アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 19アンタレスは”飛ばない”のか!?

ロングキャストからバーサタイル、大きく変わった19アンタレス。
しかしその遠投性能は、果たして不十分なのか?
SLXのデータを元に、その飛距離を考察します。

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19アンタレスは”飛ばない”!?

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて前回は、7年ぶりのフルモデルチェンジを果たした19アンタレスについて触れました。
ロングキャスト命の37mm大径スプールを廃止し、34mm径バーサタイル機へと大きく舵を切った、アンタレスの歴史を変える野心的なモデルだと思います。

(シマノHPより)

しかし飛距離最高を謳い続けてきたフラッグシップだけに、「アンタレスなのに飛ばないなんて・・・」という声も聞かれます。
私としては中~軽量ルアーのキャスタビリティが上がったのは大歓迎なのですが、やはりだいぶ議論を巻き起こしている模様。
そこで今回は、ところで19アンタレスのロングキャスト性能は本当に不十分なのか?という事について考えてみたいと思います。

 

衝撃の比較データ

ところで先日、1つの衝撃的な動画が話題となりました。
それは大人気youtuber秦拓馬プロの”俺達。チャンネル”で公開された、「アンタレスDC vs SLX」の飛距離対決。
最高峰のロングキャスト機と、僅か1万円台のエントリー機の、遠投性能を直接比較するという企画です。

 
ここでSLXについて軽く触れておきますと、32mm径・70番サイズ小径MGLスプールを搭載。
バーサタイルというより軽量ルアー寄りのモデルで、近距離キャストでのレスポンスが期待できるスペックです。
これらのリールに12lbフロロを巻き、1oz超のヘビーバイブレーション(TN70トリゴン-31.5g)をキャストして簡易比較が行われたのです。

(ikahimeさんより)

フィッシングショー横浜2019 訪問レポート。シマノ編。

そしてその結果は、多くの人を驚かせるものだったのではないでしょうか。
究極の飛距離を求めるアンタレスDCのXモードで、平均飛距離は90m
それに対してSLXの飛距離は、何と平均83mとそれに肉薄するものだったのです。

(「俺達。チャンネル」より。しかもフロロモードだと、平均約80mでSLXに負けていたという・・・汗)

 

結局、重いルアーはどれでも飛ぶ

一万円台のエントリーモデルなのに、SLX凄い!と多くの方が感激したのではないかと思いますが・・・。
ここから分かる事は何かというと、「重いルアーはどのリールでも充分飛ぶ」という事なのではないでしょうか。
つまり今のリールはどれも高性能なので、遠投に不利な小口径スプールですらこれくらいは飛ぶのだと言う事だと思うのです。
(正直、16メタやバンタムなら同等以上に飛ぶと思います)

(ただしこの比較はフロロ12lbなのがミソで、16lbなど太糸になるほど大口径が有利になっていくと思います・・・)

つまり34mm径の19アンタレスで同じテストをしたら、少なくともSLXより飛距離が伸びるのは確実でしょう。
SLXとアンタレスDCの差が7mであることを考えると、その差はほんの僅かにまで迫るのではないでしょうか。
もちろんDCを上回る事は無いと思いますが、ハッキリ言って実使用上の違いはほとんど無いのではないかと思います。

(私も兄弟機のエクスセンスDCを使っていますが、確かに最高飛距離は凄いです。。。)

ですから重量ルアーの遠投性能を「犠牲にした」とは言っても、その僅か数メートルが釣果の違いをもたらす状況はまれでしょう。
それよりも使用ルアーの幅を広げ、中・軽量級ルアーのキャスタビリティを上げたのは英断だったと私は思います。
飛距離ではもうDCが最強だと思うので、遠投のアンタレスDCバーサタイルなノーマルアンタレス、というすみ分けは正解ではないでしょうか。

(フロロ16lbでヘビキャロを投げるオカッパリ遠投派の方には、アンタレスDCの方が良いかもしれませんが・・・)

というわけで34mmにサイズダウンした19アンタレスの飛距離は、実用上は充分なものだと私は考えています。
さらに軽量ルアーや近距離のテクニカルキャストでのレスポンスが格段に向上したこのモデルは、死角の見当たらない「バーサタイル機の最高峰」と言っても過言ではないでしょう。
正直言って欠点を指摘するのが難しいくらいで、この辺りが34mm径ベイトの終着点なのかもしれないと思います。。。

とはいえ必ず弱点もシェアするのが当ブログのスタンス(?)なので、次回は数少ないウィークポイントについて頑張って書いてみたいと思います(苦笑)。

 

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