6Oct
今最も釣果を変える釣り具と言えば、何と言っても魚群探知機。
各メーカーの最新機器を、どう組み合わせるのがベストなのか?
MAPや2D・サイドなど、基本的な性能から比較します。。。
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最も重要?な等深線図
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
米国トーナメント参戦を目指す“USチャレンジ”シリーズも、いよいよ12回目を数えます。
今回からは悩まれている方も多いであろう、魚探システムについて考えていきたいと思います。
(©MLF 米国トーナメントにおいても、この手のエレクトロニクスはもはや必須かと。。。)
※ちなみにこの記事、めちゃくちゃ参考になります↓
Wheeler’s Electronics Tricks Will Help You Find More Fish
さて魚探と言うとライブスコープや360°など、最新デバイスが気になるところですが・・・。
個人的に何よりもまず一番大事なのは、マップ(等深線図)ではないかと思います。
いきなり沈み物や魚を見るのではなく、まず大きな地形変化を把握するのが魚探しの基本だと考えているからです。
ですから手軽に等深線図を作ることが出来る、ガーミンの“クイックドロー”機能を重宝してきました。
また琵琶湖などいくつかのメジャーレイクの場合、ヤフオク等でLOWRANCE用の等深線データが販売されています。
しかしアメリカのトーナメントレイクであれば、すでにほとんどの湖の等深線データが出来上がっているのです。
(©hummingbird 例えばハミンなら地域別にlakemasterというデーターカードがあります)
つまり琵琶湖だったら最初から木浜や下物浚渫の地形が全部分かっているようなもので、これは大変に便利だと思います。
逆に言えば等深線作成機能の良し悪しによって、魚探を選ぶ必要がないと言えるのではないでしょうか。
(ただしどこのメーカーのMAPが詳しいとか、そういった事までは分からないですが。。。)
実は重要なトラディショナル2D
次に見逃されがちなポイントとして、昔ながらの2Dモードについて考えてみたいと思います。
近年は高精度のダウンスキャンが一般化したため、もはや普通の2Dなんて要らなくない?と一時は考えていたのですが・・・。
ボトム付近のベイトを探すなら、実は2Dが一番なのではと最近見直し始めています。
(良い写真がなくてスミマセン。これだけ映っていれば分かりやすいのですが・・・)
これは琵琶湖プロガイドの西平艇に乗った時に実感したのですが、本当にホンデックスの2Dは優秀。
特にボトム付近のベイトは判別しにくいのですが、ライブスコープでも映らない魚が映る事に衝撃を受けました。
あまり書くとにっしぃに叱られそうですが(汗)、上手い人はしっかり2Dもチェックしているのだなと反省したものです。
(このあたりの「魚探のかけ方」は、ぜひ教えてもらうといいと思います。。。)
ただしアメリカまでホンデックスを持っていくというのも・・・ですので、何とか現地の魚探でカバーしたいもの。
ちなみに私はLOWRANCEとGARMINの両方を積んでいるのですが、その両者であればガーミンのCHIRPが優秀だと思います。
ロランスはボトムやウィードと魚が一塊になってしまいやすいのですが、ガーミンだと分離して表示される感じがするのです。
サイドスキャンはハミンがベスト?
次に沈み物やウィードエッジを探す際に、どうしても欠かせないサイドスキャンについて考えてみたいと思います。
これについては色々見せて頂きましたが、やはり老舗のハミンバードが今でもトップの性能だという印象。
シンプルに一番きれいで、遠くまで詳細に映し出すことが出来ると思います。
とはいえ3in1振動子にアップデートされたロランスのサイドも綺麗で、オダなど沈み物はしっかり映ります。
ただし代償として?少々魚が映りにくくなったような気がして、ベイトの群れなどは意外と見落としやすいと感じました。
近年の琵琶湖で1つのキーとなっているように、サイドでバスのスクールを直接見て探すならハミンの方が優秀だと思います。
(ただしロランスでも、特定の振動子と機種の組み合わせで何とか出来るらしいですが・・・)
それからシャローの描画性能も重要で、実はサイドと言うのは浅いところほど映りにくい傾向があります。
ガーミンもGT56系の振動子が出てずいぶん良くなったと感じましたが、やはりシャローには強くないという印象です。
霞水系のアングラーはハミンの愛用者が多いイメージですが、なるほどと納得したものです。
(ちなみにGT56見せてもらいましたが、左右への距離は凄いですね!)
(上がGARMINのGT52,下がLOWRANCEの3in1)
ダウンスキャンと画面の大きさ
最後にダウンスキャンについてですが、これもサイド同様の傾向があると感じます。
LOWRANCEはモノは綺麗に映るのですが、はやり魚も見るならハミンが優勢な気がします。
また愛用するGARMINについては、両メーカーにあと一歩及ばないというのが正直な感想です。
(ただしこれも、ロランスには色々とセッティングの技があるそうで・・・)
というわけで今回は、まずMAPと2D・サイド/ダウンスキャンについて見てきました。
MAPで地形変化を見ながらアイドリングで魚探掛けし、2Dでハードボトムを探し、サイドとダウンで沈み物や魚を探していく。
ともすればライブスコープ等の最新機器ばかりが注目されがちですが、釣る人ほどこうした基本的な作業をおろそかにしないものだと思います。
なお本体についてですが、特にサイドで魚自体を見る場合は出来るだけ画面が大きい方が良いと思います。
大画面だと大きく見えるという以上に、解像度が高いので細かいものを映し出せるからです。。
私は普段7インチを使っているのですが、12インチだと居ないと思っていた場所にいっぱいバスが映ってショックを受けました(汗)。
というわけで国内ではロランス&ガーミンの組み合わせを愛用してきた私ですが・・・。
MAPのあるアメリカで使う事を考えると、やはりハミンのサイド/ダウンは魅力的な選択肢だと言わざるを得ません。
次回はこれらの基本をベースとして、いよいよライブスコープ等の最新振動子について考えてみたいと思います。
It often happens.
(よくある事だよ)
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コメント
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いつも楽しく読ませていただいています。
日本からアメリカ参戦している選手はハミンが多い気がしますね。
各フィールドの地図もあり、360もあり、メガライブがあれば、一択な気もします。
(青木選手はガーミンですね。)
私も魚探を入れ替えます。
思い切って、古いローランス2台からガーミンウルトラ10&12の2台(+ライブスコープ)にしようかと。
Ken Dさんの仰るように一番大事なのはGPSの地図なので、ローランス詳細マップ(琵琶湖)は捨てがたいですね。
魚探は購入済みなので、明日、琵琶湖の業者と相談してローランスを残すか決めたいと思います。
いずれにしろ、Ken Dさんの魚探選びがどう展開していくのか楽しみにしています!
応援しております!
いつもありがとうございます!
今までどうしてみんなハミンなのかな?と不思議に思っていましたが、なるほどと思わせられました。。。
いずれにせよウルトラは良い選択肢だと思います(^^♪
ただ正直、ローランスの地図は優秀なのであった方が良いような気がします。。
こんにちは。
昨日、琵琶湖の業者さんと打ち合わせました。
メカの3人とも口をそろえて「琵琶湖ならGPS地図だけでもローランスは残した方がいい」と言われました。
これにともない、バッテリーシステムやマウントなど出費が嵩みそうです。笑)
なんだかこれだけで悩みや不安が増えてきて、少しストレスに感じてしまいますが、Ken Dさんのアメリカ挑戦に比べるととるにとらない悩みや不安なんだと思います。
Ken Dさんも琵琶湖移住やアメリカ挑戦など環境の変化が大きいと思います。
人間とは環境の変化には知らぬ間に心身ともに影響を受けるものです。
もちろん良い影響も悪い影響もあるかと思いますが、どうぞお体だけは無理ないようご自愛くださいね!応援しております。
やはりそういうけつろんになりましたか・・・!
台数が増えてしまうので悩ましいですが、琵琶湖だとやっぱりロランスの地図は大きいと思います(;^ω^)
悩みも不安も尽きませんが、それを乗り越えるからこそ悦びもまた大きくなるのだと考え、頑張っていきたいですね(^^♪
応援ありがとうございます!!