30Mar
以前も書きましたが、今最も気に入っているオールマイティーなベイトリールは13メタニウムで、現時点で3台所有するなど愛してやまない名機です。
関連記事:【「他に何も要らない」13メタニウム純情物語 – ①】
それと並行して、シマノ・12アンタレス(ノーマルギア)も琵琶湖のボートフィッシングで1シーズンあまり使用してきました。
アンタレスには高価格なりの違いがあるのか?
それとも、13メタニウムがあれば他に何も要らないのか???
ごく個人的な意見ではありますが、今回から全3回に渡って、ディープなレビューを記しておきたいと思います。
よろしければお付き合い下さい。
(上記画像は社外ハンドル「ZPI・イナーシャ」装着済)
●最大の違いは「ボディ剛性」?
アンタレスと言えばロングキャストの代名詞ですが、実は最大の違いはボディ剛性にあるのではないかと思っています。
フィッシングショーでシマノのリール担当の方に伺ったのですが、13メタニウムはマグネシウムをメインとしながらも、サイドプレートなどボディの一部に樹脂(CI4?)が使われているそうです。
それに対し、12アンタレスはマグネシウムによるフルメタルで、ボディ剛性はかなり高いとの事。
(※訂正:ボディフレームはマグネシウムですが、サイドプレートはアルミだそうです。何でも表面の鏡面加工をするためだとか・・・)
数値化が難しい要素ですが、ディープクランクなど高負荷の巻き物時には明確に差が感じられる・・・と思います。
とにかく巻いた時の精密さと言うか、カッチリ感が一段違うように感じられるのです。
よく「シルキースムーズな巻き心地」と形容されますが、ブラス(真鍮)製メインギヤの効果のみならず、高いボディ剛性によるギヤの噛み合わせの良さがもたらす性能ではないかと考えています。
(ちなみに13メタニウムのメインギアはアルミ合金であるジュラルミン製。硬くて軽いものの、柔らかいブラス素材の方がリトリーブ時の滑らかさが出やすいようです)
このボディ剛性の高さは分解整備時にも強く感じたのですが、びっくりするほどケースの造りが重厚に出来ています。
一体何mm厚のメタルなのか・・・
では、ボディ剛性が高いと何が良いのでしょうか?
個人的には、「巻き上げトルクの高さ」が最大のメリットだと考えています。
ギア比で巻上げトルクが変わるのは当然ですが、同じ1回巻き取り量のリールであってもだいぶ大きな差があります。
(子供の頃に買った、20年以上前のリールを巻くと良く分かりますw)
内部機構はもちろんですが、ギヤ同士をしっかり噛み合わせるには、ボディ剛性が重要な役割を果たしていると思うのです。
ディープクランクを1日巻き続けるのは相当な重労働なのですが、ロングハンドル+12アンタレスの組み合わせによって、だいぶ楽になったと実感しています。
感覚的にはミッドダイバーくらいの抵抗感でフルサイズのディープダイバーを巻く事が出来、これが最大のメリットと感じています。
これくらい巻上げトルクがあれば、カルカッタコンクエストのような、巻き物に特化したローギアリールの必要があるのだろうか・・・?と思ってしまうくらいです。
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