなるのを避けたいので、音速ラウンドスナップSの単体だけにしています)
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コメント
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自分は昔はスナップ派でしたが、ラインチェックが疎かになってラインブレイクを連発したのでそれからリング派になりました。ただノリーズのプラグなどは開発者の田辺さんがスナップ+スプリットリングでテストしているのでそれに習ってます。
ルアーのアイにリグる小物って重要ですよね〜。
昔中古で購入したアメリカの某クランクべイトがありまして、前の所有者がラインアイのスプリットリングを外してあった状態だったので、手持ちのリングを付けてスイムテストしてみたらすごいトゥルーチューンの難しい個体でして、
どれだけチューンしてもギリギリ良い線の所で真っ直ぐ泳がないので、どうしたものかと思って試しにスプリットリングを違うメーカーの物に変えたら途端に真っ直ぐ泳ぐようになったという事がありました。
ちなみに平打ちの強化スプリットリングの2番から普通のラウンドワイヤーの2番に変えただけなのですが、なんて微妙な差なんだと愕然としましたw
確かにラインチェックという要素はありますね!
それにしても最初からスナップ+リングでテストされているとは、さすが田辺さん・・・Σ(゚Д゚)!
ともあれアイ周りの小物って、本当にルアーアクションを左右しますよね。
真のプラッガーなら大いに気にするポイントだと思いますが、さすがに同じ番手のリングでの違いは未経験ですw
未だに何がハマったのかよく分かりません。
ワイヤーの形状?線径?それとも重量??
こんな微妙な修正を要求されたのは今の所この一個だけなので、全てに当てはまる訳では無いと思うのですがw
これがアメルアの製品ムラか…と^ ^: