2Dec
防水性の劇的向上を謳ってデビューした、シマノ最高峰スピニング「14ステラ」。
しかし私の周囲では、錆びたという衝撃の声がちらほら・・・。
注油レス化は本当に可能なのか?その対策を考えます。
●注油禁止!!のラインローラー
2014、2015年に相次いでアップデートされたシマノ・14ステラ&15ツインパワー。
今回のモデルチェンジでは、防水機能の向上が大きなトピックとなっています。
関連記事:【15ツインパワーの注意点 – 防水性と引き換えに失ったもの】
それに伴って、個人的に驚いた変更がありました。
それが・・・ラインローラーへの注油禁止。
おそらくスピニングで最も錆びやすいラインローラー部分に、撥水性のあるシーリング?を採用したため、注油が不要になったとの事です。
それに伴って、前モデルに設定されていた注油用のオイルインジェクションは廃止。
ソルトで使うなら、ラインローラーへの毎回注油は必須・・・と思っていた私にとって、これはかなりの衝撃でした。
●「錆びる」の声続々!
驚きはしたものの、メンテナンスフリーになって有難いなぁ・・・くらいに考えていました。
しかし14ステラ&ステラSWを使っている知人から、次々と「ラインローラーが錆びた」という話を聞くようになったのです。
工業製品である以上完璧はありませんので、ネットをチェックすればどんなリールでもトラブルの1つや2つは見つかるものです。
けれども今回は、直接の知り合いでしかも3人・・・。
私自身は15ツインパワーを使っているのですが、同様の防水機構を備えている以上、さすがに危険を感じるようになりました。
関連記事:【もはや劣化版ステラではない?15ツインパワーは剛性のハイエンドスピン】
●オイルじゅぶじゅぶ作戦
対策としては、ヘッジホッグなど社外品のベアリングに交換するといった方法があるようです。
しかしとりあえず私のとった作戦は・・・とにかく「毎回オイルを差しまくる」。
使用後にラインローラーの隙間から、大量のオイルを注油してみる事にしたのです。
(メーカーの警告を無視する形になりますので、もちろん自己責任になってしまいますが・・・)
とりあえず今のところ、今シーズン使ってきて不具合は出ていません。
15ツインパワーに関しては、まだ「錆びた」という生の声を聴いていませんので注油の効果なのかは不明です。
ただ、14ステラと仕組みが違ってツインパワーなら大丈夫・・・という事も無さそうなので、今後も続ける予定です。
(もしこれで錆びたら、すぐにご報告します!)
▼注油レス・メンテナンスフリーは夢物語なのか?
シマノ・ダイワともに、近年リールの防水性を強化してきています。
それに伴って、注油レス・メンテナンスフリーが謳われるようになってきていますが・・・正直、不安です。
回転する機械、それも思いっきり塩水で使う物を完全防水にする事は出来ないのでは・・・と思えてしまうのです。
だとしたら内部に水が入るのは仕方ないと腹を括って、逆に排水&注油しやすい構造にする方が良いような気もします。
最近のベイトリールはこうした設計思想だと思うのですが、この方が実用的のように思えてなりません。
(05メタニウムは錆びまくりましたが、排水性が良くなったため?13メタニウムでは防錆性能が上がっています↓)
関連記事:【「生粋のジャパニーズ・ベイト」13メタニウム純情物語 – ②】
リールの防錆対策については、私も試行錯誤の真っただ中。
良い知識をお持ちの方には、ぜひぜひ教えて頂きたいと思います。。。
★追記:何人かの方から、「KenDってシマノ派じゃなかった?そういう事書いちゃう??」と、ご心配のメッセージを頂きました。ありがとうございます。
私はシマノ好きですが、信者というわけではありません。
メーカーにこだわらず、自分が一番良いと思えるものを探していたら、最近はシマノの割合が増えたというだけです。
もちろん何か貰っているわけでも無く全て自腹購入していますので、思う所は率直に書かせて頂きました。
ステラやツインパワーが駄目な製品だ、とdisっているわけではありません。逆に好きだから使っているわけです。
完璧な工業製品は存在しないと思っているので、むしろユーザーからの声を上げる事で改善を期待している次第です。
本当に大切な人には、あえて厳しい事も言う・・・そんな感じと思って頂ければ幸いです。
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