27May
革新的な新機能で、一気に普及した“ウルトレックス”。
しかし最新エレキの弱点は、故障率の高さにあった?
今回は「浸水」故障に着目し、防水対策を考えます。
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ウルトレックスの故障箇所
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
スポットロックなどの革新的な技術で、次世代エレキの主役に躍り出た“ウルトレックス“。
高価な値段にも関わらず、琵琶湖界隈ではもはやボーターの標準装備?と思ってしまう程あっという間に普及しました。
特にオフショアのピンポイントにステイする必要のあるフィールドでは、まさに「ゲームチェンジャー」の名にふさわしい威力を発揮すると感じています。
そんな便利な最新エレキですが、弱点は故障率の高さにあります。
定番の故障メニューは「ワイヤー切れ」、「浸水」、そして「基盤損傷」の3点ではないかと思いますが・・・。
こんな高いエレキに壊れられてはたまらないので、ボーター仲間やボート屋さん等から色々と情報を集めてきました。
そんなわけで今回は、ウルトレックスの浸水対策について見聞きした話をまとめてみたいと思います。
(ただしミンコタのエレキは元々壊れにくいので、フォルトレックスと比べてしまうと故障が目立つ・・・という言い方も出来そうです)
※ちなみに細かなアップデートが繰り返されており、最近ではだいぶ壊れにくくなってきているようです。
3つの侵入経路
それではまず一体どこから、モーターハウジング内に水が浸入するのでしょうか?
個体差なども影響すると思うので断定は難しいのですが、まず疑われるのが「魚探の振動子」部分。
ウルトレックスにはユニバーサルソナー用の蓋が付いているのですが、ここからの浸水が多いのではないかという話です。
しかしここにしっかりと防水処理をしてもなお、浸水に悩まされた某有力トーナメンターさんもいらっしゃいます。
その方がエアリークテストを実施したところ、判明したのは何と「シャフトの取り付け部」。
接着剤の量が足りていない個体があるのか?、そこからハウジング内に浸水してしまっていたという事です。
それからもちろん重要なのは、ハウジングの継ぎ目にはめ込まれた「パッキン(=Oリング)」部分。
ボート屋さんで聞いた話ですと、どうやら24Vモデルよりも36Vモデルの方が浸水故障が多いというデータが出ているそうで・・・。
原因として、ハウジングに対するOリングの精度?密着具合?が違うのかもしれないという話も耳にしています。
(これがハウジングの前後の継ぎ目に2か所、ネジ部分に2か所使われています。あとはメインシャフトに別のパッキンがもう一つ。。。)
浸水対策はコレだ!
というわけで冬にウルトレックスを購入後、すぐに浸水対策を施しました。
といってもやった事は非常にシンプルで、上のソナー蓋部分と、シャフトの根元に「バスコーク」を塗り付けただけ。
24Vモデルという事もあり、最初はパッキン部分には触らない事にしました。
(ちょっと見た目が良くないのですが、透明だとまだマシかなと・・・)
そして導入から半年、いよいよ初めて内部を開けてチェックしてみた結果は・・・。
・・・次回に続きます(笑)。
※ちなみにこの対策は、ウルトレックス以外のエレキにも当てはまると思います。
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コメント
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多分、トップスピードで走行したり、モーターが水中の何かに当たったりする時にシャフトがごくわずかしなって、いくらOリングを付けてても瞬間に隙間が生まれて浸水するのではないでしょうか?
私もマクサムの101lbをアルミボートで使ってますが、全速力で激突は当然ありませんが(笑)低速でぶつけた事はあります。でも所詮軽いアルミなんで、その程度では浸水なんてしません。ですが大きく重いFRPボートとなるといくら低速とはいえぶつけたりするとシャフトの根元大丈夫かな?と思います。
重たいモーターをあんな細いシャフトだけで繋いでいるんですから、工業機械や構造物のような考えをするとシャフトとモーターが直角に繋がっているのに対して斜めの補強ステーくらい必要(それも両側に)な気がします。
コメントありがとうございます!
確かに重量級のバスボートにつけてぶつけたら、相当な衝撃になるのでしょうね・・・(汗)。
補強ステーのお話もまさに!だと思います。。。