2Mar
低水温期の大定番、サスペンドミノー&シャッド。
しかし実際使ってみると、浮いたり沈んだりしてしまう!?
現場で簡単に実践できる、浮力調整のやり方を紹介します。
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サスペンドミノーがサスペンドしない!?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さてこの冬、日本各地で炸裂しているサスペンドミノーの釣り。
低水温期の定番メソッドとして、今も昔も色褪せない威力があると思います。
いきなりですがやってしまいました٩(^‿^)۶
津久井湖のブリブリフィッシュ‼️
もう帰ってもいいな😁#エリー115SD#ニシネルアーワークス#津久井湖観光 pic.twitter.com/6OyMsNBFkS— 横井丈史 (@take_cUSK) February 27, 2021
ところで実際この釣りをやってみると、フィールドでルアーが浮いたり沈んだりしてしまうことに気づくでしょう。
「”サスペンド”って書いてあるのに不良品だ!」・・・というわけではなく(苦笑)、ルアーというのは水温などによって浮力が変化します。
ですから釣り場で本当にジャストサスペンドにしようと思ったら、現場調整が必要だという事をまず知っておいて頂きたいと思います。
(基本的には水温が上がると浮きやすく、下がると沈みやすくなります。理由は省略)
しかしどのようにして浮力を調整するか、やり方は様々なので迷ってしまう方もいるでしょう。
場合によってはルアーの動きや潜り方が大きく変わってしまうので、下手にやると怖い面もあります。
正解は必ずしも一つとは限りませんが、今回は参考までに私が実践している調整法を紹介したいと思います。
※ただし必ずしもジャストサスペンドにすれば釣れるいうわけではないと思います。
これに関してはそもそもなぜサスペンドが効くのかを理解する必要があるのですが、それはまた別の機会に・・・。
まずは最初にフックを決める
さて私が最初にすることは、セットするフックを選ぶ事です。
狙う魚のサイズや掛け方によって、使いたい線径や形状・番手が変わってくると思いますので・・・。
ルアーが沈んでしまわない範囲で、まずフックから先に決めてしまいます。
(フックの選び方については、これだけで何記事も書けてしまうので割愛w)
フックで調節しないの?と思われるかもしれませんが、私は基本的に浮力調整目的で現場でフックは変更しません。
掛ける/獲ることを重視する点から、そのために最適なフックを選択する事を第一に考えたいからです。
また様々な重さのフックのバリエーションを用意しておくのも大変ですし、特にリヤフックのサイズ変更は動きへの影響が大きいという面もあります。
自宅でスローフロートに
フックを決めたら次にやる事は、自宅でスローフローティング仕様にしておくことです。
なぜなら現場でウェイトを足すことは簡単に出来ても、軽くするのは非常に面倒だから。
またフロロカーボンライン使用時は、ラインの重さで沈みやすくなるという点も覚えておいてください。
(ライブスコープで見ると分かるのですが、フロロだとサスペンドルアーがホントに沈んでます。。。)
具体的に110mm前後クラスのジャークベイトであれば、#2~3の範囲でスプリットリングのサイズを変更して調整。
強度的に琵琶湖だと#1は不安なのと、#4まで行くと径が大きくなり過ぎてしまうからです。
ちなみにボンバダのフォルチというスプリットリングは、同じ番手でも他より重いので調整の幅が広がります。
それからこれは好みによりますが、私はラインアイのスプリットリングを外して音速ラウンドスナップのSに替えています。
ですので浮力調整をする際は、スナップを付けた状態で設定する必要がある事にも注意が必要。
ちなみにクランク等はスナップ+ソリッドリング仕様にしていますが、ジャークベイトの場合は暴れ過ぎるのでスナップ単独です。
(ルアーが暴れすぎるとフロントフックがラインに絡みやすくなったりしてしまいます)
※参考:スプリットリング&スナップの大体の重さ
・ODZハイパープレスリング#1:0.04g
・ODZハイパープレスリング#2:0.065g
・ODZハイパープレスリング#3:0.09g
・バンバダ/フォルチ#2:0.1g
・音速ラウンドスナップS:0.06g
・マイクロソリッドリング3.5mm:0.05g
最近の国産ルアーならここまでで大抵セッティングできるのですが、一部のアメルアなど個体差の大きいものには板オモリを貼り付けます。
この時大切なのは前後バランスを変えないことで、浮き角度が変わると潜り方がだいぶ変化してしまいます。
フロントのベリーアイ周辺に貼れば姿勢が変わりにくいので、この辺りを目安に両面テープで貼り付けましょう。
なお板オモリの弱点は使用時に剝がれやすい事ですが、角を落としておくとだいぶマシになります。
完璧を期す場合は、周りに瞬間接着剤をつけてアルテコを吹いておくとまず大丈夫!
ただし剥がすのは大変なので、個体差調整という意味で半永久的に貼り換えない時だけにしておいた方が良いと思います。
現場ではリング&糸オモリを足すだけ!
さてスローフローティング調整が完了したら、最後は現場での微調整で仕上げとなります。
この時実施するのは、基本的に「スプリットリングの調整」だけ。
雨や手がかじかむ寒い日なども当然あるので、面倒な板オモリの切り貼りはほとんどしていません。
この時リングのサイズを替えるだけでなく、意外に思われるかもしれませんが「リングの追加」もおすすめです。
フロントのベリーアイに足して調整すれば、浮き姿勢への影響もほとんどありません。
サイズ変更だけでは調整幅が足りない時はもちろん、リングの付け替えよりも簡単にできるのもメリットです。
ほとんどの場合ここまでやれば大丈夫だと思いますが、まれにもっと沈めたいという場合もあるでしょう。
本題のテーマからは外れてしまいますが、あえてシンキングにしたいという時などにも便利なのが「糸オモリ」。
これをフロントのベリーアイに掛けてねじってしまえば、かなり大幅なウェイト調整が簡単に行えるのです。
(少し長めにつけておいて、やり過ぎたら切っていくのがおすすめ)
※なお、現場でもっと潜らせたいという場合はルアーの浮き角度を前下がりにするのも有効です。
ルアーにもよりますが、ラインアイにスプリットリングを追加するだけでも随分変わりますのでお試しください。
というわけで私が現在実践している、サスペンドプラグの浮力調整法について書いてみました。
雑誌などに書かれている一般的な方法とは違う部分もあるかもしれませんが、現場での調整は簡単だと思います。
(私の場合面倒だと、実際にフィールドで実践する気になれなくなってしまうので)
ぜひ一度お試しいただいて、カッコいいジャークベイトフィッシュをキャッチして下さい!
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