13Mar
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低価格ながら、スペシャルなスペックが揃うゾディアス。
もはや高級ロッドは要らないのか?という疑問に、真っ向から対峙するロッドがあります。
異色の「ヘビーソリッド」には、勝つための極限が追い求められていました・・・
皆さんこんにちは、KenDです。
福島健プロが、バサーオールスタークラシックを戦い抜いたたった1本のロッド、FACT HFAC-70HST。
「ソリッドティップのヘビーロッド」という驚愕のスペックの狙いはどこにあるのか?
今回は、この日本的ロッドの極地とも言える1本について考えてみたいと思います。
5段階と無段階のエレキの違い
ソリッドティップに対する私のイメージとしては、とにかくまず「食い込みが良くなる」というものです。
もちろんこのロッドにおいても言えるのだそうで、24~30tくらいの張りを抑えたカーボンを削って出来たティップは反発力が弱く、魚が食い込んでもバイトを弾かないのだそうです。
ブランクの芯まで中身の詰まったソリッドティップは、一般的な中空のチューブラー素材に比べて「曲がり方に段が無い」のも特徴とのこと。
チューブラーだと曲がり方に角がある感じになるらしいですが、素材が潰れないソリッドは無段階に曲がるのだそうです。
このため、ロッドを立てて軽くティップに糸の重さを感じた状態から、バイトに応じてしなやかにティップが追従してくれる・・・。
それはあたかも、「5段階と無段階のエレキの違い」のようだ・・・と言うエバーグリーンの方の説明には、なるほどと唸らせられました。
ともかく、特に近距離戦での食い込みの良さはチューブラーでは成しえない領域との事でした。
バイトを増やすティップ
しかしソリッドのメリットはそれだけにとどまらず、何と「バイト自体をも増やす」事が出来るというのです。
それはどういう事か?というと、しなやかなティップはルアーの移動距離を最小限に抑え、ストラクチャーを舐めるように丁寧に動かす事が出来るのだとか。
それによって、カバーから少しでも離すと喰わなくなる、難しい個体を反応させられるのだそうです。
場所によっては舐めすぎてカバーに喰われてしまい、根掛かりが多くなるため、使い所を選ぶ必要はあるとの事。
しかし、バイト自体を増やす事が出来るというのは、熾烈なTOP50の戦場で大きなアドバンテージになっているのかもしれません。
ソリッドは感度が良い!?
そして第3のメリットも非常に意外なものでした。
何とソリッドは感度が良いため、これまで気付けなかったバイトを拾えるというのです。
ソリッドと言うとメバルロッドのようなダルいフィーリングを想像してしまうのですが、FACTで採用しているのは「硬めのショートソリッド」。
その下のベリー~バットは真逆の高弾性な素材を使う事で、チューブラーで作ったEX.ファーストのソフトティップよりも感度が良くなるのだそうです。
これはなるほどと思ったのですが、さすがに硬いティップの高弾性ロッドよりは感度面で劣るだろうと思います。
しかし比較対象はそこでは無く、あくまで同じテーパー・フィーリングの竿を作った時に、ソリッドの方が感度で勝る・・・ということのようです。
これによって、コン!と走る明確なアタリだけでなく、喰ったままその場でジっとしているアタリにも、ラインの重みの変化で気づく事が出来る。
ラインを弛ませた状態でアタリを取る感度には、明確なアドバンテージがあるのだそうです。
結果として、これによってもモノに出来るバイトの数を増やせるという事でした。
頂点で「勝つ」ための極限スペック
しなやかなソリッドティップで繊細に動かし、丁寧にバイトを聞き、高弾性でストップ感のあるベリー~バットセクションで一気に掛ける。
他のアングラーに取れないバイトを確実に獲っていくための、まさにフィネスを極めたヘビーロッドが、FACT HFAC-70HSTなのだろうと思いました。
福島プロはこの右腕に、5gパンチショットリグのみを組み合わせてオールスターを戦い抜いたそうです。
1/8~1/4oz程度の軽めのシンカーを用いたフィネスなカバー撃ちで、最高峰トーナメントを制するための異色のスペック。
しかしソリッドのメリットを理解する「違いの分かる」アングラーには、もはやチューブラーは使えなくなってしまうのだそうです。
もちろんキャストのしにくさやバラシやすさなど、デメリットを補うだけのアングラーの腕が求められるのは大前提だろうと思います。
(しかし慣れると、ティップだけのキャストが小さいモーションでしやすいとか)
しかし、ヘビーロッドをフィネスに扱う異次元の世界は、頂点の戦いを制するためにどうしても必要な武器なのでしょう。
ハイエンドロッドの必要性を証明する1本
前回も書いた通り、今の私の好みは「硬いのに曲がる」系のテイストのロッドです。
シリーズで言えばワイルドサイドやエクスプライド、ゾディアスなどが多くなっています。
特にゾディアスでは劇的に低価格化が進み、しかもそれでいて高度に専門分化している・・・という、ロッド業界にはドラスティックな変化が起こっていると感じます。
しかし、もはや高級ロッドは要らないのか?という疑問には、このHFAC-70HSTが明快な答えを示してくれていると思います。
この極限のスペックは、決して量販モデルで実現できるものではないでしょう。
その意味で、レーシングモデルという表現にも納得させられる気がします。
もしもこのロッドを使いこなせたなら、福島プロに見えている景色が自分にも見えるのだろうか・・・。
そんな事を思うと、今一番気になって仕方が無い1本が、FACT HFAC-70HSTなのでした。
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