15May
琵琶湖プロトーナメントシリーズ、“B.A.I.T.“に初参戦!
驚愕の優勝ウェイトは、何と23kgオーバー!?
異次元の戦いで学んだ、今の琵琶湖の攻略法を考えます。
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驚愕のスラッグフェスト戦
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先週末は、琵琶湖のトーナメント「B.A.I.T.(バイト)」に初めて出場して参りました。
BAITはBATNET(バットネット)、琵琶湖オープン、チャプター琵琶湖などとともに琵琶湖の4大メジャートーナメントの1つだと勝手に理解しているのですが・・・。
この中では唯一の2Daysトーナメントという事で、以前から非常に興味があった大会でした。
(B.A.I.T.公式HPより。ところでレギュレーション等の詳細をクリックしてもページが開けないのは私だけでしょうか・・・汗)
TOP50が3日、アメリカのBassmasterエリートが4日の競技日程になっている事からも窺えるように、基本的に試合というのは日程が長い方が運の要素が小さくなると思います。
その意味で2Days戦というのはとても魅力的だと思うのですが、浜松に住んで居る頃は遠方という事もあってなかなか出場し辛く・・・。
しかもBAITは名前に「プロトーナメント」と冠している事もあり、出場選手の多くがプロガイドさん等のプロもしくはセミプロアングラーという敷居の高さも感じていました。
しかし私のようなどアマチュアでも歓迎して頂けるとの事でしたので、ぜひ複数日のトーナメントを経験しておきたいと思い、今回初めて参加させて頂いた次第です。
で結果はどうだったかというと、何と初日Shimanoの冨本選手が規格外の13kgオーバーでトップスタート!
しかも当日のひらめきで入ったエリアで、スライドスイマー250爆発というあまりにも熱過ぎる展開・・・。
そしてそれを猛追したDepsの川崎選手が、驚異の2日トータル23kgオーバーで逆転勝利するというハイスコアの乱打戦となりました。
(平均2kgオーバーで10本ですよ・・・汗)
風もなく晴れ渡った五月の試合という事で、上位のパターンはほぼ北湖サイトのベッドフィッシングとなったわけですが・・・。
南湖の非サイト組最上位として、6位に入った米分選手はトータル15kgオーバーという堂々のウェイト。
極めて厳しいと言われる2019年の琵琶湖は一体何だったのか?と思わされるくらい、異次元のレベルに圧倒されっ放しでした。
(B.A.I.T.公式FBページより)
ちなみに私はどうだったかというと、初日2本をミスして50UP2尾のみで4415g。
あの魚が獲れていれば・・・と帰着するまでは思っていましたが、そんなタラレバでは話にならない現実を突きつけられました。
たとえ獲れて7kg台に乗せていたとしても、「ただの人」になれるだけと考えると軽くめまいを覚えたくらいです。
(一匹は55超えていると思うのですが、春のサイト戦の怖さを痛感しました。。。)
ちょっとこれでは話にならないという事で、2日目は一か八かで北湖のプリスポーン狙いに切り替えます。
プラで一応ロクマルが釣れていたのですが、好条件が重ならないとキツイだろうという悪い予想は見事的中し・・・(滝汗)。
案の定ノーフィッシュで南湖に泣いて帰り、何とか1500クラスを一本だけ釣るのが精一杯でした。
今回はなりふり構わず船団のライトリグにも手を出したのに、リミットすら揃えられなかった下手さ加減には本当に自己嫌悪しかありません・・・。
というわけで予想通り(?)手も足も出ず、やっぱりプロって凄いんだな・・・と痛感させられた次第です。
(B.A.I.T.公式FBページより)
定番の”沖スポーン”パターン
さてここで、少し試合前後の状況を復習しておきたいと思います。
記録的な暖冬だった2019年ですが、むしろ春先は寒い日が多く季節の進行は足踏み状態。
この春は例年よりスポーニングの進行が遅めで推移してきたように感じています。
それでもさすがにゴールデンウィークを過ぎて、南湖にはポストの魚が多くみられるようになってきたと思います。
そして琵琶湖ではこの時期、沖のハードボトムにベッドを作る魚が増えていくのが例年の傾向。
そうした“沖ネスト“を意識してハードボトムに集まる半プリ(一度産卵を終えた個体)を狙うのが、今回の私のメインパターンでした。
釣れなかった人の戦略など誰も読みたくないとは思いますが(汗)、一応キーにしていた条件を書いておきますと・・・。
「水深3.5~4mラインにある”比較的ハードなボトム“+”ちょっとしたウィード“の複合」を狙っていくのが今回のプランでした。
プラではディープホール周り等の定番ハードボトムをチェックしたのですが、今年はあまりにも全くウィードが無いせいか?あまり上手く機能してくれず・・・。
かといってミドルレンジでウィードが良く生えてきている所だと、サイズが上がらないというジレンマに悩まされました。
そこであまり大したハードボトムではないのだけれど、ほんの少しちょろちょろとウィードが生えているという中途半端な複合エリアを狙ってみると、2kgアップが釣れてくれる事に気付いたのです。
(試合当日、船団よりちょっと離れた変なところに浮いているのを目撃された方もいらっしゃるかと思いますが。。。)
ちなみに釣り方は私の一番苦手なスローダウンゲームで、5gのフリーリグと1.8gのネコリグをメインに使いました。
特にマルチカーリーロングのフリーリグはこの時期強烈に釣れると勝手に信じておりまして、ソリッドティップのロッドで僅かなウィードを探して引っ掛けながら探っていきました。
じゃあ何で下位に沈んだんだというツッコミが耳に痛いですが(苦笑)、これについては改めて記事にしてみたいと思っています。
水温の”安定上昇”がバスを動かした?
しかし試合当日の結果を耳にすると、むしろシャロー~ミドルレンジ位のオーソドックスなスポーニングエリアが火を噴いていたようです。
浚渫のハンプで推定5kgオーバーを掛けたといった景気の良い話も飛び交うなど、ちょうど試合当日は「魚が動くタイミング」にぶち当たった形。
北湖の沖島周りなどにも一気に魚が上がってきたそうで、まさにスポーニングに向けて大移動が起こっていたようです。
(選手ではないですが、同じ日に釣りに出ていた方にお聞きしました。。。)
ちなみにこうした激しい動きが起こるであろうことは、正直全く予測できていませんでした。
潮周りも小潮で良くはなく、なぜこのタイミング?というのが率直な感想だったのですが・・・。
四月末に訪れた「平成最後の寒波」から一転、GW後半くらいからは汗ばむような陽気の日が続いていました。
これによる“安定した水温上昇“が、バスたちを一気に産卵に向かわせるトリガーになったのかもしれません。
ただ、それは私が考えていたような沖スポーンという形ではなく、どうももっとインサイド寄りの場所で多く起こっていたようでした。
南湖で結果を出した選手の方々にはぜひどれくらいのレンジだったのか聞いてみたいところですが、こうしたエリアの読み違いが今回の私の致命傷になったのではないかと想像しています。
いずれにせよ今の琵琶湖を攻略するには、カレンダー上の季節感を少し前に戻して考えた方が良いのかもしれません。
(B.A.I.T.公式FBページより。今回は、名だたる琵琶湖の名手の方々にお会いできたのも収穫でした・・・)
というわけで成績としては無残な結果に終わった初めてのBAITでしたが、非常に刺激的で面白いトーナメントだと感じました。
出場選手が強烈だからこそ、厳しい反面とても勉強になる大会だと思います。
今年は予定が許す限り出場したいと思っていますので、参加選手・運営の皆様、今後ともなにとぞよろしくお願いします。
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コメント
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2019年 5月 19日
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