13Jul
2015年にモデルチェンジした、シマノの実用スピニング・15ツインパワー。
自分自身も先代の11モデルから愛用しているのですが、このほど代替えで購入しました。
数々の新技術が搭載された一方で、実は失ったものも・・・
というわけで今回は、15ツインパワーのちょっとした注意点のお話です。
●コアプロテクトにより防水性向上
まず今回のモデルチェンジの目玉の一つが、「コアプロテクト」と呼ばれる防水性能の向上です。
ダイワのマグシールドへの対抗策と思われますが・・・正直、個人的にはちょっと懐疑的です。
個人的にはこれまでもS-ARBなど、シマノの防錆技術にがっかりさせられてきた経験から、本当に錆びないのか?という疑念が拭い切れません。
それもSWモデルのような特殊グリスを用いたガチガチの防水ではなく、撥水程度・・・のようですので、余計に心配が増してきます。
参考:【’15ツインパワーの分解調査とフルベアリング化】ー(「のぶの散財日誌」さんより)
●分解整備は少し厄介に
しかしそれより何より、個人的に一番引っかかっているのは「分解整備の難しさ」です。
実際には出来ない事はないと思いますが、メーカーとしてはユーザーに分解させない方向に進んでいると思われます。
(その意思を示すように、ネジもトルクスビスに変更されています。普通のプラスドライバーじゃ分解できません・・・)
基本はメーカーにオーバーホールを依頼する、という事自体は間違っていないと思います。
しかし部分的にちょこっとグリスアップしたいシーンはあると思いますし、チューニングも盛んになってきている現代で、この方向性はどうなのでしょう。
ダイワがマグシールドを搭載してから分解しにくくなって、やっぱりリールはシマノかな?と思っていたのですが、こういう所まで追従してくれなくて良いのに・・・と少し残念です。
●ローターの逆転レバーも廃止に
もう一つ重要なポイントは、防水性向上のために「ローターの逆転レバーが無い」という点です。
そう、15ツインパワーでは、ハンドルを逆転させてラインを出すことが出来ないのです。。。
確かによく考えてみれば、ほとんど使う機会が無い気もするのですが・・・これまであって当然だっただけに驚きです。
ドラグを使ってラインを引き出すなど、慣れれば問題ないのかもしれませんが、これはさすがに賛否両論出そうな気がします。
▼犠牲も多い?防水性の向上
そんなわけで、今回のモデルチェンジの目玉の1つとも言える防水性の向上ですが、トレードオフで失ったものも少なくないように感じます。
これによって劇的な改善が見られれば良いのですが・・・実際には使い込んでみないと分かりませんので、また後日長期インプレを書いてみたいと思います。
次回はもう一つの特徴、「耐久性の向上」について書いてみたいと思います。
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