29Jun
小さなウィードパッチから、キー・フィッシュを絞り出したデスアダースティック。
カバースキャット・メソッドは、さらなる進化のステージへ?
今琵琶湖で進行しつつある、ボトムジャーク2.0時代の動きを紹介します。
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カバスキャで釣れない魚を絞り出す
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先日行われたBATNET最終戦では、キー・ベイトのひとつが流行りのノーシンカーだったわけですが・・・。
「なぜカバースキャットでなくデスアダースティック4.5″を使ったの???」というご質問をいくつか頂きました。
これは大変に鋭いご質問でして、できればスルーして頂きたかったのですが・・・(汗)。
小規模なウィードパッチから、カバスキャでは釣れない魚を絞り出すのに役立ったと考えています。
というわけで今琵琶湖で起こりつつある、ノーシンカー・ボトムジャークの進化についてお話してみたいと思います。
ノーシンカーの”スタック感”
さてプロガイド冨本氏が開拓し、今や日本中に広がりつつあるカバースキャット。
ノーシンカーにも関わらず、シャローから10m超のスーパーディープまでをカバーする驚きの汎用性。
ボトムジャーク・メソッドは、今や琵琶湖では通年を通した標準テクニックになりつつあります。
しかしそんなカバースキャットにも、苦手とするシチュエーションがあると個人的には感じています。
それはある程度「高さのあるウィード」で、特にエビモ・ササバモ系の縦系ウィードと相性が悪いのではないかと。
なぜならノーシンカーでも自重が極めて重いので、引っ掛かりが強過ぎて外せなくなってしまうと思うのです。
(ノーシンカーなのにそこまで強くスタックするというのは驚きですけどね・・・)
しかし特にこのアフター時期、オフショアに生えるエビモ系の新芽はキー・ファクターになりやすい・・・。
というわけでどうにかここをノーシンカーで攻略できないかと考え、たどり着いたのが「普通のスティックベイト」でした。
具体的にはデスアダースティックをそのままネイル無しで使ってみたところ、適度にスタックしつつも綺麗にウィードを抜けて来てくれたのです。
これはそもそもカバスキャよりも比重が低い事、そして長さがある事の2点が理由だと考えています。
ですからウィードの根元まで沈むことなく、リグが茎や葉っぱに「乗っかる」形になるのではないかと。
つまりあたかも上っ面がボトムであるかのように、ウィードトップを舐めるように引いて来られるのだと思います。
スモールベイト対策
とはいえ、だったらデスアダースティック4.5″でなく5.5″を使っても良いのでは?と思われるかもしれません。
確かにその方がだいぶ投げやすいですし、実際に使ってみたところ魚は釣れました。
しかし4.5″と使い比べてみると、サイズが小さい方がだいぶバイトが多いという事に気付いたのです。
これはある程度大きいバスについても言えて、結局は食べているベイトのサイズに依存しているのだろうと思います。
今の南湖のメインベイトは、モロコやアユ、ワカサギといった細長いベイトフィッシュ系。
そうした10cm前後の餌を捕食しているバスにとっては、やはり4インチサイズの方が効くという事なのではないでしょうか。
というわけでこうしたスティックベイトを、カバースキャットと使い分けることでさらに釣果を伸ばせると感じています。
たぶんもう気付いている人はだいぶ前から気付いていて、センコーとかサカマタ5″で釣ったりしているのはそう言う事なのかなと。
カバーへのスタック感に応じてシンカーウェイトを調整するのは底モノの基本ですが、さらにノーシンカーの中でも自重の差で微調整する時代になってきたのだろうと思います。
よく考えてみると恐ろしい話ではありますが、古くて新しい釣りとも言えますのでぜひ試してみて下さい。
(そもそもカバスキャの前にサカマタの高比重メソッドがあったわけですので)
(ちなみに高比重なスティックベイトなら、だいたい何でも釣れると思います。。。)
※最後にタックルセッティングも参考までに載せておきます
ROD:フルレンジC67MH/SL(テイルウォーク)
REEL:16アルデバランBFS XG左(シマノ)
LINE:オードラゴン1.5号(よつあみ)
LEEDER:R18フロロリミテッド16lb-10m(クレハ)
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