14Dec
モリゾープロの名言、「フットボールはディープクランクである」。
ディープボトムを素早く探り、リアクションで喰わせる「サーチ系」。
数あるフットボールジグの1つのタイプについて考えます。
●フットボールジグの利点と欠点
冬のボトムゲームの主役、フットボールジグ。
以前、その特徴と利点をまとめてみました。↓
関連記事:【イチからまとめるフットボールジグの基本】
今回は「引っ掛かりやすい」という欠点をカバーするガード付フットボールジグ、「リアクションフットボール」についてお話してみたいと思います。
●「引っ掛かりやすい」が最大の弱点
フットボールジグ最大の弱点。
それは1にも2にも「引っ掛かりやすい」という事では無いでしょうか。
これは以前解説した「高いフッキング性能」、そして「ボトムの捕えやすさ」と引き換えになってしまうため、仕方ない所ではあります。
しかし、例えばディープボトムに生える残りウィード、あるいは僅かな隠れオダに絡めたい・・・。
そんな時、ここぞのピンで根がかってしまっては、元も子もありません。
というわけで、「引っ掛かりにくいフットボール」は無いものでしょうか?
●「ガード付フットボールジグ」という選択
という訳で登場するのが、「ガード付フットボールジグ」です。
有名なもので言うと、例えばエバーグリーンのリアクションフットボール。
通常フットボールに付いたガードは、「おまけ」程度のライトな物が少なくありません。
しかしこのジグ、かなりしっかりとしたガードが付いています。
ガイドの大西プロは、何とカバー撃ちにも使用しているそうです。
私も使ってみたのですが、軽めのウィード位なら余裕で回避してくれます。
というかむしろ、ディープで使うには強過ぎるような気も・・・。
(遠くでフッキングするので、シャローに比べフッキングパワーが伝わりにくい)
というわけでロングディスタンスで使う場合は、少しカットした方が良いと思っています。
(ジグのガードのカット法については、またあらためてまとめます)
●太軸&ロングシャンク
フットボールはフッキング性能を重視して、細軸~中軸フックが多い気がします。
しかしロクマルの可能性が充分にある琵琶湖では、個人的には結構怖いのも確か。
リアクションフットボールはしっかりとした太軸で、ビッグバスを相手にするにも安心です。
太軸だとフッキングが悪いのでは?と言う点が心配ですが、ロングシャンク化されているので貫通力は高そう。
ガードさえ工夫すればハリ掛かり良好なのではと、試行錯誤中です。
(ただ、フッキングパワーの高いロッドセレクトは重要だと思います↓)
関連記事:【キャスト・アクション自由自在!振るだけで楽しいグロリアス「ワイルドスティンガー」】
また、ロングシャンク化によってスイミング姿勢も安定すると思います。
●広く速く探る、「ディープクランクの延長」?
ところでこのリアクションフットボール、3/4oz程度の重めのウェイトを基本とし、速めのリフト&フォールでディープボトムを素早くサーチするのがコンセプトなのだそうです。
ボトムの変化等を探しつつ、クイックなフォールでリアクションバイトを誘うのだとか。
製作者のモリゾープロによれば、
なのだとか。
この一言、私的にはかなり名言だなぁと思いました。
フットボールの苦手意識が強かった私は、広いディープフラットをスローなアクションでズル引き続けて、忍耐力が続かない事が良くありました。
しかしスピーディなリフト&フォールでボトムを泳がせて、ウィードエッジやブレイクを感知したところでスローダウンしても良いんだ、と思えてからフットボールが楽しくなりました。
(これなら高速巻きしてウィードにコンタクトさせてから、丁寧にほぐすウィードコンタクト・クランキングと同じじゃないか・・・と。)
▼サーチ系フットボール。1点シェイクは苦手?
というわけで、クイックな特性が持ち味のリアクションフットボールは、いわば「サーチ系フットボール」と言えるかと思います。
ディープクランクが届きにくい6m以深のサーチベイトという感覚で、5/8~1oz程度を使い分けて使っています。
しかしそのクイックな特性の裏返しとして?1点で動かさずにシェイクしたりする性能はあまり高くない印象。
ですので、いわゆる真冬のジグ&ポーク・・・みたいな、超スローダウンゲームには向かないのではと感じています。
そうした用途は、「スタンドアップ系」と呼ばれるフットボールジグの得意分野。
というわけで次回は、こちらについてお話ししたいと思います。
★追記:その前にリアクションフットボールの追加記事をUPしました↓
関連記事:【「横アイ」に秘められたリアクションフットボールの意志】
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