30Jan
ウルトレックスが先陣を切った、自動運転エレキの新世界。
モーターガイドの逆襲に、魚探メーカーまでが殴り込み!?
一気に乱世に突入する、ハイテクエレキ戦線に迫ります。
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ハイテクエレキ戦国時代
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
“スポットロック“という画期的なGPSアンカーシステムを引っ提げて、ウルトレックスがデビューしてから3年以上。
ゲームチェンジャーと呼ばれた新兵器はあっという間に一般化し、琵琶湖周辺ではレンタルボートにまで装備されるようになってきました。
あのKVDまでがモーターガイドを離脱するなど、ここ数年ミンコタ一強の時代が続いてきましたが・・・。
2020シーズンはいよいよ、ライバルメーカーの大逆襲の年となりそうです。
なんと老舗のモーターガイドのみならず、LOWRANCE、GARMINといった魚探メーカーまでもが独自エレキで殴り込みをかけてきたのです。
というわけで一気に4つ巴の戦国時代に突入した、新世代ハイテクエレキの世界。
今回はBASSMASTERマガジンの特集をもとに、フットコンで操作する際の「ステアリング方式」を比べてみたいと思います。
4社4様のステアリング方式
さてまずウルトレックスの操作系統から復習しておきますと、こちらはワイヤー+モーターのハイブリッド方式。
フットコンからエレキ本体までは従来式のワイヤーケーブルで操作し、それを本体内蔵のモーターで駆動するという仕組みです。
実はウルトレックス以前にもスポットロック機能のあるエレキは(ソルト用で)存在していたのですが、電気ケーブル式でフットコンでの微調整が困難でした。
それをハイブリッド化することによって、従来のワイヤー式に近い操作性を実現したのも革新的なポイントの1つだったというわけです。
(しかしその代償として、ワイヤー切れが頻発したわけですが・・・)
ところがロランスがプロデュースする初のエレキとなる“GHOST(ゴースト)”は、あえて完全な電気ケーブル式を採用してきました。
応答速度や精度が不安になるところですが、記事中ではワイヤー式に遜色ないレベルのレスポンスを実現しているとアナウンスされています。
これによって硬いワイヤーの取り回しに苦労する事が無くなり、切断のトラブルからも解放されるという事です。
そしてガーミンの“Force(フォース)”はさらに先鋭的で、何とフットコンが完全なワイヤレス方式に!!
これでもうワイヤーや配線絡みのトラブルに泣かされることは無くなり、整備性も大幅に向上するのは間違いありません。
それでいてペダルの踏み応えの抵抗感を調整できるなど、細かいチューニングにもぬかりは無い様子。
私も実物を試させて頂いたのですが、ウルトレックスよりほんのちょっと応答が鈍いかな?程度で、じゅうぶん実用レベルに達しているのではないかと思いました。
(とはいえ、ヘビーユースでの通信トラブルの心配はありますが・・・)
そして最後にモーターガイドの“Tour PRO“(ツアープロ)なのですが、こちらは何とトラディショナルなワイヤー式との事!
それでどうやってスポットロックと両立させているのだろう???と不思議でなりませんが、ダイレクト感はもちろんピカ一でしょう。
繊細なボートコントロールを身の上とするシャローマンには、まさに待望のエレキと言えると思います。
(ちなみにスポットロック機能無しの“Tour”グレードも用意されているようです)
というわけで、見事なまでに4者4様に分かれたステアリング方式。
それぞれに特色を出して、差別化を図っていく各社の姿勢が垣間見えます。
次回はその他の特徴についても、もう少し掘り下げてみたいと思います。
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