アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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愛と憎しみのワンテン

メガバス・Vision110「ワンテン」。
世にある全てのルアーの中で、私が最も溺愛する銘品です。
ワンテンはなぜ釣れるのか?その秘訣について考えてみたいと思います。

●名実ともにNO.1ジャークベイト。しかしその理由は?

私が最も好きな、そして最もバスをキャッチしているルアー、「ワンテン」。
このルアーについてインプレッションを書こうと思った事は、これまで幾度となくありました。
しかし思い入れの強さから、中途半端なものは書けない・・・という気持ちがあり、なかなかアップするに至りませんでした。

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国内外のトーナメントでの実績を挙げるまでも無く、良く釣れる、という事はもはや疑いないと信じています。
私自身は、あらゆるルアーの中で最も多くのバスをワンテンで釣っています。
しかし、「なぜこんなに釣れるのか?」については、ずっと考え続けていても、未だに明確な答えが見つかりません。

正解には、まだ遠く及ばないかもしれませんが・・・ワンテンが釣れる秘訣について、今考えている事を書いてみたいと思います。

★ビジョンONETEN(メガバス) スペック

ONETEN_MAIN1
(メガバスHPより)

スローフローティング
サイズ:110.5mm
ウェイト:1/2oz
重心:重心移動
サウンド:ラトルあり
純正フック:カツアゲフック #6 (?)(発売時期によって異なる模様)
スプリットリング:♯2(?)

●大嫌いだったメガバス

私は全てのルアージャンルの中で、ジャークベイトの釣りが最も好きです。
10年くらい前は、いつも野池やリザーバーで、フラッシュミノー(ラッキークラフト)やM-1インスパイアミノー(エバーグリーン)などを投げまくっていました。
自分の中では、ライトリグより確実に魚を獲れるんじゃないかという気さえしています。

img
(ラッキークラフトHPより)

当時からワンテンの存在は知ってはいたものの、小規模フィールドでは大き過ぎる気がして、興味を持っていませんでした。
そしてさらに、当時の私はメガバスというメーカーが大嫌いだったのです・・・。

何故かと言うと子供の頃、メガバスのルアーは超貴重品でした。
ほとんどコレクターズアイテムと言って良いほどレアで、釣具屋で普通に見かける事はまず不可能だったと思います。
雑誌に登場する美しいメガバスルアーを、何か別世界の芸術品のように見つめていたことを思い出します。

MARGAY
(メガバスHPより)

しかし、何故か雲の上の存在であるはずのマーゲイを持っている友達がいました。
聞くと、父親がメガバスだか釣具屋だか、関係者と仲が良いので特別に入手できたとか・・・。
その自慢加減が面白くなかった当時の私は、根がかりで失くしちまえと思いながら、ひたすらパチモノのシャッドを投げていました(苦笑)。

そんな田舎の少年だった私にも、ある時都会の釣具屋に連れて行ってもらう機会が巡ってきました。
そこは雑誌にもよく載っており、メガバスが取り扱われている事でも有名でした。
ついに辿り着いた夢の場所で、お年玉を握りしめながら私は言いました。
「マーゲイ下さい!」

しかし店の親父さんはさも面倒臭そうに、「無ぇよ」とだけ一言(泣)。
有名ショップですら滅多に入荷しない状況なのに、何も知らない田舎のガキが・・・感が満々でした(苦笑)。
そんなわけで夢破れた少年は、メガバスなんて絶対要らない、と心に固く誓ったのです。。。
(ですのでメガバス本社は何も悪くありませんw)

●琵琶湖での衝撃的出会い

そんな私が初めてワンテンに出会ったのは、琵琶湖に通い始めた2000年代後半頃でした。

縁あって同船させて下さったアングラーの方が、結んでいたのが因縁のメガバスルアー、ワンテン。
対して、私は絶対の自信を持つM-1インスパイアミノー&阿修羅(OSP)&フラッシュミノーのヘビーローテで挑みました。

img_products_main_asura925sp
(OSP HPより)

しかし結果は、数はともかくサイズ・ウェイトでボコボコに完敗・・・。
さらにトドメに、そのアングラーの方は翌日のトーナメントで2位表彰台に輝いていたのです。

時は流れ、その頃はメガバスルアーも普通に量販店で入手できる時代になっていました。
目の前で50UPをボコボコに連発された私は、ついに少年の日の誓いを破って、禁断のワンテンを手にとったのでした・・・。

昔話が長くなり過ぎましたので、に続きます・・・。
 

 
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