5Jun
ポストスポーン全盛となる、5月のバスフィッシングシーン。
怒涛の3連戦に挑むも、結果は無残な惨敗に・・・。
激しい戦いから浮かび上がった、“今”の琵琶湖攻略法を考えます。
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悪夢の3連戦
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
5~6月はBAIT(バイト)、琵琶湖オープン、BATNET(バットネット)と、琵琶湖メジャートーナメント3連戦にトライしてきました。
結果は無念としか言いようのないもので、さすがにディープに凹まされている次第です。。。
これらの大会はローカルトーナメントとは言いつつ、プロガイドさんはじめ現役&往年のTOP50選手もゴロゴロ出ているような試合。
琵琶湖の凄腕が集結するハイレベルな戦いで、ホイホイ上位入賞できるとはもちろん考えていませんでしたが・・・。
順位以上に自分の持ち込んだ魚のスコアが悲惨で、あらためて己の下手くそさにショックを受けないわけにはいきませんでした。
しかしリザルト的には全く見るべき所のなかった3連戦でしたが、釣れなかったからこそ勉強になったという面はあると思っています。
というわけで難しい難しいと言われる2019シーズンの琵琶湖・攻略法について、これまでの知見をシェアしてみたいと思います。
釣れない人が何言ってるんだという話ではありますが、多少なりとも皆様の釣りに役立つ情報が含まれていれば幸いです。
キーワードは”スロー”?
さて5月の大会という事で、基本的なバスのコンディションは「ミッド~ポストスポーン」が主流という点では多くのアングラーの意見が一致するところだと思います。
ですからこの時期ほぼ無敵(?)の北湖サイトフィッシングパターンが、今年も猛烈な威力を発揮。
3大会全てで、表彰台のほとんどをサイト勢が独占する形となりました。
しかし個人的にはネストのサイトフィッシングを全くやらないため、申し訳ありませんがこれについてはコメントが出来ません。
ですので非サイトの釣りに絞って話を進めさせて頂きますと、フリーリグやネコリグといった「ふわっ」とした底物が上位を席巻。
ポスト絡みの釣りの大基本として、セオリー通り“スローなボトムの釣り“が強さを発揮したと言えると思います。
ただしこのポストスポーンのスローダウンゲーム、個人的には物凄~く苦手な分野。
もちろんスローにという意識はしていたのですが、全くマスターできなかったというのが本音です。
例えば琵琶湖オープンの4位&5位入賞ルアーをチェックしてみますと、南湖組の上位はどちらも1/32oz(0.9g)のネコリグ。
そんな軽くちゃボトムが良く分かんないし・・・と1/16ozを使っていた時点で、すでに私はダメダメだったのかもしれません。
(琵琶湖オープンHPより)
またアクションに関しても、「フリーフォールで着底させた後、しばらくステイさせた」とのコメントがありました。
そうか、ワームをボトムに“置く”かぁ・・・と自分の釣りを振り返ってみると、実は心当たりが。
BAITの初日に釣った2尾の2kgアップは、確かにどちらもフリーリグのファーストフォール後のバイトだったのです。
しかしなかなかにバイトは遠く、焦りもあって次第にさっさと動かしてしまうようになっていた気がします。
自分ではゆっくりのつもりでも、全くスローになり切れていなかったのが大きな敗因の一つだったのではないかと考えているところです。
(これに関しては色々思う事がありまして、時間があればまた記事にしてみたいなと。。。)
ただ、単にゆっくり動かせば良いという訳ではないのがスローダウンゲームの難しいところ。
なぜなら釣りのテンポが遅くなるので、ココ!という場所がきっちり絞り込めていなければ、延々バスの居ない場所で粘り続ける事になりかねないからです。
ノーバイトの時間が続く中、果たして今キャストした先にバスはいるのか?それとも食わせられていないだけなのか?そんな問いを延々と自分の中で反芻しながら、気付けばどんどんと釣りのテンポが早くなってしまっていたのでした。
結果としてどんどんハイペースにポイントをランガンし、どんどん釣れないスパイラルに嵌っていったのかもしれません。
いずれにせよ自分のスローダウンゲームのレベルが“1”だと言う事だけは、今回痛いほど思い知らされました。
圧巻!フロッグで制したシャローマンの勝利
ところで初戦のBAITで惨敗した後、身に染みたのは「リミットを揃える力の欠如」でした。
2尾の50UPで4415gを獲った後、嫌いな船団に混じってまでライトリグを投げたのに全く5本が揃えられなかった・・・。
その反省から、続く琵琶湖オープンではとにかく数を揃えようとスピニングもしっかりセットしていきました。
(ここ5~6年、バスフィッシングでは真面目にスピニングを使ってこなかったツケが回ってきている気が・・・)
ちなみにこの大会は参加者300名超え(!)という国内最大規模のトーナメントだけあって、プレッシャー対策も非常に重要になると考えました。
そこでプラではとにかく人の少ないマイナーなエリアを回り、ここぞというウィードパッチを何か所か発見。
深く釣り込む時間は無かったのですが、必ず魚が付くだろうと信じられるくらいにウィードが成長してくれていたのです。
しかし結果としては全くの期待外れに終わり、やはり「今年の琵琶湖は、これまで自分が見て来た琵琶湖とは全然違う」と痛感させられました。
自分なりに本気のフィネスで挑んだにも関わらず、型が良くない上に3本のリミットすら揃わないという最悪の展開。
プラをやり込んできたにも関わらず2尾2180g/112位という不甲斐なさは、率直に言ってかなりキツいボディブローでした。
そんな3連戦の最後、先週末に行われたのはBATNETのカテゴリー2第5戦。
とにかくこのままではダメだと、必死になって見つけたのはシャローで小鮎を追う回復系バスのパターンでした。
前日プラの最後の最後で、シャロークランクとフロッグで50あるなしサイズが連発。
もはやこれに賭けるしかないと、スローダウンゲームから展開を変えることにしたのです。
しかし翌日の試合では全く機能せず、どんどんとテンポだけが早くなりハイペースで各所をランガン。
この「前日に釣れた場所やパターンが、次の日には全く通用しない」という魚の動きの早さも、今年の琵琶湖の特徴だと感じているわけですが・・・。
残り一時間でギブアップし、ドロップショットによる2尾・2180gのみで下位に沈むという何とも中途半端な試合をやらかしてしまいました。
しかもさらに衝撃だったのが、優勝パターンが何とシャローのフロッグゲームだったという事です。
琵琶湖を代表するシャローマンの一人、ワイルドGAN選手がフロッグのみで5尾/7850gをウェイイン。
無敵と思われた北湖サイト組を50gの僅差でかわし、カッコ良過ぎる勝利を飾って見せたのです。
自分も一応フロッグは投げていたのですが、2バイトのみで全くキャッチできずに終わりました。
表彰式のコメントを拝聴すると、鍵となったのは「ロングポーズ」だったとの事で・・・。
ここでもキーは“スロー“だったかと、もはやぐうの音も出ないほど打ちひしがれました。
どこかでフィーディングに入っている群れに当てようと、ひたすらハイテンポにランガンしていった自分が情けなくてたまりません。
(©BATNET 多少近い釣りをしていただけに、名手の凄味を強く実感しました。。。)
というわけでこの三連戦、振り返ればとにかく”スロー“がキーだったように思います。
それはフリーリグなどライト系の釣りのみならず、巻き物でも、トップウォーターでも、全てに通じる要素だったのではないかと。
そして自分はとことん、遅い釣りが出来ないのだという事実を見せつけられる結果となりました。
「バス釣りは、おもつらい」というより、何というかもうひたすら辛いばかりの一か月だったように感じますが・・・。
だから今こそが成長できるチャンスだと考え、練習を重ねていきたいと考えています。
こんな下手くそな私と一緒に競い合い、アドバイスさえ下さる皆様には本当に感謝しかありません。
これからもフェアな競技の場で多くの事を学んでいきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします<(_ _)>
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コメント
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2019年 6月 07日
連戦お疲れ様でした…!自分はまだトーナメントという場で釣りをした事がないので本番のプレッシャーたるや想像もつきませんが……
住んでいる土地柄どうしてもフィネスの多用が強いられる自分がスロー展開にする時心掛けているのは、水中のストラクチャーに対してこの軌道で何回通す、と先に決める事ですね。予め回数を決めておくことでワンキャストに対しての集中力が高まるのでロングステイ出来るようになると思います。なので自分が集中をMAXで維持出来る最大数で予め回数を決めたアプローチ、と言うのを試してみるといいかもしれません。ご参考までに
アドバイスありがとうございます!
「”この軌道で”何回通す」・・・という一言には、しがない釣り人さんがやり込まれてきた釣りの深さが凝縮されているように感じます。。。
今の私にとっては本当に貴重な助言、心から感謝します。
早速次回の釣行からトライしてみたいと思います<(_ _)>