アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[2019版] ガーミンvsハミンvsロランス – 最新魚探の長所・短所まとめ

最新モデルが次々登場する、日進月歩のハイテク魚探。
高価な魚探システムを、一体どう構築すれば良いのか?
悩みながらフォローしてきた、各メーカーの特徴をまとめます。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

ハイテク魚探の選び方

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さてここ数年、釣り関連のデバイスで最も大きな進歩を遂げたのが「魚群探知機」のジャンルではないかと思います。
次から次へと登場する新機能に、もはやついていくだけでもいっぱいいっぱい・・・。
それをどう自分の釣りに取り入れていくかに、日々頭を悩ませているアングラーは少なくない事でしょう。

数年前にLOWRANCEからGARMINに乗り換えた私としても、これは非常に頭の痛い問題です。
というわけで機会のあるごとに、色々な方に魚探を見せて頂いてきました。
今回はそうした経験の中から、各メーカーの魚探の特徴について一度まとめてみたいと思います。

(2年前とは事情が変わってきていますので、最新情報をアップデートしてみたいと思います。)

※ちなみに以下の感想はあくまでも私見ですので、ハイテク魚探ガイドとして知られる武田栄喜プロの記事などもご参考にして頂ければと思います。

武田栄喜/釣るためのハイテク魚探運用法

 

サイドスキャンはやっぱりハミンバード!

さてまずHUMMINBIRD製魚探についてですが、やはりサイドスキャンの性能は最高だと思います。
具体的にどう良いかというと、「沈み物がハッキリと分かりやすい」「遠くまで映る」「水深が浅くてもOK」といったあたり。
今ではどのメーカーにもサイドスキャンが付いていますが、やはり元祖であるハミンの性能は今もナンバーワンだと思います。
特にシャローでも探査範囲が広いというのは見逃せないポイントで、霞ヶ浦など浅いフィールドではかなり重宝することでしょう。

(しかも、最新のメガイメージングでなくてもきれいなのが凄いところ・・・)

難点としては価格の高さが挙げられると思いますが、英語で良ければ並行輸入モデルが比較的安価に入手できます。
ただし周囲で使っているユーザーの様子を拝見していると、決して故障率は低くなさそうなのがちょっと怖いところ。
また等深線MAP作成機能を活用するには高価な専用SDカードが必要な上、データが多くなると処理速度が遅くなってフリーズする事も多くなると聞いています。

それからハミンにしかない機能として360°スキャンが挙げられますが、これは使い込んだ経験がないためここではパスしたいと思います。
愛用者の話を聞く限りでは、ガーミンのライブスコープともまた違う独自のアドバンテージがあるとの事ですが・・・。
周囲の方の振動子が非常に良く壊れているのを見ると、個人的には導入をためらってしまうところです。

(きちんと保障のある国内正規モデルを買った方が、結局はお得になる・・・という事も少なくないのではないでしょうか)

 

ダウンスキャンとロランスの歴史

次に魚探界の老舗Lowranceについてですが、これは何と言ってもダウンスキャンが非常に優秀だと思います。
ウィードの種類の判別はもちろん、その隙間にサスペンドしている魚までクッキリ映し出すのには脱帽。
特にこの「魚を直接映し出す」という意味では、トップレベルの性能と言っても過言では無いでしょう。

 
さらにソフトウェアのアップデートにより、サイドスキャンの性能もハミンに肉薄するものになったとの事。
ただし振動子の種類やセッティングでだいぶ鮮明さが変わるそうですので、取り付けの際は詳しいショップに相談する必要があるでしょう。
ちなみにハミンもロランスも、サイドスキャンで直接魚を映して狙うという使い方が可能だそうです。

それからロランスの美点として、サポートを含めた周辺情報の豊富さは見逃せないポイントです。
特に詳細な等深線図のデータが多く出回っているのは、フィールドによってはかなりのアドバンテージと言えるでしょう。
(各社とも出回っていますが、今のところロランスが一番豊富な印象)
本体の等深線作成機能自体もなかなか優秀だと思いますが、この辺りは伝統のあるメーカーの利点ではないかと思います。

 
心配な点としては国内の販売体制で、少し前に総代理店のジムクォーツさんに代替わり?があったそうで、一時修理や購入が出来なくなった期間があったそうです。
今は通常業務が再開されたと聞いておりますが、やはり小規模経営の会社ゆえのサポート体制の不安はぬぐい切れません。
並行輸入してもジオフェンスというGPSのロック(?)がかかって使えないモデルもあるそうなので、なかなかに悩ましいところです。

ちなみに私はHDSとGen2の時代に使用していたのですが、やはり率直に言って壊れにくくは無いという印象を持ちました。
ハードウェアの性能はかなりバランスが取れていると思うのですが、日本でサポートを受けて使っていくにはハードルを感じた次第です。

 

ガーミンの美点はライブスコープだけではない

最後に今使っているGARMIN魚探についてですが、何と言っても最大の売りはライブスコープだと思います。
ロランスからも同様の機能がリリースされるらしいですが、「前方を」「動画で」見られるというメリットは圧倒的。
私も早く導入しなければと焦っているのですが、その値段の前に打ちひしがれている毎日です。。。

しかしライブスコープを抜きにしても、ガーミン魚探にはいくつかのメリットがあると感じています。
その一つが自動等深線作成機能”クイックドローで、処理の早さなどでは全メーカー中トップではないかと。
安価な汎用SDカード一枚でかなりの範囲(南湖全域位なら余裕)使えるので、フィールドごとに用意しておくのも簡単だと思います。

それから個人的に一番助かっているのが、「壊れにくい」というポイントです。
ロランスやハミン等の海外魚探はどうしても故障率が高く、壊れにくいホンデックスを愛用し続けている方も少なくないと思いますが・・・。
私の周囲ではまだ誰も本体を壊しておらず、もしかしたらホンデックス並みに丈夫なのではないかと感じています。
最近のハイテク魚探はめちゃくちゃ高価なので、地味ですが決して軽視できない点だと考えている次第です。

しかしもちろん万能ではなく、サイド・ダウンともにハミンやロランスに劣っているというのが偽らざる感想です。
例えばガーミンだと見逃してしまうような小さな沈みオダなども、ハミンならはっきり認識できるのを見た時は正直ショックを受けました。
魚の識別となればさらに困難で、よほど巨大な魚群でなければガーミンのサイドで見つけるのは不可能なのではないでしょうか。

 

結論は「全部必要」!!

そんな一長一短ある各メーカーの魚探ですので、完璧なセッティングにするには全部必要というのが結論だそうで・・・。
以前武田プロのガイドに乗せて頂いた時、全メーカーの魚探7台が並ぶレンジャーを前にして、その現実に打ちのめされました(苦笑)。
というわけで金銭面に問題が無ければ、武田プロ艇のようにガーミン3台+ハミン2台+ロランス2台が最強の体制だと思います。

(いずれにせよ、非常に勉強になるガイドだと感じました。。。)

武田プロのガイドはこちら

ただし正直言って、ここまでコストをかけられるのはアマチュアどころかプロレベルでも限られてくるのではないかと思います。
ですからそれぞれのフィッシングスタイルやフィールドの特性によって、どの魚探を採用するか選択を迫られることになるでしょう。
個人的には「今後ライブスコープは必須」になるという認識から、このままガーミンをメインに使い続けていく予定です。
加えて余裕があればサイド専用にハミンも欲しいところですが、ライブスコープの時点ですでに余裕なんて無いというのが目下の悩みです(苦笑)。

というわけで、少しでも皆様の魚探選びの参考にして頂ければ幸いです。

 

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