29Apr
本場アメリカのトーナメントで、日本勢が大躍進!
スミスレイクに旋風を起こしたのは、何と「亀山の釣り」だった!?
悪夢のトラブルから蘇った伊藤巧選手が、ついに年間トップに立ちます!
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
ジャパニーズ・ルアー、アメリカで大暴れ!!
皆さんこんばんは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
少々遅くなってしまいましたが、今回はバスマスター・セントラルオープン第2戦について。
木村建太選手が最終7位、そして伊藤巧選手が8位フィニッシュと、今回も日本選手が素晴らしい活躍を見せてくれましたね。
今回のトピックの一つに挙げられるのが、ジャパニーズ・ルアーの活躍ではなかったかと思います。
7位入賞の木村選手、そしてコアングラー部門で12位入賞の北畠選手、そして30位の北選手が揃って使用していたキー・ルアーが「ダッジ」。
デカ羽根モノ好きの方々には言わずと知れた名作ルアーが、バスフィッシングの本場アメリカで大暴れしたというわけです。
(ランチアさんのtwitterより。もちろん原型であるクレイジークローラー的なルアーは元々アメリカにあったわけですが、この手のデッドスローのデカ羽根モノは、日本で独自に進化したジャパニーズ・ルアーと呼んで差し支えないかと・・・ね、つかじーさん?)
試合でメインルアーとなったのがこのダッヂ。
初日は20発以上出し、ウェイインした魚の上3匹をキャッチ‼️
2日目も10発ほど出したが、1番肝心の魚をバラしてしまった…タラレバだけど、5lbクラス。それがあれば決勝進出だっただけに…泣けてくる。
そしてダッヂも殉職。。😭 pic.twitter.com/BZ7pEENPrs— 北大祐 (@kita_daisuke) 2019年4月29日
クラッシュからの大復活
そして本戦で最大のドラマは、初日でエンジンがクラッシュした伊藤巧選手の見事な復活劇ではなかったでしょうか。
房総リザーバーに近いイメージというスミスレイクで順調にスコアを積み重ねるも、何と走行中に割れたペラでロワーケースが大破。
開幕戦でいきなり2位という好スタートから一転、マシントラブルでリタイアという悪夢のシナリオを突き付けられたのです。
しかし運命の女神は、この美青年によほど惚れ込んでいたのかもしれません。
オフィシャルに近くのスロープまで牽引してもらい、さらに陸路で試合会場まで急行。
ヤマハのクルーに(?)何とわずか20分で修理してもらい、奇跡のリスタートに漕ぎつけたというのです。
DAY1。まさかの試合中に、ペラが飛び、ロアユニットを割り、自走不能に。トーナメントオフィシャルに牽引して頂き、魚のリリースし、近くのランプからトライトンのトレーラーで会場まで、迅速にサービスクルーが修理して頂き、残り5時間でどうにか50位代まで。大勢の方が助けて頂き、釣ってこれました pic.twitter.com/FHWLxQb0oX
— 伊藤巧 (@takumi_no_oheya) 2019年4月26日
とはいえルール上、これまで釣った魚はオール・リリースとなりスコアカウントは再びゼロに。
普通なら絶望してもおかしくない状況の中で、しかし伊藤選手は折れることなく不運に立ち向かいました。
「とにかく揃える」と決意を固め、センコーのダウンショットでリミットメイクし52位に踏みとどまります。
そして2日目は「亀山湖で磨いた釣り」で猛チャージをかけ、一気に5位へジャンプアップ!!
そのまま決勝を8位で終え、二戦連続シングルフィニッシュでついに年間レースのトップに立ったのでした。
※このあたりの詳細については、site Bで読み応えのある記事がシェアされておりましたのでぜひ目を通していただければと思います。
伊藤巧のB.A.S.S.参戦記 セントラル2戦を終え年間レース暫定首位!
スミスレイク。ボルケーノグリッパー1/2にレディーバランス☺️田辺さんがよく亀山湖でやるセッティングで、僕の自己記録釣ったルアーでもあります☺️これをペラが釣れる感じで回転する限界スピードで巻く😁超絶高速にすると、飛び出るので、ナルハヤ巻き😁これとカワシマイキー早まきが勝負ルアーです☺️ pic.twitter.com/OAJ5W4ELRp
— 伊藤巧 (@takumi_no_oheya) 2019年4月29日
止まらない日本勢の躍進
というわけで、日本勢の躍進が止まらない2019セントラルOPEN。
ダッジにせよ亀山スペシャルテクニックにせよ、日本のルアーやメソッドが十分に通用することが証明されたと言えるのではないでしょうか。
日本で育まれた釣り文化が、本場アメリカで羽ばたく様には胸を熱くせずにはいられません。
彼らは私たちジャパニーズ・バサーの夢を体現する、「日本代表」なのだとあらためて強く感じさせられました。
年間ポイントでは暫定首位の伊藤選手を始め、5位に伊豫部選手、17位・18位に片岡選手/北選手、23位に加藤選手がつけるなど大活躍。
例年では年間5位までに滑り込めばElite昇格への道が開けてくると考えれば、参戦初年度で新たな日本人エリートプロ誕生も夢ではないかもしれません。
まだ二戦を終えて折り返したばかりですので気が早いかもしれませんが、エリートで戦う伊藤選手をぜひ見たいと願っているのは私だけではないでしょう。
(©BASSMASTER 青木選手も27位にランクインしています)
だんだん欲張りな話になってしまいますが、こうなってくるとバスマスターCLASSICに出る日本選手の姿もぜひ見てみたいもの。
個人的には“バイソン片岡”選手あたりに一発派手に優勝してもらって、クラシックで大暴れしてもらいたいところです(笑)。
バイソン片岡とTボーン pic.twitter.com/J3XDGpqelf
— KIMKEN® (@kentakimura5727) 2019年4月29日
(よーし流行ってきたぞw)
そんなわけでabema TV“ワールドチャレンジ”で放送されるのを楽しみにしつつ、今後ともアメリカに挑戦する選手たちを応援していきたいと思います。
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
-
2019年 5月 03日
今までどことなく日本のバス界に漂っていた「でも結局日本の釣りは本場アメリカと較べればローカルのひとつでしかない」と言う卑下するような?空気が日本人選手の活躍で、そんな事は無い、自分たちのスタイルに胸を張って、と励まされているようで嬉しくなっちゃいますね
はい、ホントその通りで、日本で独自の進化を遂げたバスフィッシングは私たちの誇るべき文化だと思います!
それを体現してくれる選手たちを、心から応援しています(^^♪