アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

巻上げトルク向上に、効果抜群の「ロングハンドル化」。
しかし良いハンドルは高価で、なかなか手が出ないのも現実です。
今回は何と、たった3000円なのに高品質な1品を発見したので報告します。

 

●効果抜群、値段も抜群・・・の社外ロングハンドル

リールチューニングの基礎として定着した感のある、ロングハンドル化。
以前記事にしましたが、その効果は確かに体感できる違いとなって表れると思います。

（ZPI HP より）

関連記事：【ZPI・イナーシャの実力拝見！ロングハンドル化は本当に効果があるのか？】

しかし問題はその値段で、どの製品もなかなか高額・・・。
そこで安価な製品に手を出したのですが、剛性が低くて駄目だった・・・という失敗談は、上の記事に書いた通りです。

 

●安くて強い！純正ハンドルの流用

そこで私が考えたのは、メーカー純正品のハンドルを流用する事でした。
溺愛する13メタニウムのハンドル長は84mm（シマノ風に言うと42mm）なのですが、ＸＧモデルのみ96mmのロングハンドルが標準になっています。

そこでこのエクストラハイギア用の96mmハンドル部品を注文して、ノーマルギアやハイギアモデルに流用しているのです。
（詳しくは下記参照ください）

関連記事：【「生粋のジャパニーズ・ベイト」13メタニウム純情物語 – ②】

純正品なので、剛性感もバッチリ。
たった2500円程度で、高品質なロングハンドル化が出来てしまう・・・という訳です。

しかしそれ以上のスーパーロングハンドルとなると、手頃なラインナップがありません。
（ハンドルノブと組みでの販売など、安くなかったりする）
そんな訳で、100mm以上のロングハンドル化には、社外品を頼るしかありませんでした。

 

●純正102mmスーパーロングハンドル登場！

しかしこまめにパーツリストをチェックしていたある日（暗いですね）、ついに発見してしまったのです。
何と102mm＆オフセットの純正スーパーロングハンドル装備の、「’15炎月CT」！

(シマノＨＰより)

バサーの皆様には、「何それ？」というリールかもしれません。
これは海の鯛ラバ用だそうで、巻きトルクが要るため標準で102mmのスーパーロングハンドルが装備されています。
そしてこのハンドルが何と！たった3000円（税抜き）で部品注文できてしまうのです。

（部品番号11番。シマノＨＰより）

 

●13メタニウムにバッチリ適合！

という訳で早速注文して、13メタニウムにつけてみました。
結論として・・・15炎月CT用102mmハンドルは、13メタニウムに適合します！

形状的に、おそらく15アルデバランやカルカッタコンクエスト等、最近のシマノベイトリールには大体適合しそうです。
（未確認ですが、たぶん12アンタレスなどドラグ形状が特殊な物以外には付きそう）

ただし固定するナット等が流用できませんので、こちらも同時に注文しておく必要があります。
上の部品番号で言うと1,2,111番・・・合わせて500円くらいでしょうか。

 

●長い上にオフセット！

ちなみに96mmロングハンドルと比較してみると、確かに長くなっている事が分かります。

（上：102mm 下：96mm）

画像で見ると大した差に見えないかもしれませんが、+8mmの効果は絶大。
おそらくほとんどの方に、違いを実感してもらえるのではないかと思っています。

そしてこのハンドル、嬉しい事にオフセットハンドルとなっています。

ハンドルノブ部分がセンターに寄ることで、よりリールに近い位置で巻く事が出来ます。
ロッドを握る中心部分に近づくわけですから、その分力が掛かりやすい・・・という訳です。

 

●社外品はもう要らない！？

安くて丈夫、その上オフセットまでしている純正ロングハンドル。
これさえあれば、もう社外品は要らないのか！？・・・というと、そうでもありません。
純正品なので品質は高いのですが、決して軽くはないのです。

すごく重いとも感じませんが、やはり社外品のカーボンハンドルの軽さには敵いません。
巻き上げトルクを求めるだけなら充分でしょうが、軽量化を求める場合には向かないと言えるのではないでしょうか。

 

●長ければ良い訳でも無い

ところでこのロングハンドル、人によってはかなり賛否両論があります。
今回は詳しく突っ込みませんが、結論として「体格と巻き方」によって意見が違うのではと考えています。

例えば手首だけでコンパクトに回す場合、快適に回せるハンドル長には限界があります。
当たり前ですが、手の長さ以上のハンドルは回せないからです。
（極端な話、300mmのハンドルがあったら手首で回すのは無理ですので）

つまりその人の手の長さによって、快適に巻けるハンドル長は違うのではないかと思います。
そして私の場合、快適に手首巻きできる限界は96mm程度かなと感じています。

 

●「肘巻き」と「手首巻き」

ではなぜ今回、わざわざ102mmのロングハンドル化をしたかと言うと、「ノーマルギアでディープクランクを巻くため」です。

私は13メタニウムのノーマルギアでディープクランクを巻いているのですが、やはりローギアでないので巻き抵抗は大きめです。
これを出来るだけ楽にするために、よりトルクのある102mmハンドルに交換したのです。

こんなに長いハンドル、快適に巻ける？とよく聞かれますが、私の場合手首巻きではキツいです。
しかし肘を支点にした、「肘巻き」で巻くには丁度良い。
そしてディープクランクのような重い巻き物には、スピードは無くてもトルクを掛けやすい「肘巻き」が適していると思うのです。

という訳で、スーパーロングハンドルの「肘巻き」で巻くディープクランキング。
非常に安く、簡単に改造できますので、ぜひ一度お試しください。

 

 

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