17Sep
(シマノHPより)
PEの新時代を切り拓く?超高比重PEライン、「セフィアG5 PE」。
今回、「比重1.25~1.43」という幅の謎が解けましたので報告します。
さあいよいよ、PEはフロロの領域へと踏み込んでいくのでしょうか!?
●PEライン革命!ついにフロロの領域へ?
以前レポートした超高比重PEライン、「セフィアG5 PE」。
関連記事:【PE革命来たる!?超高比重PEライン「セフィアG5 PE」登場!】
ナイロンを遥かに超える高比重で、フロロの領域に踏み込めるPEとなるのでは!?と、大きな期待を寄せています。
しかし、メーカー公式HPの気になる説明、「比重1.25~1.43」。
前回、この幅は一体何なんだ!?と書きましたが、あっさりと謎が解けましたのでご報告します。
●号数ごとに異なる比重
実は製品パッケージの裏に、説明が書かれていました。
それによると、
・0.5号→比重1.43
・0.6号→比重1.36
・0.8号→比重1.32
・1.0号→比重1.25
つまり比重1.25~1.43というのは、号数毎に比重が異なる、という事だったようです。
(HPにも書いておいてほしかったですね・・・)
●「5本撚り」の構造に理由が?
さて、ではなぜ太さで比重が違うのでしょうか?
あくまで私の推測なのですが・・・これは「5本撚り」という特殊な構造に理由があるのではないかと考えています。
セフィアG5 PEでは、中心に超高比重のフッ素繊維、そしてそれを4本のPEの繊維で包み込む形になっているようです。
言い換えれば、通常の4本撚りPEの真ん中に、「オモリ」としてフッ素繊維を1本通したような構造と言えます。
で、ここからは完全に個人的な推測なのですが、この中心のフッ素繊維は、どの号数でも同じ物を使っているのではないでしょうか?
つまり真ん中の高比重ラインが全部同じで、号数が上がれば周りのPEだけが太くなっていくので、相対的に重いフッ素繊維の比率が下がる・・・。
これによって、細いほど比重が高い(重い)、太いほど比重が低い(軽い)、という現象が起こっているのではないかと思うのです。
このような製法を取る理由は何かといえば、たぶん「コスト」かな・・・と。
真ん中のフッ素繊維を各号数で共通化する事で、比較的リーズナブルな価格を実現しているのではないかと思うのです。
どうでしょうこの推理、当たりか外れか???
●号数が違えば、違うラインを使う様なもの?
ともかく、比重1.43と比重1.25はおそらく全然違う使用感になるだろうと思います。
比重1.05のキャストアウェイPEでさえ、普通のPE(比重0.98)との違いが分かる位ですので・・・。
また、上に書いた私の推測が正しければ、ラインのコシなども号数によってかなり違ってくる可能性があります。
なぜなら号数が変われば、ライン全体に対する真ん中のフッ素繊維の割合が変わるわけですので・・・
例えばその繊維が硬ければ、細番手ほどコシが強くなる、などの使用感の差が出てくるのではないかと思うのです。
●とにかく期待は大。まずは0.6号から?
そんな訳で、比重の幅の謎が解けました。
これでスッキリして買い物ができますが・・・残る問題は何号を選ぶか?ですね。
この手のハイブリッドPEは、他の商品だと表示の号数より太めであることが多いように思います。
ですから現在、浜名湖シーバスにG-soul アップグレードの0.6号を使っている事を考えると、0.5号を選びたくなります。
あと、細いほど比重は高く設定されていますし。
関連記事:【myベストPEライン、「G-soul X8 アップグレード」に新ラインナップ登場】
しかしデータを確認してみると、0.5号だと8lbの引っ張り強度。
大型シーバスや、琵琶湖でのパワーフィネスを考えると不安が残ります。
というわけで1番手上げて、まずは0.6号-12lbから試して見ようかなと思っています。
0.6号でも比重は1.36ありますので、かなりフロロに近い沈み具合なのでは?と期待しています。
これが現実のものになれば・・・いよいよ、PEはフロロの領域にまで広がっていくのかもしれません。
というわけで、使い次第インプレをアップしたいと思います。
既に使った方がいらっしゃれば、ぜひ感想を教えて下さい!
★追記:実釣インプレが届きました!
関連記事:【本気のライトリグテスト!「セフィアG5 PE」はフロロに取って替わるか!?】
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