3Aug
日本のトッププロが雄飛する、華やかな米国トーナメントシーン。
普通のアマチュアアングラーが、アメリカを夢見たらどうなるのか?
小さな夢を叶えるため、今こそあの舞台を目指します!
あの舞台へ、再び
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さてクラシックが終了し、’21シーズンのBATNETも終幕となりましたので・・・。
年初よりお知らせしておりました、アメリカBASSトーナメントへの挑戦特集をスタートしたいと思います。
さて私が初めてBASSMASTERオープンに出たのは、今からさかのぼる事3年前のフロリダ戦。
憧れの米国トーナメントを現地で体感したいと、コアングラーとして参加したのでした。
さらにその年の夏には、ルイジアナ州で行われたレッドリバー戦にも出場。
ディープ・サウスと呼ばれるアメリカ深南部、バスフィッシングの本場中の本場をこの目に焼き付けてきました。
これらの旅の目的を一言で表すなら、それは「憧れの成仏」だっただろうと思います。
つまり以前から夢見てきた本場のトーナメントの舞台を、一度も見ずには死ねない・・・。
そんな思いで、自分の気が済むようにと現地へと飛び立ったのでした。
しかしこの遠征を通して得られたものは、予想していたような満足感とは真逆のものでした。
本場アメリカの広大なフィールドを駆け回って、自分の力でバスを探し求めたい・・・。
この舞台に、ボーターとして挑戦したいという気持ちが抑えがたく湧き上がってきたのです。
そこで本気でバスフィッシングに取り組むため、釣り場のそばに住んで練習量を増やす事に。
住み慣れた浜松の家を売り払って、琵琶湖畔への移住を決行しました。
その甲斐あってか、今年BATNETでの年間優勝を果たせたのは感無量と言う他ありません。
あの日の決意を、ようやく実行に移す時が来た。
3年以上の月日を要しましたが、今まさに機は熟したのだと感じています。
たった6回の挑戦
そんなわけでいよいよ来季2022シーズンから、ボーターとして米国トーナメントへの挑戦を開始する予定です。
資金源は浜松の家を売ったお金ですが、現時点の計算では1シリーズ・2年の参加が限界。
つまり年間3戦のBASSMASTERオープンに2シーズン、計6戦出場できれば御の字といった計画です。
(©B.A.S.S.ただしアメリカの物価が高騰しているので、最悪1年だけになるかも・・・)
もちろん伊藤巧選手のように大活躍して、たくさん賞金が獲れれば話は別です。
しかし私ももう40近く、ある程度自分と言う人間が分かってしまう年齢となりました。
自分には天才的な才能は無いし、若い人たちのように無限の可能性があるわけでも無い。
たとえ奇跡が起きてもTaku Itoにはなれないし、T.O.になることもあり得ないと思うのです。
(©B.A.S.S. すでに獲得賞金は3000万円超えですからね。。。)
だから優勝してクラシックに出ようとか、エリートに上がろうといった事までは考えていません。
青木大介選手らが活躍できているのは元々トッププロだからで、自分のようなアマチュアとは違う事は分かっています。
でも、それでは自分は一体どこまでならやれるのかという問いの答えを、私はまだ知らないのです。
バスプロとしての栄光を求めるわけでも無いのに、家まで売ってたった6戦の試合に出るなど狂気と思われるかもしれません。
しかし人間が死ぬ時に後悔するのは、失敗よりもむしろ「やらなかった事」なのだそうです。
少年老いやすく、バス釣れ難し・・・人生は本当にあっけないほど短いと痛感する昨今。
あと何日釣り場に立てるのかと指折り数えてみれば、トライするのは今しかないとの思いは強くなるばかりです。
ちなみに国内でTOP50を目指すとか、琵琶湖の試合に出るのではダメなのか?と聞かれることもあります。
もちろん日本のトーナメントも素晴らしいのですが、しかし、アメリカへの憧れは理屈では説明できないものがありまして・・・。
あの日見たフロリダの夕陽が、今も胸の内に消えないからとしか答えようがないのです。
地味で泥臭い”もう一つの物語”
とはいえトッププロでも何でもない私には、華々しい結果で皆さんに”夢を見せる”なんてことは到底出来そうにありません。
大勢のファンの期待を背負って釣るプロ選手の方々には、本当に頭が下がりますが・・・。
私はただただ、今度こそ自分の小さな願いを成就させるために、アメリカに挑んで来ようと思っています。
しかしそんな個人的な挑戦を書いたところで、果たしてフォロワーの皆さんに楽しんでもらえるのか?というのが一番の気掛かりです。
今考えているのは、もし自分のようなアマチュアに出来ることがあるとすれば、それは「アメリカ挑戦のリアル」を書く事くらいなのかなと・・・。
プロたちが見せるカッコいい世界の裏にある、陽の当たりにくい地味な現実をこそ描くべきではないかと考えているところです。
(ロールモデルはやはり、“なべさんの日記”かなと・・・)
そんなわけでプロでも社長でも若者でもない、普通の釣り好きアラフォーアングラーがアメリカの夢を見たらどうなるのか?
スター選手たちとは異なる地味で泥臭い、でもリアルで筋書きのないアナザー・ストーリーを紡いでいきたいと考えています。
よろしければ同じ憧れを共有する皆様の想いと共に飛び込んでいきたいと思いますので、叱咤激励やリクエスト等、ぜひこれからもお寄せ頂ければ幸いです!
2021年8月3日 KenD
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コメント
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いつも楽しませていただいております。目標に向かい一歩ずつ前進していくKenDの努力には頭が下がります。理解ある家族や仲間に恵まれていて、お目にかかったことはございませんがなんか親しみがわきます。これからも素人目線でバスフィッシングのことを発信して頂けるよう期待をしております。アメリカへ行けない方たちの分までアメリカを堪能してきてください。健康と安全に気を付けて行ってらっしゃい。
嬉しいメッセージありがとうございます!
こうしてお会いした事の無い皆様からも、温かい言葉を掛けて頂けることに本当に感謝です。。。
みなさまの想いと共に行ってきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします(^^♪
ブログでしか会ったことはないですが、頑張っての寸志をお渡しするのにクラウドファンディングって利用できないのですか?同士が500人いて各自1万円の寸志ならもう一年挑戦出来ません?なべさんが挑戦してた時と一緒でブログが今以上楽しみになりますねー。
みなさまにそう言って頂ける事が本当に幸せです!
これについては自分の考えをまとめてお伝えさせて頂ければと思いますので、しばしお待ちください<(_ _)>
I really appreciate your work, Great post.