アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] これはお勧め!”マルチジグSS”が素晴らし過ぎる件

アクションスリ抜けを両立する、45°アイフットボール
アメリカでは定番ジャンルのジグに、強烈な新製品が登場!
多彩な場所でマルチに使える、新時代のメインジグを紹介します。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

定番の45°アイ・フットボール

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
難易度の高いディープ・フィネスに全く手も足も出ず、シャローでばかり釣っている2019年の春。
今日はここ最近メインとなっているジグ、マルチジグSS(ダイワ)”を紹介してみたいと思います。

さてこのマルチジグSS、一言で表現すると「45°アイのブラシガード付きフットボールジグです。
ジグ好きの読者の方なら、ああアレね!と思い浮かぶかもしれませんが・・・。
モリゾーさんの名作ジグ、リアクションフットボールと同ジャンルのジグになります。

これでカバー撃ちをすると言うと「えっ、フットボールでカバー撃ち!?」と驚かれることがよくありますが・・・。
実はこの手のジグでライトカバーを撃つのはアメリカでは定番らしく、バスプロショップスなどでもヘッドが売られているのをよく見かけます。

(©tacklewarehouse

それどころかヘッド自作用のモールド(型)専用フックブラシガードまで売られており、このタイプのジグが完全に定番ジャンルになっていることがうかがえます。
(私も今度タックルウェハウスで個人輸入しようか悩んでます・・・)

(©tacklewarehouse

 

対カバー用フットボール

こうしたフットボールをあえてカバーで使うのはなぜか?という理由については、ぜひ以前の記事を参考にしてみて下さい。
簡単に言うと、フットボールらしい姿勢の安定したアクションがカバーの中で出せるからです。

しかもそれでいて、45°アイブラシガードのおかげで根掛かりもしにくいという良いとこどりの設定。
さすがに濃いブッシュカバーなどは苦手ですが、アシ際やオダ、ロックといったライトカバーには充分なスリ抜け性能ではないかと思います。

ですからちょっと根がかりやすいポイントでのディープ攻略から、シャローのライトカバー撃ちまで万能に使えるのがこのタイプ。
国産ではこれまでリアクションフットボールくらいしか選択肢が無かったと思いますが、プロでも愛用しているアングラーが非常に多いという印象でした。

 

周到な作り込みに脱帽

というわけで45°アイ(ブラシガード付)フットボールの特徴を書いてきましたが、それはそのままマルチジグSSに当てはまります。
その上でマルチジグならではの特徴を挙げてみますと、まず目を引くのがフッ素コートを施された大型のワイドゲイプフック
ディープ用のフットボールはやや小型で細めのフックが多いと思いますが、これはちゃんとカバー回りで使える太軸の設計になっています。
しかもフッ素コートのおかげで貫通性能が高いのか、ディープでもきっちりフッキング出来るバランスが素晴らしいです。

そしてこのフックはリアクションフットボールに比べてシャンクが短いので、トレーラーをセットした時の自由度が増します。
つまりワームがブラブラと大きく動きやすいので、アクションの柔らかさが増すという印象。
それがどんな時もプラスに働くわけではないでしょうが、個人的には好ましく感じられます。

(©KDW 亀山フリッパーのカケヅカさんも、ワームの動きを重視して小さ目のフックをセレクトしていますよね・・・)

エスケープリトルツインにデコイ キロフックHYPERの1番がやっぱり良い

ちなみにワームキーパーはワイヤー式となっており、よりヘッド部分に重量が集中する設計。
垂直フォールを重視するのであれば、これも見逃せないメリットと言えるのではないでしょうか。
ただしワームのキープ力はさほど高くないので、個人的にはナイロンキーパーかダブルワイヤーにして欲しかったところです。

それからヘッドはやや底面がフラットなおにぎり型で、ボトムでの安定性を重視したと思われる形状。
素材が樹脂タングステン製なのは、JB/NBCトーナメンターには嬉しいポイントではないでしょうか。
欲を言えばゴミの絡みを減らすために、もう少しアイをヘッドに埋め込んで欲しかったなと思います。

ちなみにブラシガードはカバーを意識した強めの設定なので、ディープだったら半分以下にカットした方が良さそうです。
カバー周りでは左右に開いた上で真ん中を少し短く切っていますが、このあたりは色々個人の好みが出るところかと。
楕円状の配置ウェイトによってちゃんと本数を変えてあるあたり、かなりしっかり作り込まれているなと感じます。

面白いのはウェイトの設定で、1/2oz(14g)、3/8oz(10g)といった一般的な重さから、下は8g,6g,4gと小刻みなラインナップとなっています。
私自身はそこまで繊細な釣りをしたことがありませんが(苦笑)、1/4ozと3/16ozの中間が欲しい・・・といった微妙なリクエストにも応える非常に繊細な作り込みがされています。

そして最後にとっっっても嬉しいのが、何と一個500円前後(定価)という驚きのロープライス。
ジグは消耗品なので、コストパフォーマンスが高いというのは本当にありがたいポイントです。

(ダイワHPより)

というわけで古今東西の45°アイフットボールを研究し尽くして(?)、満を持してリリースされたマルチジグSS。
その完成度の高さには正直「参った」という他無く、値段も考えるとリアクションフットボールから乗り換え決定!です。
ディープでもシャローでも、まさにマルチに使える新時代のメインジグと言っても良いのではないでしょうか。

(しかし最近のダイワの小物は、フックやシンカーなど本当にどれも素晴らしいクオリティですね・・・)

あとは自分でラバーを巻きたいユーザーのために、ヘッドのみの単体売りをして頂ければもうパーフェクト!
これがリリースされれば、個人的にはもはやシューティングボールヘッドも要らなくなるなぁと期待しています。
日本ではややマイナーかもしれませんが、絶対に必要なタイプのジグだと思いますので、ぜひダイワさんにはリリースを検討して頂きたいです。
というわけでどこでも非常に使いやすいですので、フットボールに不慣れな方にもぜひ試してみて欲しいと思います。

(それにしてもホント、やり込んでいる方が企画・設計されているのでしょうね・・・)

 
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関連記事

    • AWJ
    • 2019年 4月 11日

    こんにちわ。
    マルチジグSSですが、ジャクソンさんのエッグボールもよく似た形状してますよ。
    45度の横アイでも、もっと横長のヘッドですね。
    コレを元にマルチジグ作ったんじゃないかと勝手に思ってます(笑)
    ダイワさんのカバージグSSもジャクソンさんのPFカバージグに似てるし。
    最近、杉戸船長がGETNETの動画(だったと思いますが)でエッグボールジグ紹介してたのを見ました。
    余談ですが、ジャクソンのラバージグはなかなか良いものが多いですよ。
    やっぱエグシュンって道具作りの方も才能ある人だと思います。
    もうジャクソンじゃないけど。
    1度エッグボールジグお試しあれ。
    それではこれからも楽しみの読ませていただきます。

    • 確かに、エッグボールジグの方がサイズ感等も近そうですね(^^♪
      エグシュンさんのジグって凄くこだわりぬかれたものが多い印象で、ジャクソンのもレイドのも色々使ってみたいと思います!
      こちらこそ、これからもよろしくお願いします(^^♪

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