25Mar
PEラインとリーダーの、結束の基本となるFGノット。
スッポ抜けを防げても、なぜかラインブレイクしてしまう。。。
ノットが切れる原因と、その解決法をシェアします。
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
PEのノットが”切れる”!
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先日公開した、FGノットのすっぽ抜けの原因と対処法についてのエントリ。
予想以上に多くの反響を頂き、皆さんPEのノットに苦労されているのをあらためて再認識しました。
ところが数々のご質問を頂いた中に、「いや違うんです、すっぽ抜けるんじゃなくて”切れる“んです」というお悩みがありまして。。。
今回はこの点について、その理由と解決法を考えてみたいと思います。
“仮止め”に要注意
さてFGノットが切れるという場合、そのほとんどはPE側の末端(下の写真参照)ではないかと思います。
この前提で話をさせて頂きますと、原因はおそらく「仮止め」・・・。
つまり前回紹介した「編み込み」&「締め込み」の後、ラインのほつれを止めるためのハーフヒッチに問題があるのではないでしょうか。
一般的な方法としてはPEとリーダーを一緒にハーフヒッチで止めた後、リーダーの残り端を切ってから、PEのみをさらにハーフヒッチで止めると思うのですが。。。
私もやり方自体は全く同じで、オードラゴンの1.5号以上なら各4回づつ、それ以下の細糸なら各5回づつ結んでいます。
(©seaguar)
注意点はこの時の「締め具合」でして、ギチギチに固く締め過ぎない事が非常に重要だと思います。
なぜなら締め込む際にメインラインのPEが傷つき、これによって強度が低下してしまうからです。
ハーフヒッチはあくまでも「ほつれ止め」でしかないので、あまりムキになってやり過ぎないようにしましょう。
とはいえ使用時にほつれて来てはいけないので、もちろんユルユルでもいけません。
コツは軽い力でキュッと締める事と、最後に「エンドノット」で止めるのがポイントだと思います。
これはハーフヒッチを2回巻きにする方法で、これさえしておけばライターで端を炙ったりしなくても大丈夫です。
番外編:”焼きコブ”は必要?
というわけでFGノットが切れて困る!という方は、ぜひハーフヒッチ時にメインラインを傷付けていないかを注意して欲しいと思います。
最後にもう一つ質問のあった、「“焼きコブ”は作らなくて良いのか?」という点について解説しておきます。
これはリーダーの断端をライター等で炙ってコブを作るという方法で、確かにノットの強度が向上すると感じます。
もはやこの為に作られた!? USB電子ライターがノットの焼きコブ作りに激ピッタリな件
しかしそれは承知の上で、私はあえて焼きコブは作っていません。
なぜならライターを取り出したりする手間がかかってしまう上、フィールドでは雨や風でやりにくい事も多いからです。
ただでさえ時間が増えるのに、間違ってノット自体を焼き切って発狂しそうになった事もありました(苦笑)。
(©ジギング魂 もしやるならUSBライターがベターかと。。。)
加えてノット自体の強度についても、バスフィッシングにおいてはそもそも100%を目指さなくて良いと考えています。
例えばオードラゴン1.5~2.5号であれば余裕で20lb以上の強度があるので、ほとんどの場合リーダーよりはるかに強いからです。
7~8割の強度が出ていれば実用的には十分だと思うので、それよりもノットの早さや結び目の小ささを優先している次第です。
以上、参考にして頂ければ幸いです。
(オフショアジギングなどで、100%を目指すなら有効な方法↓だと思いますが・・・)
ついにFGノットが100%強度達成!「FGノット・ジギング魂改良バージョン」の結び方
※ちなみに特に細糸にはファイヤーノットが有効らしいのですが、個人的にはすっぽ抜け連発したのでもっと練習を重ねてみます。。。
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
FGノットでそこが切れたことは一度もありません。EZノッターでラインシステムを組めば切れも抜けもまず起きませんからとてもいいですよ。
コメントありがとうございます、そうなのですねΣ(゚Д゚)!
EZノッター、便利そうですね♪
ハーフヒッチ部分で本線が切れる場合、ハーフヒッチのループが本線とリーダーのどちらに掛かっているかを確認する必要があると思います。編み込みの向きによっては、本線にループが掛かっていることもあります
経験論ですが、結び方イラストのようにリーダーにループがかかっている場合、色が変わる寸前まで締め込んでもハーフヒッチ部分での本線破断は未だありません
私はノット部分を巻き込んで使うことも多いので、ほつれ防止にイラストのSTEP5ハーフヒッチはゆっくりしっかり、STEP6はゆっくり軽く行っています
コメントありがとうございます!
すいませんちょっと私の理解が追い付かないのですが(汗)、ハーフヒッチは最初は本線&リーダー両方に掛けて、その後本線のみに掛ける事になると思うのですが、そういう事とは違うのでしょうか?
ややこしい書き方をしてしまいました
本線とリーダーの位置関係がイラストと上下逆の状態(ハーフヒッチの結び目がリーダー側、輪っかが本線側)で強くハーフヒッチを締め込むと強度が低下するのではないかないか、ということです
私も順番はイラストの通りで、焼きコブの有無以外は大きな違いはありません。ちなみに私はハーフヒッチは螺旋状ではなく直線状に仕上げています
詳しくありがとうございます、なるほどそういう事でしたかΣ(゚Д゚)!
それは完全に見落としているポイントでしたので、今度試してみたいと思います!!