アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 走破性最強!?チャージャーボートは本当に凄かった

鳴り物入りで上陸を果たした、チャージャー210&198エリート
その群を抜く走破性は、数あるバスボートでもトップクラス!?
チャンピオンの血統を継ぐ、進撃の巨艦を体感します。

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チャージャーの走破性は本当に凄かった

さて前回、日本バスフィッシングシーンに激震をもたらしたチャージャーボートジャパンについてシェアいたしましたが・・・。
こうなってくると、ボート自体としてのチャージャーの実力はどうなのか?というあたりが気になってくるかと思います。

琵琶湖で行われた試乗会、そしてBASSERオールスタークラシックで実際に乗せて頂いた率直な印象を言わせて頂きますと・・・。
その走破性“の高さは全バスボートの中でも間違いなくトップレベルだと本気で思いました。

 
先日のオールスターではプレスとして菊元俊文プロのチャージャー210エリートに乗せて頂いたのですが、試合当日は暴風激荒れ。
霞ヶ浦本湖を縦断するプランだったのですが、荒れ狂う波頭を見た時は正直「死ぬかも・・・」と思いました(汗)。
しかし大波を時に跳び越え、時に押し潰しながら、全く何事もなかったのように走り切ったのには心底驚かされました。
ズブ濡れを覚悟してフードを被っていたのに、結局一度もバウが突き刺さる事は無かったのです。

その数週間前、霞で黒田健史プロのプラに同船させてもらった時もまあまあ荒れたのですが・・・。
あの時のレンジャー(確か519)と比べると、まるっきり別ジャンルの船なのではないかと思う位ソフトな乗り心地でした。
もちろん大きさ自体が違いますし、レンジャーにはレンジャーの良さもあるわけですが、ラフウォーターの走破性という点では圧倒的な違いがある事を身をもって実感した次第です。


(キムケンさんのFBページより。この船も19フィートのレンジャーだったような?)

 

スピードと走破性

ちなみに私、バスボートを所有はしていないのですが、結構色々な船に乗せて頂く機会に恵まれています。
琵琶湖等で色々な方と一緒に釣りをさせて頂いた上、Bassmaster OPENに2回コアングラーとして参戦いたしましたので・・・。
有名どころのメーカーには、全て一通り乗ってきたように思います。

(特に試合で乗ると、限界まで攻めて走るので船の特性が分かりやすいように思います。。。)

ところで同乗者としてバスボートに乗る場合、一番気になるのは走破性、言い換えれば荒れても体が痛くないかという点ではないでしょうかw
未経験の方には想像し辛いかもしれませんが、バスボートでラフウォーターを突っ走るというのは極めて過酷な世界です。
時に激荒れの湖面を100km/h近いスピードで乗り越える衝撃はとんでもなく激しく、本気で首や腰を痛めるアングラーが後を絶ちません。
大波に突き刺さろうものならボート上で溺れる勢いで、やっと浮き上がってみたらデッキのタックルが全部無かった・・・なんていうエピソードを聞いたのも一度や二度では無いのです。

(Bassmaster.comより。清水盛三選手が、首にカラーを巻いていた痛々しい姿が思い出されます・・・)

そんな走破性の高さにランキングをつけてみますと、個人的には以下のようになるのではないかという印象でした。
なおこれは各社、新しめ(2010~最新モデル)のフルサイズモデルでの比較になります。

ナイトロ < レンジャー < スキーター < トライトン ≦ フェニックス < バスキャット < チャージャー

(もちろん各社モデル毎に違いはありますが、大まかな傾向として・・・)

ここで私が心底驚かされたのは、走るボートとして有名なバスキャットよりもさらにラフウォーターライドが楽だったという点です。
これまで乗せて頂いた中で最も走破性が高いと感じていたのが、ta-toさんの乗るバスキャットのプーマだったのですが・・・。
走破性は最高だと思っていたバスキャットをも上回る乗り味のソフトさには、はっきり言ってショックを受けるくらいでした。

【昔話】BASSCAT PUMA FTDを並行輸入した時の話

ただし乗り味の柔らかさという点ではチャージャー210ELITEが上だと感じましたが、スピードに関してはバスキャット・プーマが上回るようです。
これは合わせる船外機(べラード300馬力)の影響もあるかもしれませんが、菊元プロの210エリートのトップスピードは110km/hに少し届かない程度との事。
ジャガーはSHOの275馬力120km/h近く出るという話ですので、やはりこの点ではナロービーム(船の幅が狭い)が優勢という事なのかもしれません。

(チャージャーは198,210ともに95インチビーム。デッキは十分広いという印象です)

しかし先日の試乗会ではマーキュリーの新型proXSがリギングされていたのですが、このエンジンは凄かったです。
乗ったのは198エリートの方でしたが、V8/4.6Lのトルクは半端じゃありませんでした。
背中を蹴っ飛ばされるような加速感でアッという間にプレーニングした上、そのまま上まで一気に回るとの事・・・!!
普段60馬力に乗っているような私には、とてもではないですが踏み切れるシロモノではありませんでした(汗)。

ちなみにこの新型pro XS、セルを回しただけで「ガオーン!ドロドロドロ・・・・」と豪快に吠えてくれます(笑)。
まるっきりアメリカン・マッスルカーの音で、これはマスタングだったのか?と勘違いするほどw
2ストロークだった前モデルにひけを取らない生粋のレーシングエンジンで、ボートや車好きの方にはよだれが出そうなエンジンでした。
これを搭載するとなると、またトップスピードもだいぶ変わってきそうな気がします。


(↑クリック!釣り抜きにしても、単純に機械として超魅力的です・・・!)

最新船外機2018 Mecury New ProXS launch!

 

ビッグレイク・キラーの巨艦

というわけで、あらゆるバスボートの中でもトップレベルの走破性を持つと感じたチャージャー210エリート
正直乗る前はちょっとマイナーなメーカー・・・と思っていたのですが、ナメてて本当にごめんなさいという他ない感動の乗り味でした。
イメージで言ったら、荒野を駆け抜けるランクルベースのレクサスLX
琵琶湖北湖や霞ヶ浦など荒れるビッグレイクで真っ向勝負するなら、これ以上ないほど頼れる相棒となる事でしょう。

(チャージャーボートジャパン公式HPより)

 
ではこの巨艦にネガは無いのかというと、走るボートの宿命(?)としてスタンヘビー傾向なのは否めないと思います。
ただ、このあたりは乗り手の好みが大きく出る部分なので弱点というべきかどうかは難しいところ。
ちなみに野村プロの198Eliteはリヤにバッテリー4個でしたが、福島プロ艇はバッテリーを前に1つ移設して水平寄りにセッティングしていました。

(バスボートのセッティングって、バッテリー1個でかなり変わるんですね・・・)

ちなみにスタンヘビーな船は、荒れるとバウがバタバタ暴れてエレキが踏みにくいとされていますが・・・。
このネガはウルトレックスという最新デバイスを組み合わせる事でかなり軽減できるのではないか?と想像しています。
シャフトが長めのモデルを選んでおけば、多少バウが跳ねてもスポットロックでステイできると思うからです。

最後に気になる値段の話をしておきますと、カタログ上のパッケージプライスは下図に書かれているくらい。
一瞬高っ!と思いましたが、ウルトレックス等が最初から装備されていることを考えると意外とリーズナブルと言えるかもしれません。
バスボート全体に価格が高騰する中で、値段的にはミドルクラスと言っても良いのではないでしょうか。

(チャージャーボートジャパン公式HPより)

じゃあKenDはチャージャー買うの?と訊かれそうですが、まあハッキリ言って絶対無理w
そもそも新艇の本体価格の時点で余裕でアウトですし、ランニングコストの点でもキツイでしょう。
(V8なので燃費は悪そう)
新型proXSは魅力的なエンジンですが、新しい機械モノの宿命として初期不良がいくつか出るのではないか?という不安もあります。

(やっと国内導入となったスズキの250SS=DF275の組み合わせとか気になりますけどね・・・)

というわけで「買えるなら」、特に198エリートあたりは超絶欲しいボートではありますが・・・。
プライス的にもランニングコスト的にも、私のレベルでは雲上の夢という他ありません(泣)。
そこで今度は私が最も注目している、性能とコストを高い次元で両立した一艇についてシェアしてみたいと思います。

 

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