19May
最強メソッドと言われても、なかなか真似のできない“サカマタミドスト”。
しかし難解なテクニックが、たった一言で機能するように!
ようやく釣れるようになった、「最後のキモ」をシェアします。。。
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
“琵琶湖の魔術師”の秘術
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
近年の琵琶湖で無敵を誇る“サカマタ・ミドスト”ですが、正直私はトライし始めの頃全く釣れませんでした(汗)。
浅いレンジの普通のミドスト(1~5mくらい)はそれなりに釣れたのですが、スーパーディープは全くダメ。
ちっとも釣れないと思っていると、後から隣のポイントに入った“琵琶湖の魔術師”、冨本プロ艇がボコボコのラッシュに・・・なんて体験を嫌と言う程させて頂きました(苦笑)。
(ホントにこれ、間近で見ていると魔法にしか見えません。。。)
レンジコントロールも良いはずだし、一体何がそんなに違うのか???と2シーズン悩みに悩み抜きました。
そんな私を見かねたのか、ある日冨本プロがポロッと神のアドバイスを下さり・・・。
そしてそのたった一つのキモを実践しただけで、その後ウソのように釣れるようになったのです。
おいおい、そんな話本当にあるのか!?とうさん臭く思われるかもしれませんが・・・。
釣りと言うのは場所もタイミングもアプローチもほぼ全て合っていても、パズルのピースが「最後の1つ」欠けるだけで結果に結びつかない事があると痛感しました。
というわけで今回は真冬の修行の末に体験した、非常~に貴重なポイントをシェアしてみたいと思います。
最大のキモは”ロール”にあり
さて釣果を分けるそのキモは、一言で言うと“ロール”アクションにありました。
ディープでもフラッシングを伴うロールを起こせるか否かで、それこそ10対1くらいの釣果差が出るといっても過言ではありません。
もちろん状況によっては動き過ぎない方が良いという事もあるでしょうが、この釣りではほとんどの場合しっかり動かさないとなかなか釣果に繋がらないと体感しました。
(そしてロールによる視覚的な明滅効果を出すため、ツートンカラーがお勧めだそうです)
しかし10mレベルのスーパーディープでは、ロッドワークをリグに伝達するのは非常に難しくなります。
加えてサカマタシャッドは体高のあるフラットサイドボディで、自重もあるためロールしづらいワームと言えるでしょう。
ですからまずは伸びの少ないPEラインを使う事が、この釣りを成立させる必須条件と言えると思います。
さらにティップの強いロッドも大切で、サカマタ5インチ+1/8ozジグヘッドでも最低エクスプライド265UL+は必要。
これが3/16oz(5g)以上やサカマタ6インチとなってくると、もはや専用開発された267L+以外に選択肢がないかもしれません。
とはいえ私がトライしていた時はまだ発売されていなかったので、ベイトタックルのワンテンスティックで代用していました。
(最初に言っておきますが、ヒットするまで長いですよ・・・汗)
そして最大のキモは、合わせるジグヘッドとそのセッティングにあります。
まずはウェイトが非常に重要で、1/8~1/4oz(3.5~7g)というヘビージグヘッドで「ワームを横に倒すパワー」を確保するのがポイント。
実は深いレンジに沈めるだけならもっと軽くてもOKなのですが、軽過ぎるとサカマタシャッドを十分にロールさせられなくなってしまうのです。
それから重心をなるべく高くするために、ジグヘッドはなるべく薄刺しで上方にセットします。
これが最もやりやすかったのは、ワームキーパー部が薄く作られているスーパーラウンドジグヘッド(ケイテック)。
ちなみに根掛かり対策に、ハンドドリルで穴を開けてブラシガードを1本だけ刺しておくのがお勧めです。
(このウェイトで、しかも#2/0や#3/0という大型フックのジグヘッドはほとんど選択肢が無いかと・・・)
しかしスイムテストではロールするのに、しばらく投げていると動かなくなってしまう事に気付くようになりました。
その原因が“アイポジション“で、結び目がアイの頂点にある時は比較的よくロールしてくれます。
ところが使っているうちに結び目が前にずれてくると、力点の位置が低くなって動きづらくなってしまうのです。
(ですから理想的には、結び目がずれない横アイジグヘッドが欲しいのですが・・・)
そこでアイに1.5mm程度の収縮チューブをかぶせる事で、結び目を頂点に固定することが出来ます。
(炙って収縮させるわけでは無く、そのままかぶせるだけです)
これによって一日中多投しても、最後までアクションが安定するというわけです。
最後のパズルの1ピース
しかしここまでセッティングを詰めて行っても、私にはほとんど釣れる事はありませんでした。
そんな時に冨本プロがくれた神の一言は、「ボディを反らせるとイイよ」というシンプルなもの。
それだけ?と思いつつ不格好に(失礼)ジグヘッドを刺した途端、これまでの苦労が嘘のように釣れるようになったのです。
「えー、そんな事信じられないよ」と思われるかもしれませんが、まさしく私も同じ気持ちでした。
しかしこのセッティングをするだけで、劇的にロールしやすくなる事がスイムテストで明らかに。
むしろ動き過ぎでは?と思う位だったのですが、パワーの伝わりにくいディープではこれくらいしないとキチンとロールしないのだろうと思います。
ただしこのセッティングには、ワームが千切れやすいという弱点がありました。
入手困難なサカマタが次々に殉職していくのではたまりませんから、トレーラーロック(FINA)でガッチリ固定。
これなら少なくとも魚が掛かるまでは、何投してもワームがもつようになりました。
と言う訳でこれにより、ようやく私にもサカマタミドスト・フィッシュがキャッチできるようになりました。
正直ここまでしなきゃいけないのか!?と、もっとロールしやすい他のワームを色々試してみたのですが・・・。
「あえてロールしにくいワームを無理矢理動かす」のが効く(?)のか、ともかくサカマタを超える釣果のワームを見つける事は出来ませんでした。
このあたりはまさに不思議と言う他は無く、明確な理由をご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えて欲しいです。
(ちなみに断面が楕円に近いデスアダーの方が簡単にロールしますが、ディープで釣れないんですよね。。。)
最後になりましたが、この偉大なテクニックを確立した冨本プロには本当にリスペクトしかありません。。。
誰もが考え付かなかった新しい釣りを切り開く、そんなアングラーに私もいつかなってみたいものです。
ともあれディープの釣りが有効なら様々なフィールドに応用できると思いますので、皆さんぜひ試してみて頂ければと思います!
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。