アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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◆ DeeeP STREAM ◆

どんどんと右肩下がりに、減り続ける琵琶湖の魚たち。
その原因を調べていくと、環境の激変に気付く事に・・・
そして全てを受け止めて、今、黙々とヨシを植えます。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

ヨシ群落再生活動

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenDです。
さて先日、琵琶湖で行われたヨシ」を植えるイベントに行って参りました。

これは自治体(野洲市)や漁協、地元の市民団体の方々によって、以前から継続して行われている活動のようです。

私はこれを湖畔の新感覚カフェ、BIAWKO DAUGHTERS(琵琶湖ドーターズ)”さんがFBでシェアされているのを知り・・・。

色々と思うところあって、親子で参加してきた次第です。
というわけで今回は、なぜ琵琶湖のバサーが草を植えに行ったのか?、ちょっとお話させて頂きたいと思います。

(伝統的な湖魚料理がオシャレにアレンジされてます。ぜひ一度お試しを!)

 

琵琶湖の魚が減った理由

ところで琵琶湖界隈のニュースをウォッチしておりますと、毎年のように魚が減ったという報道が見られます。
年によって鮎だったりモロコだったりと変化はありますが、長期で見ればほぼすべての魚種で漁獲量が激減
昔に比べて琵琶湖の魚が減ったというのは、否定しようのない事実と言わざるを得ないでしょう。

滋賀県HPより。増えているのは本来いないはずのワカサギだけだとか・・・)

琵琶湖のアユ不漁、真犯人に外来プランクトン浮上

すると何が原因なのか?と考えるのは当然ですが、長らくその筆頭に挙げられてきたのがご存知外来魚問題です。
我々バサーとしては全てをそこに求められては辛過ぎるわけですが、真実はなかなか分からないというのが本当のところでしょう。
というわけでもっと勉強しなければいけないなと、機会をみては知の宝庫「琵琶湖博物館」に通いこんでみたのです。

そこで色々と分かってきたのですが、漁獲量の減少は見事に高度経済成長期とタイミングを一にしています。
この頃に行われた大規模な開発で、何と琵琶湖の水位は1mほども減少したとの事!

(琵琶湖博物館の展示資料より)

こうなればシャローが大規模に干上がるのは当然で、浅場のヨシ原は実に半減してしまったのだそうです。
そしてヨシ原はモロコをはじめとしてコイ・フナ・ナマズ類など、多くの魚類の主要な産卵場所になっているとの事。
だとすると私のような素人でも、琵琶湖の魚が減った原因の一つが容易に推測できるように思います。

(琵琶湖博物館の展示資料より)

ただし念のため書かせて頂きますと、だからと言って外来魚の食害が無いなどというつもりは全くありません。
また琵琶湖を堤防でグルっと囲った「琵琶湖総合開発」が、治水上は一定の効果があったことも否定する気はありません。
(これも博物館で調べると分かりますが、湖岸の大規模な水害は顕著に減少しています)
しかし一連の開発が、琵琶湖に住む生き物たちに甚大な影響をもたらしたこともまた事実ではないでしょうか。

 

ただ、黙々とヨシを植える

けれども過去の開発を批判してみたところで、今さら堤防を壊して水位を戻すわけにはいきません。
タイムマシンがあるなら、もっと違うやり方を提案することも出来るかもしれませんが・・・。
残念ながら私たちヒトには、未来しか変えることが出来ないと思うのです。

ではすでに開発された琵琶湖をどうしたら良いかと考えた時、生き物たちの住む環境を整える事は非常に重要ではないでしょうか。
そして琵琶湖での釣りの経験を通して、ウィードなどの水生植物がいかに豊かな生態系に大切かを目の当たりにしてきた私としては・・・
その一番ダイレクトな方法は「産卵場所の確保」、つまりはヨシ原の再生ではないかと思ったのです。

(当日は、清掃活動も併せて行われました)

琵琶湖では長年駆除が行われてきたこともあり、外来魚の数もまた激減しました。
しかしだからと言って在来魚が回復したわけでもない現状を見ると、今、違う角度からのアプローチが必要になってきていると感じます。
そしてこのように考えた時、ヨシ植えといった環境復元活動は非常に生産的、かつ実効性の期待できる方法なのではないでしょうか。

(ただしかなり大規模にやらないと目に見える効果は期待できないでしょうが・・・)

琵琶湖の外来魚が謎の半減、大半はブルーギル…生態系に変化か 滋賀県が実態調査へ

私自身は外来魚であるブラックバス釣りをたしなむ者として、琵琶湖の環境をめぐる議論に非常に複雑な思いで接してきました。
しかしここでそれを蒸し返したり、どこかに犯人捜しをするような事をするのではなく・・・。
今はただ黙々と、一つづつヨシを植えていければと願っている次第です。
(当日イベントを開催されたボランティアの皆様、大変お疲れさまでした<(_ _)>)

(いつの日か、「木を植えた男」みたいになれたら良いですね・・・)

 

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